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SEO対策 2024/03/21

検索エンジンおすすめ16選!日本国内のシェア率を紹介

検索エンジンとは?種類別の特徴と日本・世界のシェア率一覧比較16選のサムネイル画像です

「検索エンジン」という単語を目にする機会が多くなりましたが、実際にどういった仕組みで動いているかをご存知でない方も多いのではないでしょうか?この記事では、WEBサイトの運用を始める予定の方やSEO初心者の方に向けて、「検索エンジンの役割や仕組み」「検索エンジンの世界・国内シェア」について解説します。

1

検索エンジンとは

「検索エンジン」とは、ユーザーが検索サービスの検索窓にキーワードを入力した際に、ユーザーにとって適切だと判断されたコンテンツを検索結果として出力するシステムです。

各企業が提供している検索サービス自体を、検索エンジンと表現する場合もあります。検索エンジンには、ディレクトリ型とロボット型の2種類があります。

ディレクトリ型検索エンジンとは、人手により審査された信頼性の高いWEBサイト・コンテンツの中から、特定分野のWEBサイト・コンテンツを表示するシステムです。

Yahoo!JAPANでは当初ディレクトリ型の検索エンジンを採用していましたが、2018年3月29日をもってディレクトリ型検索エンジンのYahoo!カテゴリの提供を終了しており、現在では後述するロボット型検索エンジンが主流となっています。

ロボット型検索エンジンとは、クローラーと呼ばれるロボットが収集したコンテンツを、検索結果に表示するシステムです。Google、Yahoo!、Bingなどの主要な検索エンジンでは、ロボット型検索エンジンが採用されています。


また、ロボット型・ディレクトリ型以外に、複数の検索エンジンへキーワードを送信して結果を表示する「メタ検索エンジン」もあります。

2

検索エンジンの役割

検索エンジンの役割は、ユーザーが求める情報を最適化して表示することです。

ユーザーの検索意図に対して有益な情報を提供しているWEBサイトを検索エンジンが収集し、検索意図(検索キーワード)ごとにWEBサイトを評価し、キーワードごとにどのWEBサイトを上位に表示させるかを決定しています。

ユーザーは無料で検索エンジンの恩恵を得ることができていますが、検索エンジンを利用するユーザーに対してリスティング広告を表示することで収益を得ることも検索エンジンの役割と言えるでしょう。

3

世界の主な検索エンジン16選

2023年4月における、世界で利用されている検索エンジンのシェア率は以下の通りです。

検索エンジン2023年4月世界シェア率
Google92.63%
bing2.79%
Yahoo!1.1%
YANDEX1.63%
Baidu0.44%
DuckDuckGo0.52%
Naver0.23%
CocCoc0.24%
Ecosia0.08%
Sogou0.10.1%
Petal Search0.07%
Haosou0.04%
Seznam0.04%
Shenma0.02%
StartPage0.02%
Qwant0.01%
世界の検索エンジンのシェア率


【2023年4月世界シェア率】

検索エンジン全プラットフォームデスクトップモバイル
Google92.82%86.84%95.92%
bing2.76%7.05%0.51%
YANDEX1.43%1.81%1.25%
Yahoo!1.11%2.13%0.59%
DuckDuckGo0.54%0.69%0.45%
Baidu0.45%0.4%0.49%
Naver0.24%0.19%0.27%
CocCoc0.22%0.22%0.22%
Sogou0.1%0.24%0.03%
Ecosia0.08%0.12%0.06%
Petal Search0.08%-0.12%
Seznam0.04%0.06%0.03%
Haosou0.04%0.09%0.02%
StartPage0.02%0.03%0.01%
Shenma0.02%-0.03%
Qwant0.01%0.03%-
Other0.03%0.05%0.01%


Googleが1位であることには変わりがありませんが、パソコンから検索する場合とモバイル端末を使用して検索する場合では、bingのシェア率に大きな差があります。

【データ参考元】StatCounter 2023年4月世界シェア率


それぞれの検索エンジンの特徴を解説します。

3-1

Google

Google


Google」は、世界で最も利用されている検索サービスを提供する企業であり、検索エンジンの名称でもあります。

WEBブラウザのChromeやSafariに標準設定されており、デスクトップ検索だけでなくモバイル検索においてもGoogleのシェア率が高い要因と言えるでしょう。

