SEOの主役はGoogleではなくユーザーである。

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SEOの主役はGoogleではなくユーザーである。

SEOの土台であるGoogleや検索エンジンについて、3記事にわたって徹底解説します!

 

1.SEOで行き詰ったらGoogleの3つの方針を思い出そう!

2.SEOで上がらない!その施策、検索の仕組みに合ってますか?

3.SEOの主役はGoogleではなくユーザーである。

 

第3回目の本記事『SEOの主役はGoogleではなくユーザーである。』では、Googleの方針における「ユーザー第一主義」とは一体どういうことか?ついて詳しく解説します。

 

1.

アルゴリズムはGoogleの方針を着実に体現する

これまで、Googleの方針についての解説を行いましたが、

最も重要である「ユーザー第一主義」とは一体どういうことか?を解説します。

 

冒頭にも示した下図をご覧ください。(1の記事を参照)

 

上記の図は「Google」「メディア」「トレンド」の3つのカテゴライズで別れています。通常、SEOを行うWEBマスターは、自分の領域である「メディア」に最も注力しています。その次に注力しがちなのが「Google」からの読込や評価です。

 

Googleの検索アルゴリズム自体が非常に多くの技術要件から成り立つため、Googleの品質ガイドラインを満たすための取り組みが主軸となってしまいます。その状態ですと、「Google」とみてる対象が異なるため、アルゴリズムに翻弄されてしまいます。

 

最大のポイントは『「Googleが見ているもの」と同じものを見る』ということです。

それはユーザーであったり、ユーザーの行動を決めるトレンドなどの市場を指します。

 

1-1.

注目すべきはユーザー

ユーザーの存在を考えずに、Googleのアルゴリズムの変動だけに対応した場合、以下のような対応になります。

「ページ表示速度は低くない方がいい」

「モバイルフレンドリーテストでハイスコアを出せばいい」

という視点で改善を進めてしまいます。

 

実際に原理原則に従った施策の表現は以下のようになります。

「表示速度が遅いとユーザビリティを損なうため、ユーザーにとって適切でない」

「モバイルフレンドリーでないと、モバイルでの検索体験が向上しない」

 

このような対応の違いは注目する対象が「Googleの対応」か「ユーザーの変化」かの違いにあります。「施策は結局一緒じゃないか」と思うかもしれませんが、ユーザーに着目している場合、技術要件よりも大事な要素を三年づらいため、結果的にアルゴリズムの変動に強いSEOになります。

1-2.

本来あるべきSEO(=SXO)とは

ユーザーへの注目の方法について、どのように考えるのが最も原理原則に従った考え方になるのでしょうか?
Googleの大御所で以前有名だったマット・カッツ氏は2012年11月に公開したyoutubeで初めて「Search Experience Optimization(=SXO)」(検索体験の最適化)という表現を「Search Engine Optimizmation(=SEO)」の代替表現として使用しました。
これは、端的に「アルゴリズムの傾向からSEOを行うのではなく、ユーザーの検索体験を向上するためにマーケティング自体をSEOの主軸に据えていこう」という問題提起です。

※動画引用:youtube(Google Webmasters投稿)

 

なので、以下のように着眼点で施策の方針を決めるのが定石です。

 

このように深堀と横展開を繰り返すと、ユーザーにとって価値の高いサイトが自ずと完成し、それはGoogleのアルゴリズムにも対応します。

1-3.

Googleはユーザーをこう見ている

冒頭の図で「ユーザー」を「トレンド」に括っていますが、理由があります。
Googleはアルゴリズムの変更を、「膨大なテスト」→「実際のユーザーの0.1%に対してプレリリース」→「データ上効果があると見られたら実装」という流れで行っています。
マーケットの変遷というのは、イノベーター理論(エベレット・M・ロジャースが提唱)で説明すると以下のようになります。

Googleが主体となり、トレンドの変化を生み出すことがありますが、原則としてテスト運用のデータを重視するため、基本的には「多くの人に受け入れられやすい」状況で本格的な実装を行います。そのため、検索エンジンの動きを予見するには、上図をふまえながら以下を意識します。

 

Googleがもっと便利になるとしたら、それはどのように発展するだろうか?

その内容をユーザーは受け入れるだろうか?

受け入れる場合、どのくらいのユーザーが受け入れるだろうか?

 

 

マーケティングから見るGoogleのアップデート例 (1)

「ホテル+地名」で検索したときに以下のような検索表示結果が表示されます。

この機能がgoogleで試験運用されたのは2010年頃です。
このようなメタ検索エンジン的なサービスは、2005年にはindeedやトリバゴなどの会社が設立され提供されていました。なので2010年にはユーザーが複数社のサービスを同じ画面で同時に閲覧したい欲求はマーケットとして顕在化していたと考えられます。
Googleでは2010年以降、試験運用を経て日本のGoogle検索でも実装されました。

マーケティングから見るGoogleのアップデート例(2)

引用:総務省–平成29年度 情報通信白書

 

上図を見ると、2012年に国内のスマートフォンの利用率は60%を超えています。

 

このようなトレンドを受けて、Googleでは2015年にモバイルフレンドリーアップデートを行いました。その後MFI(モバイル ファースト インデックス)やスピードアップデート(表示速度が遅いサイトの評価を下げる)などのアップデートや告知が相次ぎました。

 

実際、ほとんどのマーケターが、2012年~2013年には察知できたトレンドでした。このようにユーザーの変化をSEOの施策に生かせば、アップデートが起きる度に慌てふためく事は少なくなります。

 

まとめ

今回のおさらいをします。

Googleのスタンス

  1. ユーザーはトレンドによって、ライフスタイルや検索意図を変えます。
  2. Googleはユーザーを最優先にします。
    WEBサイトはあくまで要素の1つで、ユーザーの検索エンジンに対する評価を最も気にしています。
    そのため、ユーザーの評価を知るためにテストを行い、ポジティブな反応が得られたら、広範囲でのアルゴリズムのアップデートを行います。
  3. Googleはガイドラインを制定し、専門家に評価を依頼しています。

 

サイト管理者のSEOとの向き合い方

  1. Googleが最優先にしているユーザーの情報を敏感に察知するためのマーケティングノウハウを体得する。
  2. Googleが公表しているガイドラインの内容とその狙いを理解する。
  3. Googleのサイト管理者向けのサポートやツールをフルに活用する。

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