【Copywriting Conference2019】ソーシャルメディアとブランディング


Copywriting Conference2019第四セッションは「ソーシャルメディアとブランディング」というテーマで、agoodwriteupのJo Watson氏からのプレゼンテーションでした。「ソーシャルメディアを通していかに自身をブランディングさせていくか」という内容を軸に、コピーライティングをどのようにブランディングに活かしていくかについて説明がありました。
ブランディングに必要な11の要素

Jo Watson氏はプレゼンテーションの冒頭で「ソーシャルメディア上で自身をブランディングしていく際は、いくつかコピーライティングと関連する要素があるので、この要素をしっかりと理解し今後のブランディングに活かしてほしいです」と述べていました。
以下、紹介されていたブランディングに必要な11の要素について解説していきます。
自らの専門分野をしっかりと明示する

1つ目の要素は「自分の専門分野をしっかりと明示する」です。
自分がどういったことを専門に扱っている人間なのか、またその分野に携わっている思いや理由、どういったスタイルで仕事を受けているかなどをしっかりと明示することにより、自分が何者であるかを理解してもらいやすくなります。
これは最低限必要な要素の一つであり専門分野を明確に示すことは大切なことであるとJo Watson氏は述べていました。
自分が現在行っていることを明示する

2つ目の要素は「自分が現在行っていることを明示する」です。
自身の専門分野の中で、具体的に今何をしているのかをタイムリーに明示していくことです。自分が扱っていることを具体的に記載し、「○○のことならこの人からの情報を確認してみよう」と思ってもらえるようになると、定期的に自身が発信している情報を見に来てくれたりもするので、自分がどんなことをしている人間かはできるだけ詳しく書いていきましょう。
自分の言葉・表現で発信していく

3つ目の要素は「自分の言葉・表現で発信していく」です。
SNSで投稿する際や、自身のブログやホームページの更新時などで、あまり一般的でフォーマルな表現になり過ぎないように、普段自分が話しているような感じで言い回しや表現を投稿していくことです。
自分の表現を使用することにより、自身のキャラクターが読者に伝わり、結果として印象に残っていきます。
「コピーライティングをする際には、この言い回しについてこれを機に再考してみてるのも良いと思います。」とJo Watson氏は述べていました。
ビジネスページやグループ以外でも発信する

4つ目の要素は「ビジネスページやグループ以外でも発信する」です。
これはシンプルに、どこか特定のグループ内だけでの発信ではなく、幅広く発信していきましょうということです。
ソーシャルメディアなどで、自分のビジネスに関わるグループなどでの発信しかやらない人がいますが、もっと幅広く発信していきブランディングしていくと良いとJo Watson氏は述べていました。
投稿内容と記事内容を一致させる

5つ目は「投稿内容と記事内容を一致させる」です。
自身のSNSで投稿する際に、投稿する内容と自信がブログやホームページで作成した記事内容を一致させるということです。
また、ソーシャルメディア上でのブランディングにあたり、「どのような投稿をすると自身の専門分野のブランディングにつながっていくか」をしっかりと考えた方が良いとJo Watson氏は述べていました。
関係のない内容や投稿はブランディングに影響を及ぼす可能性があるとも述べていました。
他者の投稿を通して交流をしていく

6つ目は「他者の投稿を通して交流をしていく」です。
これはシンプルに他社の投稿に反応し、交流を広げていきましょうということです。特に同じ分野の人や関連のある人に対して積極的にコメントやコンタクトなどでつながっていくことをおすすめしていました。
ブランディングそれ自体を目的にしない

7つ目は「ブランディングそれ自体を目的にしない」です。
これもシンプルなことですが、「ただ有名になりたい」などの理由でブランディング自体を目的にせず、ブランディングの先にある目的をしっかりともっている上でブランディングをしていくことが大切ですとJo Watson氏は述べていました。
投稿に良い貢献をしてくれた人に反応する

8つ目は「投稿に良い貢献をしてくれた人に反応する」です。
自身が投稿してくれた内容に対してポジティブなコメントをしてシェアしてくれた人などに対してしっかりと反応していくということです。
こまめなことですが、こうしたことを積み重ねるていくことでファンができたり、ブランディングの促進につなげることができます。
積極的につながる

9つ目は「積極的につながる」です。
先程、6つ目で他者の投稿を通して交流していくことを挙げましたが、逆に自身に対して連絡が来た場合も良いチャンスである可能性があるので積極的に応答していきましょうということです。
他人のブランディング方法を真似る

10番目は「他人のブランディング方法を真似る」です。
自身の分野に関係なく、ブランディングが上手な人の手法を真似て、自身のブランディングに活かしていくということです。
そして、以下の11番目につながるのですが、他の人が行っていないブランディングをしてオリジナリティを出していきましょうとJo Watson氏は述べていました。
他の人が行っていないブランドを構築する

最後は「他の人が行っていないブランドを構築する」です。
10番目の続きとして述べていましたが、いろいろな人のブランディングを見て学習し、試行錯誤しながらオリジナルのブランドを構築していくことが大切であるとJo Watson氏は強調していました。

agoodwriteup Jo Watson氏
オルグロー株式会社 代表取締役社長 塩田英司
SEOWORLD施策部からのコメント 今回はソーシャルメディアでのブランディングということで、ブランディングという視点でのコピーライティングを考える際に基本となる考え方を知ることができました。コピーライティングとブランディングは接点が多いものでもあるので、ブランディングという視点から考えていくことは新たな発見となりました。弊社運営メディアでも、ブランディング面をしっかりと意識していきたいと思います。 |
SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。
サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超の塩田英司のノウハウをSEOサービスに反映し、2000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。
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