強調スニペットとリッチリザルト(リッチスニペット)の違いは

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強調スニペットとリッチリザルト(リッチスニペット)の違いは

SEOに携わった経験がある方なら必ず知っている2つのキーワードですが、下記の様に混同したり説明を求められる場面で間違えたりしないでしょうか?

『あれ?強調スニペットって、リッチリザルトと同じ意味じゃなかったっけ?』

『リッチスニペットって、検索の一番上に表示されるあのボックスだよね?』

 

よく混同しがちな2つのキーワード。

また、ユーザー目線でも検索結果に頻繁に表示される形式なので、ご覧になったことがある方も多いと思います。2つのキーワードですが、改めて意味の違いをご存じでしょうか?

 

キーワード毎の定義と意味、SEO上の役割などをご説明します。

1.

強調スニペットとは

検索結果(SERP)の上部に、専用ボックスとして表示される表示形式の事を指します。
検索ユーザーのクエリで質問形式のクエリが入力された場合に、最も多く表示される傾向が高い仕様となっています。また、強調スニペットは頻繁に入れ替わりがなされます。

一部の検索では、関連するウェブサイトのコンテンツ スニペットを使用して、簡単な回答やサマリーが提供されます。このような強調スニペットが表示される傾向が最も高いのは、検索が質問の形式で入力された場合です。

参考URL:https://support.google.com/websearch/answer/9351707?hl=ja
1-1.

検索結果上の見え方

検索結果1位の上に表示される、ボックス形式での説明文の事を指します。
ポイントは、強調スニペットのボックスは検索結果1位の更に上に表示されるという事です。
※稀に例外はあります。

強調スニペット例
1-2.

強調スニペットの種類

強調スニペットには、表示種類があります。

▶テキスト+画像

一番多く表示され、見かける機会も多い強調スニペットになります。
ページ内のテキストからクエリ(ユーザーの検索キーワード)に対して、該当するテキストを引用し、強調スニペットに表示されます。テキスト引用には、pタグ(段落タグ)でマークアップしておくと、表示の際のテキストも指定ができます。画像も同様に、ページ内の画像が引用され表示されます。

▶動画

主にYouTube動画となりますが、サイトではなくYouTubeのコンテンツが表示されます。
動画の強調スニペットは、【配信元】【歌詞】【他の人はこちらも検索】など表示される項目が最も多いのが特徴となっています。英語圏では、動画の強調スニペットに【PEOPLE ALSO ASK】などの質問の項目が出てくる仕様が実装されていたり、強調スニペットの表示項目のアップデートが今後もしある場合は、こちらの動画の表示形式がロールモデルとなるかもしれません。

▶表

スニペット上部に【〇〇表】と記載されるものが、表の強調スニペットとなります。
こちらは、価格やメニューなどの一覧のクエリの際に表示される事が多いです。
tableタグでマークアップされていると、こちらの表を具体的に指定できることが多いです。

▶リスト・箇条書き

数字段落形式で表示されるのが、こちらの強調スニペットの特徴となります。
箇条書きで項目を列挙した方が、クエリに対してのアンサーが早いケースに表示されます。
リストタグ(ul・ol・li)でマークアップされていると、こちらのリストに具体的に表示されることが多いです。

▶似ているが強調スニペットには該当しない表示形式

表示形式やヴィジュアルは似ていますが、強調スニペットではないものがあります。
リンクとして他のページへ飛べない、そもそもGoogleのサービスなどは、これらに該当するボックス表示がなされます。

天気
通貨関連

リンクではなかったり強調スニペットとは異なる仕様ですが、第三者のサイトを引用して表示しているサービスでもあるので、今後は統合などで強調スニペット扱いになるかもしれません。

1-3.

強調スニペットの出し方、方法は?