【特徴】

  1. 【PageRank アルゴリズム】:WEBページへのリンクを分析し、その重要性を評価するGoogleの独自アルゴリズム。

  2. 【Voice Search】:音声認識技術を活用して、ユーザーが音声で検索クエリを入力することを可能にする機能。

  3. 【BERT アルゴリズム】:自然言語処理技術で、文脈を深く理解し、検索クエリに対して関連性の高い結果を提供する。

  4. 【Google Discover】:ユーザーの興味に基づいてコンテンツを推薦し、積極的な検索なしに情報を提供する機能。

  5. 【強調スニペット】:ユーザーの質問に直接答えるような情報を検索結果ページの上部に特別に表示する機能。
3-2

bing

bing


bing」は、Microsoftが提供している検索エンジンです。WEBブラウザのMicrosoftEdgeに標準設定されており、テキスト検索だけでなく画像・動画検索もしやすくなっています。

人工知能を使った対話型の検索や検索するごとにポイントがたまる仕組みを導入するなど、他の検索エンジンとの差別化がおこなわれています。

【特徴】

  1. 【bing AI】:Bing AIはbingにAIチャット機能を搭載して、人間と会話をしているかのようなチャット体験をすることができます。

  2. 【Video Search】:Bingはビデオ検索に秀でています。サムネイルプレビュー機能を利用すると、ビデオの内容を一部確認することができます。

  3. 【Social Media Integration】:Bingでは、検索結果にソーシャルメディアの情報を統合しています。TwitterやFacebookの投稿などが表示されることがあります。

  4. 【Rewards Program】 :Bing Rewardsは、Bingで検索を行うことでポイントを獲得し、ギフトカードなどの報酬と交換できるプログラムです。

  5. 【Adaptive Search】 :Bingはユーザーの検索履歴や行動を学習し、以前の検索と関連した結果を提供することで、検索体験をパーソナライズしています。
3-3

Yahoo!

Yahoo!


Yahoo!」は、ヤフー株式会社が提供する検索エンジンです。
ポータルサイトYahoo!JAPANに設置されているほか、「https://search.yahoo.co.jp/」ページからも検索できます。利用者の多いポータルサイトに設置されていることから、日本でのシェア率は高いです。

2010年12月1日からGoogleと同じ検索アルゴリズムを使用しているため、リスティング広告やYahoo!独自のコンテンツを除けば、表示されるページや順位はGoogleと同じです。

【特徴】

  1. 【インテグレーテッドポータル】:Yahoo!は検索エンジンだけでなく、ニュース・メール・天気・ショッピングなど多岐にわたるサービスが統合されたポータルサイトでもあります。

  2. 【Yahoo!知恵袋】:ユーザーが質問を投稿し、コミュニティが回答する形式のQ&Aプラットフォームです。様々なトピックに関する情報が共有されています。

  3. 【広告ネットワーク】:Yahoo!は広範な広告ネットワークを持ち、広告主にとって効果的なプロモーションの場を提供しています。広告を掲載することでターゲットユーザーにリーチすることができます。
3-4

YANDEX(ヤンデックス)

YANDEX


YANDEX(ヤンデックス)」は、ロシアで最も利用されている検索サービスを提供する企業であり、ポータルサイト・検索エンジンの名称でもあります。

【特徴】

  1. 【キリル文字対応】:Yandexはロシア語とキリル文字に対応しており、キリル文字を使用する言語における検索精度が非常に高いです。

  2. 【Yandex.Zen】:ユーザーの興味に基づいてパーソナライズされたコンテンツを提供する、AIドリブンのパーソナルニュース推薦サービスです。

ロシアのGoogleとも言われており、約60%のシェアを占めています。

検索エンジンシェア率
YANDEX58.45%
Google40.05%
bing0.8%
DuckDuckGo0.22%
Mail.ru0.19%
Yahoo!0.13%
Petal Search0.09%
Rambler0.02%
Baidu0.02%
CocCoc0.01%
Other0.03%
データ参考元:StatCounter 2023年4月ロシアシェア率
3-5

Baidu(バイドゥ)

