アンカーテキストとは?SEOに効果的なアンカーテキストの意味や書き方

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アンカーテキストとは?SEOに効果的なアンカーテキストの意味や書き方

SEOでよく用いられる用語の中から、今回は「アンカーテキスト」の意味や役割、書き方について解説します。

1.

アンカーテキストとは

アンカーテキストは、リンクのテキスト部分のことを指します。リンクとは、クリックすると別ページに遷移するハイパーリンクのことです。

HTMLにおいては、リンクを設置する際に使用するアンカータグに挟まれたテキスト部分のことを指します。検索エンジンクローラーは、HTMLソースに設定されたタグを目安に、リンク先の情報を把握しています。

尚、アンカーテキストと同じ意味で使われる同義語に、リンクテキストがあります。

 

下の文章は、“【内部リンク・外部リンクにも対応】アンカーテキストの適切な設定方法”のテキスト部分が青くアンダーラインが入っていますが、これがアンカーテキストにあたる部分です。

 

【内部リンク・外部リンクにも対応】アンカーテキストの適切な設定方法

 

青くなっている部分をクリックすると現在見ているページから、新たなページへと表示が切り替わります。
 

2.

アンカーテキストの役割

参照記事や関連記事など、ユーザーに伝えたい情報があるページに誘導する際はハイパーリンクを設定します。

 

アンカーテキストには、以下のような役割があります。
 

2-1.

コンテンツの関連情報をユーザーに認識させる

アンカーテキストは、リンク先ページのコンテンツの内容をユーザーに伝える役割を果たします。
 

2-2.

遷移先のページの内容をユーザーに予測させる

適切な内容で設定されたアンカーテキストは、一目見ただけでユーザーが遷移先のページに何があるのか、内容を予測させる役割を果たします。
 

2-3.

遷移先のページの内容をGoogleのクローラーに予測させる

検索エンジンのクローラーはHTMLソースのリンクタグを軸に、WEBサイトを評価します。アンカーテキストはユーザーだけでなく、検索エンジンのクローラーに遷移先のページの内容を予測させる役割を果たします。

アンカーテキストには、ユーザーやクローラーに遷移先ページの内容や参照してほしい情報をわかりやすく案内する役割があります。ゆえに、リンクタグには適切なアンカーテキストを設定する必要があります。
 

3.

アンカーテキストの書き方

効果的なアンカーテキストを設定するには、WEBサイト内の内部リンクのアンカーテキストを見直し、最適化する必要があります。
 

3-1.

アンカーテキストの記述例

HTMLタグを直接編集して、アンカーテキストを最適化します。

 

以下は、HTMLアンカーテキストの記述例です。

<a href="https://seoworld.jp/">SEO WORLD</a>

 

HTMLタグの<a></a>で囲まれた部分の「SEO WORLD」と記述された部分がアンカーテキストです。

 

・アンカーテキスト(リンクテキスト)の詳しい設定方法は、
リンクタグとは?画像や別タブで開く用途別の適切な作り方 をご覧ください。

 

3-2.

アンカーテキストのSEOチェックリスト

  1. (1)アンカーテキストにキーワードが含まれているか
  2. (2)同じアンカーテキストが過剰に使われていないか
  3. (3)リンク先のページのテーマに関連したテキストを使用しているか
  4. (4)簡潔でわかりやすいテキストか
  5. (5)リンクだとすぐにわかる書式になっているか
  6. (6)リンク先の内容を推測できる文言になっているか
  7. (7)自然な文章になっているか
  8. (8)サブコンテンツのアンカーテキストは最適化されているか
  9. (9)画像よりも文章を使ったアンカーテキストでリンクしているか

 

(1)アンカーテキストにキーワードが含まれているか

SEOに効果のあるリンクを上手に使うために、アンカーテキストにキーワードが含まれているか確認します。検索エンジンのクローラーがアンカーテキストに含まれたキーワードをそのページにおける重要なキーワードと認識し、順位決定の重要な要素とするためです。

  • 良い例リンクタグとは?意味と適切な設定方法について
  • 悪い例こちらをご覧ください

 
例えば、リンクタグについて書かれたページにリンクを貼る場合、「こちら」「こちらへ」「ここをクリック」などの抽象的なテキストではなく、リンク先のページの内容を予測できる具体的なキーワードをアンカーテキストに記述します。

(2)同じアンカーテキストが過剰に使われていないか

同じアンカーテキストのみのリンクタグを量産すると、検索エンジンからマイナスな評価を受ける可能性があります。WEBサイト内にリンクを設置する時は、アンカーテキストに極端に同じキーワードを使わないように注意します。外部サイトから受けた被リンクも同じアンカーテキストのみのリンクタグになっていないか、定期的な精査や確認が必要です。

(3)リンク先のページのテーマに関連したテキストを使用しているか

アンカーテキストには、リンク先のページのテーマに関連したテキストを使用します。アンカーテキストのテキストと、リンク先またはリンク元のページの内容との関連性が高いほど、検索エンジンから高く評価されやすい傾向にあります。

