コンテンツSEOに向いていない会社と向いている会社について

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コンテンツSEOに向いていない会社と向いている会社について

効果的なコンテンツSEOに取り組むことで、特定のキーワードだけでなく関連性のあるキーワードの検索順位が改善したり、トラフィックが増加したりといったメリットがあります。
しかし実際には、「コンテンツSEOを取り組んでいるが、検索順位が上がらない・・・」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「コンテンツSEOに向いていない会社と向いている会社」について解説します。

1.

コンテンツSEOに向いていない会社の特徴

以下では、コンテンツSEOに向いていない会社の特徴についてまとめています。

1-1.

短期間で成果を期待する会社

ユーザーにとって有益なコンテンツをアップして検索キーワードの順位改善やトラフィックの増加を狙っていくのがコンテンツSEOであり、「長期にわたり継続する」ことが大切です。それゆえ、「短期間で成果を期待する会社」には向かない傾向があります。

広告よりも費用がかからないコンテンツSEOに、費用対効果の高い広告的な効果を期待してはいけません。短期間で売上げや認知度のアップなどの成果を期待するのであれば、リスティング広告やキャンペーンを出したほうが効果的です。

継続的に良質なコンテンツを積み重ねてユーザーとの接点を作り出し、トラフィックの増加を狙っていくのがコンテンツSEOなので、始めるのであれば先ずはそのことをしっかり認識することが大切です。

1-2.

ユーザーの悩みに応える(有益な)コンテンツを作れない会社

コンテンツSEOは、ユーザーの悩みに応えるような情報を継続的に投稿してトラフィックの増加を狙う手法です。
そのため、むやみに目的もなくコンテンツを投稿すれば良いというものではありません。結果的に大した成果も得られず疲弊して継続できなくなってしまうことが懸念されます。

 

リスティング広告やキャンペーンのように費用対効果の予測を立てやすい施策と違って、コンテンツSEOの場合は「どのくらい施策を続けたら、トラフィックにつながるのか」といった予測を立てることが困難です。だからこそ、コンテンツSEOは継続するのが難しいというのも現実です。

 

そのため、下記のような目標を定めることである程度の目処をつけることができます。

 

  • 流入率のアップ
  • セッション回数のアップ
  • コンバージョン率のアップ
  • ビッグキーワードで検索結果に上位表示させる

 

このような目的を定めたら、ターゲットキーワードで上位表示されているサイトのコンテンツを分析したり、ペルソナ設定を行うなどしてユーザーの悩みに深く寄り添ったコンテンツを作る必要があります。

 

1-3.

質より量を優先している会社

コンテンツSEOは、「質より量を優先している会社」には向いていません。
もちろんユーザーが本当に欲しい情報に遭遇できるように、情報量を確保することが理想ですが、どれだけ量が多くでも「質の悪い」コンテンツであれば誰も読んではくれません。

コンテンツSEOを始めたばかりのときは、コンテンツがなければ検索エンジンによるクロールが行われないため、何よりもWEBサイトに関連するコンテンツを増やそうと躍起になります。コンテンツはないよりもあったほうが良いことは間違いではないのですが、ターゲットや目的を明確にした上で「ユーザーが求めている」、「役に立つ」、「質の高いコンテンツ」の量を確保できることが一番です。

質よりも量を重視している会社は、他サイトのコンテンツにもすでに存在しているような内容に似通った情報を提供している傾向にあります。それゆえに、オリジナル情報や専門的な知識が乏しいコンテンツばかりが目立つことで評価されにくく、専門家が書いたような知識が豊富な他サイトのほうがより検索エンジンに評価される傾向にあります。

1-4.

商品やサービスの宣伝で認知度の拡大を優先する会社

WEB担当者の中には、コンテンツSEOを実施することに関して上司や経営陣を説得するのに非常に苦労している方も多いようです。
とはいえ、コンテンツSEOをきちんと理解した上で進めないと、後々になって作成したコンテンツに自社の商品やサービスに関連することが含まれていないと指摘を受けることも少なくありません。

このような「商品やサービスの宣伝で認知度の拡大を優先する会社」は、コンテンツSEOには不向きです。商品やサービスの認知度の拡大を優先するのであれば、コンテンツSEOより広告に費用をかけたほうが効果的です。

コンテンツSEOは、ユーザーが求める有益な情報を継続的に発信し、検索エンジンからのトラフィックの増加を狙う手法です。もちろん、継続的にコンテンツを投稿し続けていれば、徐々に商品やサービスの認知度が拡大し自社の商品やサービスの販促につなげることもできるでしょう。
しかしながら、コンテンツSEO=広告ではなく、あくまでも客観的な情報が欲しいユーザーとの接点を作り出すことが目的の手法だということをWEB担当者だけでなく、会社全体で共通理解のもと実施することが大切です。

1-5.

人手不足で余裕がない会社

コンテンツSEOは中長期的に続けていかなければ意味がありません。基本的にはコンテンツを作り続けなければならないため、「人手不足で余裕がない会社」にとっては効率的なコンテンツSEOを展開することが難しくなります。
人手が足りない問題は外注を使うということも一つですが、大企業になればなるほど責任を持ってコンテンツを更新するWEB担当者が必要になるため、急ぐことなく少し落ち着いてからコンテンツSEOの実施を検討しましょう。

1-6.