Baidu


Baidu(バイドゥ)」は、中国で最も利用されている検索サービスを提供する企業であり、検索エンジンの名称でもあります。

【特徴】

  1. 【中文検索の最適化】:Baiduは中国語に特化しており、中国語の文字と文法に対して高精度な検索結果を提供します。

  2. 【Baidu Baike】:Wikipediaに似た、ユーザーが編集可能なオンライン百科事典で、中国の観点から多くの情報が共有されています。

  3. 【Baidu Tieba】:Baiduが提供する広範な掲示板サービスで、ユーザーは特定のトピックに関するコミュニティを作成し、情報を交換することができます。

  4. 【Baidu Index】:ユーザーがキーワードの検索トレンドや人気を追跡できるツールで、中国市場に特化したデータが得られます。

中国においては約50%のシェアを占めています。

検索エンジンシェア率
Baidu50.47%
bing22.25%
Sogou11.33%
Google7.11%
Haosou4.56%
Shenma2.11%
YANDEX1.65%
Ecosia0.34%
Yahoo!0.11%
Naver0.06%
DuckDuckGo0.01%
Other0.02%
データ参考元:StatCounter 2023年4月中国シェア率
3-6

DuckDuckGo(ダック・ダック・ゴー)

DuckDuckGo


DuckDuckGo(ダック・ダック・ゴー)」は、起業家のガブリエル・ワインバーグが立ち上げた、ユーザーのプライバシーの保護を基本方針としている検索エンジンです。

パーソナライズ検索に対応していないため、フィルターバブルに陥りにくいと言われています。

【特徴】

  1. 【プライバシー保護】:DuckDuckGoはユーザーのプライバシーを重視し、検索履歴や個人情報を追跡・保存しません。

  2. 【広告の最小化】:広告は表示されますが、ユーザーの検索履歴に基づかないため、パーソナライズされた広告は表示されません。

  3. 【!Bangs 機能】:特定のウェブサイトで直接検索するためのショートカット機能で、"!w" などのプレフィックスを使用します。
3-7

Naver

Naver


Naver」は、韓国のネイバー株式会社が提供する検索エンジンであり、ポータルサイトです。

【特徴】

  1. 【Naver Cafe】:ソーシャルコミュニティプラットフォームで、ユーザーが興味を共有し、情報を交換するためのオンラインカフェを作成できます。

  2. 【Naver Knowledge iN】:Q&Aプラットフォームで、ユーザーが質問を投稿し、他のユーザーが回答する形式で情報が共有されます。

  3. 【Naver Webtoon】:オンラインで漫画を読むことができるプラットフォームで、多くのクリエイターが自分の作品を公開しています。

韓国においては、Googleに次いで2番目のシェア率(約35%)の検索エンジンとなっています。

検索エンジンシェア率
Google60.66%
Naver34.28%
bing2.36%
Daum1.13%
CocCoc0.69%
Yahoo!0.38%
YANDEX0.26%
DuckDuckGo0.14%
Baidu0.08%
Other0.02%
データ参考元:StatCounter 2023年4月韓国シェア率
3-8

CocCoc(コックコック)

CocCoc


CocCoc(コックコック)」は、ベトナム語を使うユーザーに最適化された検索エンジンです。ハノイに本社を置くベトナム企業Coccoc社が提供しています。

【特徴】

  1. 【CocCoc マップ】:ベトナムの地域情報に特化したマッピングサービスで、地元のビジネスやサービスを探すのに便利です。

  2. 【CocCoc Wallet】:オンライン決済と電子ウォレットサービスで、ユーザーが安全かつ迅速にオンラインで支払いを行うことができます。

ベトナムにおいては、Googleに次いで2番目のシェア率(約2%)の検索エンジンとなっています。

検索エンジンシェア率
Google97.29%
CocCoc2.19%
Yahoo!0.26%
bing0.22%
DuckDuckGo0.02%
Baidu0.01%
Other0.02%
データ参考元:StatCounter 2023年4月ベトナムシェア率
3-9

Ecosia(エコシア/エコジア)