(4)簡潔でわかりやすいテキストか

アンカーテキストは、リンク先のページの内容に関連する基本的な情報を盛り込んだテキストを簡潔かつ、わかりやすく記述します。テキストが長すぎるとユーザビリティの低下をもたらします。検索エンジンが適切に認識せずにSEOにマイナスな影響をきたす恐れがあるためです。

(5)リンクだとすぐにわかる書式になっているか

アンカーテキストとリンクしていないテキストを簡単に識別できる書式になっているか確認します。リンクのアンカーテキストと通常のテキストの書式が同じだと、ユーザーがリンクを見逃してしまい、機会損失を招く恐れがあります。

 

良い例
アンカーテキスト良い例
 
悪い例
アンカーテキスト悪い例
 

良い例のように、リンクタグのアンカーテキスト部分を青文字、下線付きにすると、リンクしていないテキストとの違いがはっきりし見分けがつきやすくなります。

(6)リンク先の内容を推測できる文言になっているか

検索エンジンもユーザーも、リンクタグのアンカーテキストからリンク先ページの内容を推測します。アンカーテキストに記述されたテキストを見ただけで、リンク先ページの内容が予測できるような文言になるよう工夫します。

(7)自然な文章になっているか

リンク先、またはリンク元のページに関連性が高いほど検索エンジンから評価されやすくなり、WEBサイトのユーザビリティの改善が期待できます。ただし、SEOを意識するあまりキーワードを詰め込みすぎると、アンカーテキストの文章が不自然になって検索結果に影響する恐れがあるため注意が必要です。アンカーテキストを見直して、より自然な文言になるよう意識することが大切です。

(8)サブコンテンツのアンカーテキストは最適化されているか

サブコンテンツとは、グローバルナビゲーションやレフトナビやフッターメニューなどの、メインのコンテンツではない部分を指します。このようなナビゲーションも内部リンクの1つです。これらのアンカーテキストを最適化することで、ユーザーや検索エンジンにページ間の関係性を伝えやすくなります。

 

(9)画像よりも文章を使ったアンカーテキストでリンクしているか

リンクタグは、アンカーテキストだけでなく、画像を設定することも可能です。画像をリンクとして使う場合は、alt属性がアンカーテキストと同様に扱われます。しかし、Googleは、画像を使用する必要がある場合を除き、リンクタグには文章を使ったアンカーテキストを使用することを推奨しています。
重要なコンテンツやページにリンクを設置するときは、出来るだけ画像よりも文章を使ったアンカーテキストを使ったほうが良いでしょう。

3-3.

アンカーテキストの書き方でのSEO上の注意点

アンカーテキストを最適化する時は、以下のような点に注意しましょう。

 

  1. (1)参照リンクや引用リンクの書き方に注意
  2. (2)スパム扱いされる可能性があるテキストに注意
  3. (3)隠しテキストや隠しリンクに注意
  4. (4)リンク先のリンク切れに注意

 

(1)参照リンクや引用リンクの書き方に注意

参照リンク(特定のページを参考したことを示すリンク)や引用リンク(特定のページの文言を引用したことを示すリンク)などの外部へのリンクは、ページ内のリンクと区別し、必ず出典元を明記します。

 

引用リンク

 

アンカーテキストに外部サイトのページへ移動することを予測できるような文章を記述します。参照リンクの引用リンクの出典元がわかるように、サイト名や団体名を記述します。尚、参照リンクや引用リンクなど、外部サイトのページに遷移するためのリンクタグを設置する際は、同じタブではなく、新しいタブでリンク先ページが開くように設定します。サイトの離脱防止のためです。

(2)スパム扱いされる可能性があるテキストに注意

リンク先の内容と関係のないアンカーテキストをリンクタグに設定すると、検索エンジンにスパム扱いされる可能性があるため注意が必要です。

 

検索エンジンから評価が得られない可能性があるアンカーテキストの特徴は、以下のとおりです。

 

  • 過剰なキーワードの詰め込み
  • 極端に長すぎる文章
  • ページ先の内容と関係のないテキスト

 

これらの特徴を持つアンカーテキストを1つのページに大量に設置するとスパム判定を受ける可能性があります。

(3)隠しテキストや隠しリンクに注意

アンカーテキストでリンクを設定する際は、隠しテキストや隠しリンクのような検索エンジンスパムに該当しないように注意しましょう。検索エンジンスパムのようなGoogleのガイドラインに違反した行為を行うWEBサイトは、ペナルティを受けてしまう可能性があります。

 

隠しテキストや隠しリンクでよく用いられる手法は、以下のとおりです。

 

  • 背景色と文字フォントの色を同じに設定する
  • テキストのフォントサイズを小さくする
  • 画像の後ろにテキストを隠す
  • CSSを用いてテキスト領域を表示しないように指定する

 

WEBサイトがgoogleから低い評価を受けると、検索順位が下がる、インデックスに表示されなくなるなど、マイナスな影響を受ける恐れがあるので隠しテキストや隠しリンクを用いたリンク設置は絶対にやめましょう。

(4)リンク先のリンク切れに注意

アンカーテキストでリンクを設定する前に、リンク先のページがリンク切れや非公開になっていないか確認します。リンク先のページがリンク切れの状態になっていると、ユーザーの離脱やユーザビリティの低下につながるためです。アンカーテキストを最適化したリンクによる効果を損なわないためにも、リンク先のページがリンク切れになっていないか定期的に確認しましょう。

 

5.