こちらは、現時点では明確な設定や出し方、方法はございません。
Google側が自動システムで判断している為です。

ご自分のページを強調スニペットとして設定することはできません。Googleでは、ユーザーの質問に対する回答がページに含まれていることをシステムで判断し、その結果を強調スニペットとして表示します。

参考URL:https://developers.google.com/search/docs/advanced/appearance/featured-snippets

さらに言えば、検索結果(SERP)の1ページ目(1~11位)に表示がなされていないページでは、強調スニペットに表示されることは難しいでしょう。反対に、1位のページしか強調スニペットに表示されないという事もありません。1ページ目に表示されている全てのページにチャンスがあると言えます。

ただ、上記でも触れた通り、テキストのマークアップや予めクエリ(ユーザーの質問キーワード)を想定してコンテンツを作り、質問に対して回答となるコンテンツを作成しておく、サイトマップを見直しGoogleクローラーにしっかり読み込んでもらうなど、Googleの自動システムに選ばれやすくする為にできる事は多くあると思います。

2.

リッチリザルトとは

Google Search Consoleヘルプでは、端的に下記の文言で定義しています。

視覚的な機能や操作機能が追加された、Google 検索結果です。

参考URL: https://support.google.com/webmasters/answer/7506797

リッチリザルトとは、通常の検索結果(SERP)に比べて、より多くの項目や情報が検索結果上で視覚的に見やすく・リッチになっている検索結果の事をさします。パンくずリストや画像、価格、日程、レビューの星などです。

2-1.

リッチリザルトの種類

現在、Googleの検索セントラル上では、30種類のリッチリザルトのパターンがあります。
この中でも、サイトの大小関わらず使いやすく有用なものを抜粋してご紹介させていただきます。

パンくずリスト

一番SEO的にもわかりやすく、よく見るリッチリザルトです。
パンくずリストのテキストが日本語になるので、ユーザーの視認性が良いというメリットがあります。ディレクトリ構造を踏まえ、最低限パンくずリストの実装は行った方が良いと言えるでしょう。

よくある質問

サイト内のよくある質問やQ&Aページのリッチリザルトです。
ECサイトでも、最近はよく見られるようになってきました。

Product 商品とレビュー

商品ページのリッチリザルトは、検索結果上では視認性も良くかなり目立ちます。
星が何個あるかパッと見えるので、クリックもしやすいと思います。
ECサイト運営者は、必ずやっておくべきマークアップです。

レシピ

完成後の画像が表示されるので、検索ユーザーのイメージを上回るような画像設定が大事です。また、調理時間やカロリーなど細かい要素も表示されるので、情報量が多いマークアップとなります。

種類が豊富ですが、限定的な要素でしか使わないようなリッチリザルトもあるので、何が何でも自社サイト内のコンテンツや記事と比較してマークアップするという意識ではなく、ユーザーにとって良い検索エクスペリエンスになるか、判断を持って実装可否することが大事です。

2-2.

リッチリザルトの出し方、方法は?

該当ページにしっかり構造化マークアップを行いましょう。
マークアップの記述方法は【JSON-LD】が推奨です。

クローラーがしっかりページの情報をクロールし、ユーザーにとって有益な情報を見つけやすいようにしてあげるイメージです。Google検索セントラルでも、下記の様に言及しています。

サイト運営者が、ウェブページのコーディングの際に構造化データを指定し、検索機能用の情報を提供します。すると、Googleがページをクロールするときにこの情報を処理します。

参考URL:https://developers.google.com/search/docs/advanced/appearance/search-result-features

ただ、構造化マークアップを行ったからといって必ずリッチリザルトが表示されるとは限りません。データハイライターなど便利なツールはありますが、なるべくSEOプランナーが該当コンテンツに合致する構造化の種類を選定し、なるべく自社の(アウトソーシングではなく)マークアップエンジニアとミーティングを行い、実装していきましょう。

その後、該当のマークアップを実装後はリッチリザルトのツールがあるので、そちらでしっかりテストをして確認することが必須です。下記URLに、対象ページのURLを入力し、テストボタンを押すだけで結果が出ますので、非常に簡単です。
ツールURL:https://search.google.com/test/rich-results

3.

まとめ

似たキーワードですが、実は表示されているヴィジュアル面ではかなり性質が異なりました。
ですが、それぞれ構造化マークアップの要素が大事です。(強調スニペットは関係ないと言われていますが、クローリングして最適解を合致させるので、結局は必要になってくると思います。)SEO観点ですと、それぞれユーザーの検索エクスペリエンスやオーガニック流入数が多いというメリットがあります。自社のサイト状況を見直し、構造化マークアップをうまく駆使して、上位表示とCTRを改善しSEOの一環としてぜひ取り組んでいきましょう。


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