Ecosia


Ecosia(エコシア/エコジア)」は、ドイツの企業が提供している、ユーザーが検索するたびに世界中で植樹がおこなわれる検索エンジンです。

利益の80%以上を植林・森林再生活動を行う非営利団体「WWF」に寄付しており、これまでに1億本以上の植樹がおこなわれています。

【特徴】

  1. 【植林活動支援】:Ecosiaは広告収益の一部を使って世界各地で植林プロジェクトを支援しており、ユーザーの検索活動が直接環境保護に貢献します。

  2. 【植林カウンター】:ユーザーはEcosiaでの検索回数に応じて植林される木の数をリアルタイムで確認でき、その影響を直接確認することができます。

  3. 【透明性】:Ecosiaは財務報告を公開し、収益の使い道を明確にし、ユーザーに対して信頼性を保っています。

  4. 【プライバシー重視】:Ecosiaはユーザーの検索データを外部の広告会社と共有せず、検索履歴は7日で匿名化されます。

ドイツにおけるシェア率は、0.81%です。

検索エンジンシェア率
Google90.27%
bing4.91%
YANDEX1.18%
DuckDuckGo1.11%
Yahoo!1.08%
Ecosia0.81%
StartPage0.24%
t-online0.22%
WEB.DE0.05%
Qwant0.04%
Petal Search0.02%
Seznam0.01%
Other0.05%
データ参考元:StatCounter 2023年4月ドイツシェア率
3-10

Sogou(捜狗)

Sogou


Sogou(捜狗)」は、Tencentの子会社Sogou、Inc.が提供する検索エンジンです。
中国においては、前述したBaidu(バイドゥ)・bingに次いで3番目のシェア率(11.33%)となっています。

【特徴】

  1. 【中国語入力法】:Sogouは中国語の入力法に優れ、ピンイン(拼音)入力や手書き入力を支援し、中国語の入力が非常に効率的です。

  2. 【Sogou Wiki】:Sogou百科は、ユーザーが情報を投稿や編集できるオンライン百科事典で、多くの情報が中国語で共有されています。
3-11

Petal Search

Petal Search


Petal Search」は、中国の通信機器大手メーカー、ファーウェイが提供する、170以上の国・地域の70以上の言語をサポートする検索エンジンです。

【特徴】

  1. 【Huawei専用】:Petal SearchはHuaweiのデバイスに特化した検索エンジンで、Huaweiユーザー向けに最適化された検索結果を提供します。

  2. 【アプリ検索】:Huawei AppGalleryと連携しており、ユーザーは直接アプリを検索し、インストールすることができます。
3-12

Haosou

Haosou


Haosou」は、中国でアンチウイルスソフトウェアを制作するIT企業Qihoo(奇虎) 360社が提供する検索エンジンです。

【特徴】

  1. 【動的リアルタイム検索】:時事ニュースやトレンドに関する情報をリアルタイムで取得し、ユーザーに最新の情報を提供します。

  2. 【セキュリティ】:HaosouはQihoo 360のセキュリティ技術と統合されており、安全性を重視した検索結果を提供します。
3-13

Seznam

Seznam


Seznam」は、チェコ共和国プラハのIvoLukačovičによって1996年に設立された検索エンジンです。チェコ共和国においては、Googleに次いで2番目のシェア率(13.27%)となっています。

【特徴】

  1. 【Seznam Mapy】:チェコの地図サービスで、詳細な地図情報や交通情報、航空写真などを提供し、地元のビジネスやサービスを探すのに便利です。

  2. 【Stream.cz統合】:チェコのオンライン動画サービスと統合されており、テレビ番組や動画を直接検索して視聴することができます。

  3. 【Seznam Email】:Seznamは独自の電子メールサービスを提供しており、ユーザーはSeznamアカウントを使ってメールを送受信できます。

検索エンジンシェア率
Google81.91%
Seznam13.27%
bing3.34%
Yahoo!0.54%
YANDEX0.46%
DuckDuckGo0.37%
Ecosia0.05%
CocCoc0.01%
Qwant0.01%
Petal Search0.01%
Other0.03%
データ参考元:StatCounter 2023年4月チェコ共和国シェア率
3-14

