消費者と企業を結ぶコンテンツマーケティング!広告との違いや注目されるようになった要因を解説します

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消費者と企業を結ぶコンテンツマーケティング!広告との違いや注目されるようになった要因を解説します

テレビコマーシャルや新聞の折り込みチラシといった従来の広告は、即効性が高く、収益や売上アップに直結しやすいといった強みがあることから、自社サイトへの集客を図ることを目的に多くの企業が積極的に利用されてきたマーケティング手法の一つです。
ただ最近は、そういった広告の費用対効果が以前に比べて悪くなっていると感じている方も少なくないのではないでしょうか。

そういった時代の変化に伴い、従来の広告とは違ったアプローチの仕方で2014年頃から日本でも大きく注目されるようになったのがコンテンツマーケティングという手法です。

長期的にユーザーを引きつけるコンテンツを提供し続けることがコンテンツマーケティングの重要な役割とされていますが、従来の広告とコンテンツマーケティングって何が違うのか?と疑問に思われている人も多いようです。

そこで今回は、これからコンテンツマーケティングを始める初心者の方向けに、広告とコンテンツマーケティングの違いやコンテンツマーケティングが注目されるようになった背景について詳しく解説します。

1.

広告とコンテンツマーケティングの特徴と違い

広告もコンテンツマーケティングも、情報を発信して企業のブランド認知度を高めるという点では似ている部分がありますが、実際はこれら2つには大きな違いがあります。
それぞれの特徴や違いを理解した上で、目的に合った効果的なマーケティング手法を選びましょう。

1-1.

従来の広告は割り込み型や売り込み型

テレビで頻繁に流れているCMや新聞にはさまれているチラシ、街で見かける看板広告などに代表する一般的なマス広告、それにWEB上で掲載されているリスティング広告などのWEB有料広告、スマートフォンを使っているときに表示される広告バナーなど、私たち消費者と企業を結びつけるための広告は世の中にはたくさん存在します。

このような従来の広告はいずれも、媒体を通して消費者の空間や時間に一方的に割り込んだり、売り込んだり、といった側面が強いことから、多くの消費者はそういった広告をノイズとして捉えて無視するといった傾向にあります。

インターネットやスマートフォンなどが普及する以前のように、情報を収集する手段が少なかった時代であれば、このような伝達手段でも大きな効果が得られていましたが、スマートフォン1台であらゆる情報を瞬時に得られるようになった今は、こういった広告は煙たがれてしまい、以前に比べて企業からのメッセージが消費者の元に届きにくくなっています。

1-2.

コンテンツマーケティングは購買支援型

従来の広告による効果が薄れ始めてきた頃、徐々に注目され始めたのがコンテンツマーケティングです。
コンテンツマーケティングは、消費者に役立つコンテンツを継続的に発信して自社の存在を認知してもらい、そこから消費者の信頼を得て、商品やサービスを購入してくるファンとして段階的に育てることを目的としてマーケティング施策です。

現代の消費者は、電車に乗っている時間や待ち合わせ場所で友だちを待っている時間など、ちょっとした時間さえあればスマホを使ってコンテンツを見るなど、断片的(メディアフラグメンテーション)な情報に多く接しています。

テレビを見ている最中にもスマホを使って、あらゆる情報を得ている消費者にとって、大量の広告が目に入ってくると単にノイズのように感じたり、必要以上に売り込みをされていると感じてしまったりと逆効果になってしまう事もあります。
一方コンテンツマーケティングは、従来の広告のような割り込み型や売り込み型によって情報を提供するのではなく、消費者が求めている情報を、消費者が求めているタイミングで提供することで、消費者の購買行動を支援することを目的としていることが大きな特徴です。

1-3.

広告とコンテンツマーケティングの違いとは?

コンテンツを活用するという点で広告とコンテンツマーケティングは共通しています。
ただ、広告が自社の商品に関する情報をメインにコンテンツを発信しているのに対し、コンテンツマーケティングは自社の商品がメインになるのではなく、まずは消費者に役立つ情報を継続的に提供して、そこから消費者との接点を作り、さらに良質なコンテンツを一貫して提供することで消費者からの信頼を得て、最終的に商品やサービスの購入、利益や売上の増加に導くという仕組みで成り立っています。

また、即効性という面からいえば、従来の広告の方が消費者にダイレクトに商品情報を伝えられる分、即効性があり、収益や売上に直結しやすいといった特徴があります。
一方、コンテンツマーケティングは広告とは違って、何か問題を抱えている潜在顧客やまだ自社の商品を知らない消費者に対して有益なコンテンツを発信し続け、まずは自社の存在に気づいてもらうことから入ります。良質なコンテンツを作り、消費者との信頼関係を築くまでには時間を要するので、コンテンツマーケティングは広告のように即効性はありません。
ただ、消費者に支持されるコンテンツを作ることができれば、そこから長期間にわたって信頼関係を続けることができ、一時的ではなく長い効果が期待できます。

2.