バイラルコンテンツを狙っている会社

「バイラルコンテンツを狙っている会社」にコンテンツSEOは不向きです。
バイラルとは英語で“伝染する”という意味にあたります。バイラルコンテンツとは何か面白いコンテンツを発信し口コミや紹介などで瞬間的に認知度を拡大し、幅広いユーザーのもとへ情報が届くように仕向けるマーケティング手法のことです。
成果が出るまでの期間という点において、バイラルコンテンツは短期間で認知度拡大などの成果を狙っていくのに対し、コンテンツSEOは長期間で成果を狙っていくものになります。
そして、コンテンツの内容という点において、バイラルコンテンツはユーザーを特定せずにとにかく口コミや紹介したくなるような面白いコンテンツを作ることに主軸を置いています。
コンテンツSEOはユーザーを特定し、専門的な情報など役に立つコンテンツを作ることに主軸を置いています。

そのため、「バイラルコンテンツを狙っている会社」にコンテンツSEOは不向きです。

2.

コンテンツSEOに向いている会社の特徴

続いては、コンテンツSEOに向いている会社の特徴について紹介します。

2-1.

中長期的な施策に取り組める会社

コンテンツSEOは、始めるまえに集客後のゴール設定やターゲティングをする必要がありますし、コンテンツを作成したあとは結果を検証して改善するなど、PDCAサイクルが回るように強く意識しながら実施することが大切です。

このようにコンテンツSEOは施策にかかる時間はもちろん、効果がでるまでにも時間がかる手法です。それだけに、「中長期的な施策に取り組める会社」とは非常に相性が良く、長期にわたり正しい運用を続けていればその分効果も絶大です。

2-2.

検討時間の長い商材、高額商材を取り扱う会社

コンテンツSEOは、以下の特徴を持つ商材を取り扱う会社に向いているといわれています。

・検討時間の長い商材であること
・高額商材であること

2-2-1.検討時間の長い商材であること

商品の特徴や機能、優位性を比較検討し、購買に時間が掛かる商材の方が適しています。買い手が商品について詳しく知りたいときに、コンテンツを必要とするからです。
例えば、BtoBの商材の大半が当てはまります。化学・素材系や金属、機械、電気などの原料メーカーやインフラ関連企業はコンテンツマーケティングが向いています。

2-2-2.高額商材であること

また、BtoCの商材なら、自動車や住宅・不動産、高級時計などの高額商品や、長期間にわたって契約を結ぶ生命保険や損害保険などの金融商品も向いています。ユーザーはその商品やサービスについて詳しい情報を知りたいときにコンテンツを必要とします。

このような商材を取り扱う会社は、適切な施策を長く続けることでコンテンツSEOの効果が出やすい傾向にあります。

2-3.

運用を継続する体制が整っている会社

中長期的な施策が必要な上、効果が出るまでに時間がかかるコンテンツSEOは「運用を継続する体制が整っている会社」と相性が良い傾向があります。

コンテンツを追加したり、更新したりする作業に対して責任を持って取り組む専任の担当者が必要ですし、コンテンツを作成したあとも効果測定といった地道な作業が必要です。

コンテンツSEOを始めた当初はすぐには効果が見られないため、モチベーションが下がってしまうこともありますが、継続的にコンテンツを配信し続けることで結果が出てきた際の効果は絶大です。
ゆえに、コンテンツSEOは諦めずに継続するための体制が必要で、アウトソーシング可能な部分は外注に任せるなど一人の担当者だけに負担がかからないよう工夫しながら運用することが大切です。

2-4.

コンテンツを作成できる人材がいる会社

コンテンツSEOを実施する上で、「コンテンツを作成できる人材がいる会社」はきっと優位に立てるでしょう。
特定のジャンルに精通したプロともいえる社員や、ユーザーが求めている情報はもちろん、それ以上の有益な情報を提供するためのコンテンツを作成できる人材がいれば非常に心強いからです。コンテンツ作りを外注するのも一つですが、コストを抑えたいと考える会社や広告費用をかけずに集客したい会社の場合は、コンテンツSEOを内製化させているケースが多いようです。

2-5.

WEBサイトへのアクセスを安定させたい会社

検索結果から「WEBサイトへのアクセスを安定させたい会社」にとって、コンテンツSEOは有効な手法です。
Googleの検索エンジンは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを価値あるサイトとして評価しています。オリジナル性が高く、専門的で質の高い情報を提供し続けることで充実したWEBサイトを構築できれば検索エンジンからも評価されやすくなり、WEBサイトへのアクセスを安定させることができます。
このように、長い目で作り続けたコンテンツは会社の財産となり、トラフィックの増加や集客アップといった安定した影響をもたらします。


コンテンツSEOは短期型の集客手法ではなく、長期型の集客手法です。
そのためまずは、今回紹介した内容を参考に、自社のブランドやWEBサイトの方向性などが「コンテンツSEOに向いているかどうか?」を判断した上で最適な手法を選択することが大切です。

 

以上、「コンテンツSEOに向いていない会社と向いている会社」についての解説でした。


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