Shenma

Shenma


Shenma」は、中国のAlibabaGroupとUCWebの合弁会社によって開発された、モバイル検索に特化した検索エンジンです。

中国におけるデスクトップ検索でのシェア率は0.06%ですが、モバイル検索では4.08%を占めています。

【特徴】

  1. 【モバイル特化型】:Shenmaはモバイル検索に特化しており、スマートフォンユーザーにとって使いやすく高速な検索経験を提供します。

  2. 【アプリ検索】:ユーザーはShenmaでアプリを直接検索し、推奨されるアプリを簡単に見つけてインストールすることができます。

【データ参考元】:StatCounter 2023年4月中国シェア率

3-15

StartPage

StartPage


StartPage」は、オランダの企業サーフボード・ホールディングBVが提供しているメタ検索エンジンです。内部的には外部の検索エンジンを使用していますが、StartPageを経由して検索することで検索エンジンに個人情報が渡ることはありません。

【特徴】

  1. 【Googleの検索結果】:StartPageはGoogleの検索結果を使用しながらプライバシーを保護するため、個人情報を経由せずにGoogleの検索結果を利用できます。

  2. 【匿名ビュー】:ユーザーは検索結果のリンクを「匿名ビュー」で開くことができ、サイトを訪れても自分の個人情報が漏れないよう保護されます。

  3. 【カスタマイズ可能な設定】:StartPageでは検索結果の表示スタイルや言語設定など、多くのカスタマイズオプションを提供しています。
3-16

Ask.com(アスク・ドットコム)

Ask.com


Ask.com(アスク・ドットコム)」は、アメリカのインターネットメディア企業IACが運営しているポータルサイト及び検索エンジンです。

【特徴】

  1. 【質問形式の検索】:Ask.comは元々質問と回答の形式で情報を提供するサイトで、ユーザーは自然言語での質問形式で検索することができます。

  2. 【Q&Aコミュニティ】:ユーザーはAsk.comのコミュニティに質問を投稿し、他のユーザーから回答を受けることができます。

  3. 【テーマ別チャンネル】:Ask.comはテーマ別のチャンネルを提供し、特定のトピックに焦点を当てた情報や質問を探しやすくしています。
4

日本における検索エンジンのシェア率

日本国内で利用されている、2023年4月における検索エンジンのシェア率は以下の通りです。

2023年4月における検索エンジンのシェア率


【2023年4月日本国内シェア率】

検索エンジン全プラットフォームデスクトップモバイル
Google76.91%72.5%80.79%
Yahoo!14.03%9.83%17.57%
bing7.97%16.68%0.47%
DuckDuckGo0.32%0.33%0.31%
CocCoc0.3%0.16%0.4%
YANDEX0.14%0.18%0.12%
Naver0.14%0.04%0.23%
Baidu0.12%0.22%0.05%
Ecosia0.04%0.04%0.04%
Other0.03%0.03%0.02%
データ参考元:StatCounter 2023年4月日本国内シェア率


シェア率だけで見ると、Googleの2023年4月日本国内シェア率は76.91%と、世界のシェア率よりも大幅に低いですが、前述したようにYahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを使用しているため、日本における検索エンジンは、Googleが9割以上を占めていることになります。

また、世界シェア率と同様にモバイル検索におけるbingのシェア率が低いのは、検索エンジンにGoogleを標準設定しているスマホの普及率が非常に高いからだと推察されます。

【2023年4月日本国内モバイルブラウザシェア率】

Safari63.23%
Chrome31.44%
Samsung Internet2.44%
Firefox0.9%
UC Browser0.64%
Android0.38%
Opera0.28%
Edge0.21%
Coc Coc0.16%
Whale Browser0.11%
QQ Browser0.06%
Puffin0.05%
Yandex Browser0.03%
Unknown0.03%
Sony PSP Vita0.01%
Edge Legacy0.01%
Other0.01%
データ参考元:StatCounter 2023年4月日本国内モバイルブラウザシェア率
5

検索エンジンの基本的な仕組み

インターネット上に公開されたWEBコンテンツが検索エンジンによって検索画面に表示されるまでの仕組みは以下の通りです。

  1. クロール
  2. インデックス登録
  3. 検索結果への表示

5-1

クロール

「クロール」「クローリング」とは、クローラーと呼ばれる検索エンジンのロボットが、WEBサイト内に貼られたリンクを辿ることでインターネット上を巡回し、膨大なページ数のWEBコンテンツから情報を収集することです。

5-2

インデックス登録

クローラーが収集したデータは、検索エンジンが処理しやすいデータに変換されて検索データベース「インデックス」に格納されます。クローラーにより収集されたデータが、すぐに検索結果に表示されるわけではありません。