消費者の購買行動を支援する情報提供が鍵となる時代へ

コンテンツマーケティングが日本で注目され始めたのは2014年頃からです。
ここでは、その当時コンテンツマーケティングが注目され始めた背景を説明しながら、コンテンツマーケティングの役割について紹介します。

2-1.

企業による一方的な売り込み型のメッセージが届きにくくなった

日本でコンテンツマーケティングが注目し始めるようになったのは、従来の広告のような売り込み型のメッセージが届けにくくなったという時代背景が1つのきっかけと言われています。

あらゆる情報があふれる現代の状況では、いくらメッセージを伝えようと思っても消費者の目に留まる可能性は依然に比べて低くなり、消費者によってはそういったメッセージが面倒な存在になっている恐れがあります。
また、前述した広告とコンテンツマーケティングの違いからも分かるように、私たちはインターネットやスマートフォンの普及によって断片的な情報に接するようになったので、一方的に商品やサービスを売り込むような露骨なアプローチの仕方では消費者に嫌がられることが多くなりました。

このように、断片的な情報と接するメディアフラグメンテーション時代において、売り込み型の伝達方法を得意とする広告の効果が衰退した今、消費者が求めている有益な情報を必要なタイミングで提供し、購買行動を支援する情報提供を行えるコンテンツマーケティングへの転換が必要とされています。

2-2.

Googleアルゴリズムの変化は影響している

売り込み型広告や割り込み型広告による効果の衰退が、コンテンツマーケティングに注目が集まった理由の1つとされていますが、他にもコンテンツマーケティングが注目された理由があります。
それが、Googleアルゴリズムの変化です。

Googleなどの検索エンジンアルゴリズムは、その時代の変遷などを考慮しながら常に進化を続けています。
検索結果に上位表示させるための手法であるSEO対策において、自然で有益な外部リンクの重要性は依然として高いということは昔も今も変わらないGoogleのスタンスですが、それと同じくSEO業界で大きく注目されているのがコンテンツの効果です。

2011年にGoogleが実施したパンダアップデートは、品質の低いコンテンツで構成されたWEBサイトは検索結果に表示されにくくすることを目的とした検索アルゴリズムのアップデートです。パンダアップデートの導入以降、検索エンジンの質を下げるような低品質なコンテンツは評価を下げる要因となっています。最新の検索アルゴリズムにおいて重要とされる要因の一つとして、単にコンテンツを量産することではなく、質の高いコンテンツを作り、中長期的な施策として根気強く続けていくことも挙げられます。

パンダアップデートのような検索エンジンのアップデートが行われたことにより、ユーザーにとって有益なコンテンツを届けることが重要視され、その結果、適切なコンテンツで消費者と企業を結ぶ役割を果たすコンテンツマーケティングが日本でも広く認知されるようになりました。

インターネットが発達した現代では、企業からの一方的に発信される露骨な売り込み型のメッセージは消費者に無視されてしまう可能性があります。ただ、そういった売り込み型のメッセージは無視する一方で、本当に必要している情報が足りていないため、消費者は検索エンジンを使って常に必要な情報を探しています。
コンテンツマーケティングは、こういった消費者が求めている情報と企業が伝えたい情報の間に立って両者を結ぶコミュニケーションの場といった役割を担っています。


インターネットやスマートフォンが普及した今日において、企業側から一方的にメッセージを発信するこれまでのやり方には限界があります。このように、以前よりも割り込み型や売り込み型の広告の効果が薄れてきている時代だからこそ、消費者の気持ちに寄り添いながら購買行動を支援し、最終的に収益や売上につなげるコンテンツマーケティングが必要とされているのです。

 

以上、広告とコンテンツマーケティングの違いやコンテンツマーケティングが注目されるようになった背景についての解説でした。


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