SEOにおける検索クエリとは?

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SEOにおける検索クエリとは?

SEOを行う上でキーワードを軸にプランを考える事は多いと思います。
そのキーワード選定の中で【検索クエリ】という概念を用いてキーワードを選定するという方法をご存知でしょうか?
SEOにおける検索クエリとは一言で言ってしまえば“ユーザーの検索意図(ニーズ)を分類し言語化する事です。“SEOにおける検索クエリを意識してキーワード選定をし、より質の高い自社にマッチしたキーワードを選定してKPI設定していきましょう。

1.

検索クエリとは

単語としては“質問の意“、“問い合わせる“という意味です。英語表記は【query】。

また、データベースの他にも検索エンジンを利用する際に入力される文字列などが一般的にクエリと呼ばれている。なお「Webクエリ」と言えば、Microsoft Excelの機能の一種でWeb上から表データを取り込み自動入力する機能を指す。

https://www.weblio.jp/content/%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%83%AA
1-1.

自社サイトへの検索クエリを調べる方法

Googleアナリティクスの機能で【検索クエリ】を調べることが可能です。

検索クエリの具体的なキーワードを知ることが第一段階です。その他【オーガニックキーワード】でしたらAhrefs等でもご確認いただけるのでいずれかで確認してみましょう。

Googleアナリティクスで検索クエリを調べる

Googleアナリティクスを使って検索クエリを調べるには、Googleサーチコンソールと連携させておく必要があります。

 
連携後は、Googleアナリティクスにログイン後、
 ①【レフトナビ・集客】→②【Serch Console】→③【検索クエリ】→④【右下の数値】と順にクリックします。
検索クエリの他、クリック数や表示回数、クリック率、平均掲載順位のデータを確認することができます。

検索クエリに表示された(other)とは?

GoogleアナリティクスでWEBサイトの検索クエリを調べていると、(other)という項目が表示されることがあります。これは、Googleアナリティクスの仕様によるもので、上限を超えたデータをまとめて集約した値のことです。無料のGoogleアナリティクスでは5万件と上限が定められており、1日のデータ件数が5万件以上と、項目数が多くなったときに残りが(other)に集約されることがあります。

検索クエリを調べたときに(other)の数が多くなってしまっても、WEBサイトにとって悪いというわけではありません。WEBサイトによっては5万件以上を越えてしまう場合があるため、より多く検索クエリを分析したいときには有料版に切り替えることである程度は改善することができます。

検索クエリに表示された(not set)とは?

Googleアナリティクスで検索クエリを調べたときに出てくる(not set)という項目は、キーワードを入力せずに流入してきたクエリのことを言います。代表的な例としては、ほかのWEBサイトから流入したり、ブックマークから流入したときなどがこの項目に当てはまります。こちらも特に分析・運用上で問題になることはありません。

1-2.

調べたクエリを4つの解釈で分類し考える

検索クエリにはユーザーの意図を大まかに4つに分類しユーザーの検索クエリから検索エンジンがどのように解釈、検索結果を表示しているのかがわかります。4つの分類は暫定的なものであり今後も変更・追加される可能性はございますが下記でそれぞれのクエリについてご確認いただけます。

・トランザクショナルクエリ(取引型)

取引型クエリやDoクエリとも呼ばれる。
検索ユーザーが実際にアクションを起こしたい時にという意図の際に用いられます。

クエリ検索意図
羽毛布団 通販オンラインショップで羽毛布団を買いたい。
ハワイ 格安航空券ハワイの格安航空券をネット予約したい。
ハウスクリーニング 依頼ハウスクリーニング業者に依頼をしたい。
FFFTP ダウンロードFFFTPをダウンロードしたい。
楽天カード 入会楽天カードを作りたい。

・ナビゲーションクエリ(案内型)

案内型クエリやGOクエリやWebsiteクエリとも呼ばれる。
ユーザーが特定のページ、サイトに行きたいという明確な意図の際に用いられます。

クエリ 例
楽天市場Youtube
YahooメールGoogleマイビジネス
マクドナルド 店舗一覧JAL マイページ

 

・インフォメーショナルクエリ(情報型)

情報型クエリやKnowクエリとも呼ばれる。
ユーザーが情報を調べたい、情報を改めたいという又は悩みや疑問を解決したいという意図の際に用いられます。
※インフォメーショナルクエリは潜在層、潜在顧客に多く見られる検索クエリとも言えます。

クエリ検索意図
歯科矯正 料金歯科矯正の料金を知りたい。
八王子市 人口八王子市の人口を知りたい。
自転車 メンテンナス自転車のメンテナンス方法を知りたい。
タイ 首都タイの首都名を知りたい。

 

・ビジットインパーソンクエリ

エリア型クエリやLocationクエリとも呼ばれる。
近くや特定の地域での情報を検索したいという意図の際に用いられます。
またモバイルやスマートフォンなどの検索ユーザーに多いクエリです。

クエリ 例
ファミレスYoutube
ガソリンスタンドラーメン屋
ATM美容院

※クエリとは若干異なりますが(無関係ではない)検索クエリによってGoogle検索ツールバーの表示が変化・最適化されます。ユーザーの意図に合わせて最適な検索結果を表示したいというGoogleの意図がツールバーでも表れていると言えます。

・『ハンバーグ』と検索した際のGoogle検索ツールバー 青枠部分
ハンバーグはビジットインパーソンクエリ&インフォメーショナルクエリの意図であると解釈できます。

 
・『ハンバーグ 冷凍』と検索した際のGoogle検索ツールバー 青枠部分
検索ツールバーの左端に【ショッピング】が表示されたのでトランザクショナルクエリと解釈が変更されたことがわかります。

 

1-3.