インデックスには、ただ情報が収集されるだけでなく、情報を整理整頓した上で格納されることから少し時間がかかります。また、クローラーが巡回した情報がすべてインデックスされるわけではなく、「コンテンツが重複している」「内容が乏しい」などの理由でインデックスされない場合もあります。

5-3

検索結果への表示

ユーザーが検索サービスの検索窓にキーワードを入力すると、検索エンジンはインデックスに格納されたデータを参照し、検索アルゴリズムに基づいて検索結果にページを表示します。

ただし、ページがインデックスに登録されていても、検索ユーザーの検索意図を満たしていなかったり、検索エンジンから低品質なコンテンツと判断されていたりする場合、検索結果に表示されない場合もあります。

また、noindexタグが設定されているページは、原則として検索結果には表示されません。

6

検索エンジンのアルゴリズム

検索エンジンのアルゴリズムとは、検索結果に表示するページを決定するプログラムです。

検索エンジンは、検索アルゴリズムに基づいて、インデックス登録されたページの中から検索結果にどのページを表示するか、どの順番で表示するかを決定します。

▼ 検索アルゴリズムが検索順位を決定するプロセスは以下の通りです。

  1. 検索キーワードを分析する
  2. 検索キーワードを照合する
  3. ページの有益性を評価する
  4. 最適な検索結果を返す
  5. ユーザー行動の背景を考慮する

Googleの検索アルゴリズムでは検索順位を決定する指標が200以上あると言われていますが、Googleは検索アルゴリズムを公開していないので、具体的な指標は不明です。

一方、流出したYandexのアルゴリズムがGoogleのアルゴリズムと近いのではないか、以下のような指標が検索順位に影響を与えているのではないか、と推測されています。

  • ページランク
  • 公開されてからの期間
  • ページの最終更新日
  • ドメインの平均ランキング
  • URLの文字列
  • ページのパフォーマンス
  • ホスト(サーバー)の安定性
  • ユーザーの行動
  • ユーザーのリピート率
  • クロールの深さ
  • メインページからの被リンク
  • サイト名やURLの検索回数
  • ブックマークの数
  • Google Mapsの掲載などユーザビリティ向上の要素
  • タイトルの大文字率
  • ページ中に含めたビデオなどのリンク切れ
  • 特定サイトの優遇


ただし、Googleは検索アルゴリズムを日々改善しているため、過去に影響があると推測された指標であっても、現在では大きな影響を与えていないかもしれません。

検索アルゴリズムの盲点を突いて恣意的に検索順位を上げようとした施策に対しては、コアアップデートにより対策が取られています。

WEBサイトの運営者やSEO担当者は、常に注意を払って動向を確認することが重要です。

7

検索エンジンに関するよくある質問

検索エンジンに関するよくある質問と回答をご紹介します。

おすすめの検索エンジンは?

前述したように、世界で最も使われている検索エンジンはGoogleです。

Googleに代わる検索エンジンはある?

Googleに代わる検索エンジンは、Microsoftが提供する世界シェア率2番目のBingです。

BingとGoogleでは運営する企業だけでなく使用する検索アルゴリズムも異なるため、検索画面にはGoogleで検索した場合と異なるページが表示されることもあります。

Microsoft EdgeにはBingが標準設定されていますが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使用して検索することも可能です。

ロボット型検索エンジンとは?

「ロボット型検索エンジン」とは、クローラーを呼ばれるプログラムがインターネット上に公開されているWEBサイトを巡回することでページ情報を収集し、検索エンジンの検索窓に入力された検索キーワードに対して適切だと判断された情報を、検索結果として出力する仕組みの検索エンジンです。

サーチエンジンとは?

サーチエンジンとは「Search Engine」をカタカナ読みしたものであり、検索エンジンと同義です。

8

まとめ

今回は、検索エンジンの役割や仕組み、検索エンジンの世界・国内シェアについて解説しました。

日本国内においてはGoogle・Yahoo!・bingの3つの検索エンジンが約98%を占めていますが、Yahoo!ではGoogleと同じ検索アルゴリズムを使用していることと、モバイル検索においてはbingのシェア率が低い点を考慮すると、SEOにおいてはGoogleの検索エンジンを前提とした施策が重要です。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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