アンカーテキストについてよくある質問

アンカーテキストについて、よくある質問と回答をまとめています。

同じアンカーテキストのリンクが複数あってもいい?
極端に多い場合は注意が必要です。
一つの同じページに対して、同じ文章のアンカーテキストのリンクが複数設置されていても問題ありません。ただし、その数が数百から数千と極端に多い場合は、検索エンジンに不自然なリンクと判断されてページの評価に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
アンカーテキストに含める文字数は?
アンカーテキストに含める文字数は決まっていませんが、出来るだけ簡潔で分かりやすい文言で、極端に長くならないように意識することが大切です。
あくまで目安ですが、ユーザーの視認性を損なうことなく、より自然な文字数でアンカーテキストを最適化するには全角10文字~35文字までに収めるのが理想です。
キーワードだけのアンカーテキストは効果あり?
アンカーテキストは、ユーザーや検索エンジンにリンク先ページやリンク元ページの内容を予測させる簡潔なテキストを設定します。ただし、SEO効果を高めることも目的に、不自然な程たくさんのキーワード(単語)をアンカーテキストに含めてしまうと、作為的な順位操作と検索エンジンに判断され、WEBサイトやページの評価が下がる恐れがあります。
そのため、アンカーテキストの最適化は、サイト内のアンカーテキストを自然な文章と文字列になるように意識することが大切です。
アンカーテキストだけを最適化すれば検索順位は上がる?
アンカーテキストの最適化+ページの質を高めることが重要です。
WEBサイト内に貼られた内部リンクや被リンクを精査し、すべてのリンクのアンカーテキストを最適化した場合は検索順位に好影響があります。ただし、一つや二つのアンカーテキストを最適化しただけでは、検索順位が劇的に改善されることはないでしょう。
アンカーテキストとリンク先のページの内容との関連性が高いほど、検索エンジンから評価されやすくなります。リンク先のページとの関連性を高めて効果的なSEO対策につなげるには、良質なコンテンツを用意したうえでアンカーテキストを最適化することが重要です。
一つのページに対して、アンカーテキストを設定したリンクの数はいくつまで?
アンカーテキストを設定したリンクの数に制限はありません。
一つのページに対して、アンカーテキストを設定したリンクの比率が大きくなっても、リンク先のページの内容と関連性が高く、良質なコンテンツを持つページであれば、検索エンジンに評価されやすくなります。ただし、リンク先のページのテーマと関連していないテキストをアンカーテキストに使用する、低品質なページへリンクを貼る、同一ページに対して数十、数百と不自然なほどリンクが貼られている場合は、SEO効果は見込めないため注意が必要です。
トップページに対して貼るリンクにアンカーテキストを設定した方がいい?
アンカーテキストを設定した方がいいです。
トップページに向けて貼るリンクにアンカーテキストが記述されていないと、ユーザーだけでなく検索エンジンもリンク先のページの内容を予測できません。ユーザーや検索エンジンにトップページであると認識してもらうためにも、トップページに対して貼るリンクには必ずページ内容に関連した最適なアンカーテキストを設定しましょう。
 
トップページへのリンクのアンカーテキスト例

  • 良い例SEOWorldトップページ、SEOWorldブログトップへ
  • 悪い例トップページはこちら、トップページ、HOME

 
良い例は、アンカーテキストに会社名やブログタイトルを記述しています。WEBサイト内に設置されたパンくずリストやサイトマップは、「トップページ」や「HOME」など抽象的なキーワードが設定されがちです。抽象的なキーワードはユーザーや検索エンジンに伝わりにくいため、トップページへのリンクのアンカーテキストには、会社名やブログ名、サービス名のような重要なキーワードを含めることが大切です。

 

6.

まとめ

  • アンカーテキストはクリックして別ページに遷移できるリンクのテキスト部分のこと
  • HTMLタグの<a></a>で囲まれた部分がアンカーテキスト(リンクテキストとも呼ぶ)
  • アンカーテキストは遷移先のコンテンツをユーザーやGoogleのクローラーに予測させる役割がある
  • アンカーテキストは被リンクでも内部リンクでもSEOに効果がある
  • 被リンクのアンカーテキストと関連性のあるページはGoogleから評価されやすい
  • アンカーテキストは重要なキーワードを含め簡潔でわかりやすいテキストにする
  • 参照リンクや引用リンクなどの外部へのリンクは必ず出典元を明記する
  • 検索エンジンスパムのようなGoogleのガイドラインに違反しないように注意する

アンカーテキストはSEO効果に影響するとても重要な要素です。今回紹介した内容を踏まえて、SEOに効果的なアンカーテキストでリンクを設定しましょう。

 

以上、「アンカーテキスト」の意味や役割、書き方についての解説でした。

 


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