ペルソナとは

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ペルソナとは

WEBマーケティングやSEOでよく用いられる用語の中から、今回は「ペルソナ」の意味やペルソナを設定する重要性、ペルソナを作成するときのポイントについて解説します。

1.

ペルソナの意味は?

「ペルソナ」とは、サービスの提供や商品販売のターゲットとなる「架空のユーザー像」のことを指し、ペルソナの設定はマーケティングに関連する概念の一つとされています。
「ペルソナ」の意味字体はラテン語で「人格」を指しますが、マーケティング用語として用いられることが一般的です。

氏名や年齢、性別、職業、居住地、趣味・趣向、ライフスタイル、価値観、身体的特徴など、細かい部分まで想定して人格化することで、ある架空のユーザーに対する関係者全員の認識を共有し、商品開発や販売戦略の方向にブレが生じないように統一する目的でペルソナを設定します。
また、こうしたマーケティング手法をペルソナマーケティングと呼びます。

1-1.

ペルソナとターゲットユーザーとの違い

ペルソナの設定では、ターゲットとなる具体的なユーザー像を作り上げます。
一方ターゲットユーザーは、年齢、性別、職業、年収などでユーザーを分類して見込み客となるユーザーを決めます。詳細なユーザー像を作り込むペルソナに対し、商品の購入やサービスを利用するユーザーを大きく分類するのがターゲットユーザーです。

実践するときに一般的なのは、まず、大枠のユーザー像をターゲットユーザーで分類して、その後に重点的に販売強化したいターゲットユーザーを選び、そのユーザー像をベースにより詳細なユーザーモデル、すなわちペルソナを決めるという流れで進めていきます。

2.

具体的なペルソナ設定例

自動車販売をする際に、ファミリー層向けのワンボックスカーを販売するとします。
その際のターゲットユーザーから以下の分類をターゲットにします。

2-1.

ターゲットユーザー層

  • 既婚者
  • 男性
  • 妻子持ち
  • 内勤のサラリーマン
  • 埼玉在住

 

ペルソナ設定をする際は上記を元に、人物像を作り上げます。

 

2-2.

ペルソナ例

名前:山田太郎、35歳、男性
家庭:既婚者、妻子持ち、子供は2人(5才と2才)、妻は32歳
職業:WEB関係の通販サイトの運用責任者、会社6年目
収入:年収500万
所在:埼玉の所沢在住で、移動は軽自動車を使っている、2人目が生まれたときに戸建てを購入。


ここまで細かく設定し、具体的な人物像を創ります。
場合によっては、イラストなどを用いて、共通認識を高めていくこともあります。

3.

ペルソナを設定する重要性

商品やサービスを提供するWEBサイトを運営する上で欠かせないマーケティング手法とされているのが、「ペルソナを設定する」ということです。以下では、ペルソナを設定する重要性をいくつかご紹介します。

3-1.

関係者全員のイメージを統一するため

集客を増やし、結果的に高いコンバージョンを獲得するために行うマーケティングのうち、商品開発やサービスの企画などに携わる「関係者全員のイメージを統一する」ために大きな役割を果たすのがペルソナの設定です。

性別や年代も様々なスタッフが存在する企業間で、具体的なユーザー像、つまりペルソナを設定すれば商品やサービスに関する方針を決めることができ、関係者間でのイメージのブレを防ぐことができます。

3-2.

ユーザー視点で開発・企画ができる

ペルソナを設定すると、作り上げたユーザー像をよりイメージしやすくなり感情移入しやすくなります。ユーザーの行動や関心などをユーザー視点で考えることで、そのユーザーがどのような商品やサービス、情報を得たいと思っているのかをイメージしやすくなります。

ユーザー視点で開発や企画を行うことで製品の完成度が高まるほか、結果的にユーザーのニーズに沿ったサービスの提案、あるいはサービスの改善に活かすことができます。

3-3.

時間やコストを節約できる

ペルソナを設定してユーザー像が的確になれば、関係者全員のイメージが統一され、企業間で商品やサービスに関する方針を決めることができます。明確な方針が決まれば、それに対して効果的なアイデアだけを効率よく絞ることができ、開発や企画などの作業にかかる時間やコストを節約することにもつながります。

4.

ペルソナを作成する流れ

マーケティングに有効な手段として精度の高いペルソナを設定する方法として、以下ではペルソナを作成するときの主な手順やポイント、注意点についてまとめています。

4-1.

ペルソナの作成手順

(1)ターゲット(ペルソナ)に関する情報を集める

ペルソナを作成するには、「ターゲットに関する情報を集める」ことから始めます。ユーザーにインタビューやアンケートを実施し、情報収集します。

ペルソナの作成に必要となる項目としては、性別や年齢、職業、居住地などの基本項目に加え、趣味・趣向、ライフスタイル、価値観、休日の過ごし方など、性格に関する項目です。
情報収集の方法は、インタビューやアンケートのほか、アクセス解析ツールを利用したデータ分析や、一般公開されている調査データなどを活用します。

(2)集めた情報を分類してまとめる

続いては、ユーザーに関して「集めた情報を分類してまとめる」という作業をします。インタビューやアンケートで集めた基本情報や性格に関する項目について、共通する項目を探して分類し、ターゲットユーザーを想定します。

(3)まとめた情報から一人のユーザー像を作り上げる

「まとめた情報から一人のユーザー像を作り上げる」作業をします。獲得した情報を分類して明確化すると、ターゲットとなるユーザーの特徴が浮かび上がってきます。最終的にユーザー像となるペルソナを設定するときには、特徴を文章で表現するだけでなく、外見をイメージしやすくするためにも写真などを活用します。

5.

ペルソナ作成時の注意点

5-1.

先入観は危険!リアルなユーザー像を設定しよう!

ペルソナを作成するときに注意したいことの一つ、それが「先入観」を反映させないということです。ペルソナを作成する人がすでに抱いているイメージをペルソナに反映させてしまうと、ユーザー視点での精度が低く、本来のユーザーが抱くニーズとはかけ離れてしまうためです。
このような先入観、そして思い込みをペルソナに反映させないためにも、ユーザーにインタビューやアンケートを行い、リアルな情報を重視します

5-2.

その行動に至る動機に着目しよう!

ペルソナを設定したあとに大切になるのが、「ユーザーがその行動を取るに至るまでの動機に着目する」ということです。
特に、具体的な行動プロセスを想定するために、集めた情報を使ってストーリーにしたり、エピソードを盛り込んだり、という方法が有効です。商品の購入やサービスの利用などの行動に至るまでの動機や時系列を箇条書きにするだけでなく、ストーリー仕立てにすることで設定したペルソナのリアル感をよりイメージしやすくなるためです。


商品やサービスを提供するWEBサイトを運営する上で、ペルソナの設定は非常に重要なマーケティングとして欠かすことのできない手法の一つです。

 

事実に基づいたリアルな情報から架空のユーザー像であるペルソナを作り上げることで、関係者間でイメージを統一しやすい、開発や企画の方針を定めやすい、時間やコストを削減できるなど様々な場面で有効です。

 

また、最初にペルソナを設定した後も定期的に設定内容を見直すことで、ターゲットユーザーに対して最も有効な施策を実施できます。事業規模によっては一度に複数のペルソナを設定して、マーケティングを行うこともあります。

 

以上、「ペルソナ」の意味やペルソナを設定する重要性、ペルソナを作成するときのポイントについての解説でした。


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