検索クエリを踏まえてキーワード選定をしよう

クエリについて自社に関するものと分類ができたら実際にキーワードを選定して最適化しましょう。

例:『八王子市のリフォーム業者』
ビジットインパーソンクエリ中心に選定し近隣の利用者に向けてSEOキーワード設定
「八王子市 リフォーム」「八王子 内装リフォーム」など

例:『Wi-Fiルーターレンタル業者』
インフォメーショナルクエリでWi-FiレンタルのメリットなどでSEOキーワード設定
ナビゲーショナルクエリでレンタルまでの流れやよくある質問などでSEOキーワード設定
「Wi-Fiルーターレンタル 海外旅行」「Wi-Fiルーターレンタル 流れ」など

■ポイント■
・クエリ分類が完了しても該当するクエリでユーザーが訪問するページが充実してないと効果薄。
・事業規模や企業規模、検索ボリュームを考えて想定するキーワードを選定する。
・キーワード選定の難易度基準に迷ったら第三者を踏まえて360度レビューをしてもらう。
・戦うべき相手(マーケット)を強大にしすぎない 
八王子なのに東京のキーワードで上げたい
Wi-Fiレンタルのキーワードのみで上げたい  など

1-4.

クエリ毎に相性の良いサイト(ページ)構成について

検索クエリによって検索ツールバーの表記が異なるなどの最適化がなされますが
クエリ毎に掲載されるURL(サイト)の表示結果にも最適化された傾向があります。
実践的にキーワード選定後はページ作りというフェーズになりますのでいくつかご紹介させていただきます。

・トランザクショナルクエリ 『羽毛布団 通販』で検索した際の例

1-10位までの表示URL
・商品一覧のカテゴリーページ(TOPページではない)が10位以内に9URL表示されている
・カテゴリーページ内の表示商品数が多い
・10URL中8URLが静的URLで生成されている
・同一ドメインの表示結果は2URL
・認知度が高い企業のECサイトURLが多い
・Q&Aのリッチリザルトが2URLで表示されていた

■商品数が多いページが評価されていると仮定できる
→検索ユーザーは実際に商品を購入したいという意図がある為商品数が多いページが検索意図にマッチする。

■トランザクショナルクエリ(購入)においてはマークアップでの施策よりは商品数が多いなどの選択肢を多くする構成の方が効果的。
マークアップにおいては下層ページにも波及する様に実装する必要がある。

・インフォメーショナルクエリ 『厚生年金とは』で検索した際の例

1-10位までの表示URL
・民間企業ではない公的機関のURLは3URL表示
・表示URL内でコンテンツ執筆者・著者の紹介文があるのは3URL
・民間企業のURLは記事内に平均3URLから引用している
・1年以内のURLは4URL
・Wikipediaは7位の表示

■公的機関のURLが強いが1位のURLは厚生年金と国民年金の違いは?というタイトル
→厚生年金を調べる人は他の年金との比較情報が知りたいというさらに下の階層の検索意図まで考慮されていると仮定できる。

■民間企業は執筆者記載欄がE-A-T観点で重要。
→専門性・権威性両2つの効果があるとは断言できないですが【誰がこの内容を書いたか?】という視点は必須と言えます。

■最新情報(少なくても1年以内)であるという事は重要要素
→改正がなされたり、ニュース情報などの紐づきそうな内容のクエリの該当ページは情報が最新であるという要素が大事。


ただ上記はあくまでデータと傾向なのでそれらを自社サイトにどうマッチさせるかが本当の意味では重要です。データと順位が相関関係があると結論付けてしまうのではなく、クエリによって上位表示されるURLのデータから【なぜこの表示結果になったのか】という背景を考える事が重要です。

1-5.

検索クエリとE-A-T

トランザクショナルクエリ・インフォメーショナルクエリにおいては特定のジャンル(例:【医療】【薬事】【法律】【グルメ】など)はE-A-Tをどこまで蓄積できるかが重要です。

例:『時効援用』というインフォメーショナルクエリで自社サイトの掲載順位を含めたSEOを実践したい場合。

クエリだけを考えたら時効援用の言葉の意味。法律上での定義。時効援用の法律的な歴史・凡例などを限りなく詳細に記載していけばそのコンテンツは十分と判断し成功と言えます。ですがそこに【E-A-T】の概念が現在は重要視されています。
コンテンツ上のE-A-Tとして下記が例として想定されます。※あくまで例です。

・時効援用に関しての内容を執筆しているのは行政書士か弁護士か。
・時効援用に関して解決実績がどれくらいあるのか。
・時効援用以外の法律問題においてどれくらいの実績があるのか。
・利用者からのレビュー状況は良いか。


つまりクエリによってはE-A-Tが必要不可欠なクエリがあるという認識を持つことが非常に重要となります。
その他E-A-Tを蓄積するには外部施策のサイテーションや関連サイトへの発リンク、運営者情報の開示など様々な要素も必要になってきます。


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