セマンティック検索とは

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セマンティック検索とは

デジタルマーケティングやSEOでよく用いられる単語の中から、今回は「セマンティック検索」の意味や効果、SEOとの関連性について解説します。

1.

セマンティック検索の意味は?

「セマンティック検索」とは、ユーザーが検索エンジンで入力したキーワードからコンピューターが検索意図や目的を解釈して、ユーザーの求める検索結果の精度を高めようとする概念、または技術のことを指します。

世界の検索エンジン大手の「Google(グーグル)」では、セマンティック検索エンジンの開発を進めており、曖昧な文章やキーワードなどから文脈上の意味を捉えることで、ユーザーの意図をより深く理解できるように、日々セマンティック検索アルゴリズムが進化しています。

セマンティック検索が実際に使用されている例はいくつかあります。例えば、Googleの検索エンジンでは、入力した検索キーワードが含まれたページが表示されるだけでなく、「類義語の検索結果がハイライト表示される」、「リッチスニペット」や「アンサーボックス」、「ナレッジグラフ」にも直接的な情報だけでなく、検索キーワードに関連性の高い情報が付加されるように表示されます。

1-1.

セマンティック検索が導入された背景

AI(人工知能)の進歩により私たちの生活が劇的な変化を遂げていますが、それはソフトウェアや検索エンジンの分野にも大きく活用されています。
その一つが、昨今よく目にするようになった「音声認識」という機能です。人の音声から意味を正確にコンピューターが解釈し、その検索意図や目的に対して最適な結果を表示できるように研究が進められています。

2020年には、音声検索を利用して検索をする人の割合が全体の50%を占めると予測されていますが、今もすでに検索全体の20%が音声検索になっていると言われるほど、音声検索への注目度が増しています。

音声を通じて検索をするユーザーが今後も増え続けると予測される中で、Googleなどの検索エンジンでは、会話からユーザーの意図を把握するアルゴリズムが求められる、と推測し技術を開発してきました。
「セマンティック検索」であれば、コンピューターがユーザーの検索意図や目的を理解して、求められる検索結果をより正確に提供できます。

2.

セマンティック検索の効果について

セマンティック検索の技術を用いることで、これまで以上にユーザーの検索意図に沿った検索結果を提供できるようになります。検索キーワード(クエリ)に対して、キーワードを含むページを検索結果に表示する以前の仕様とは異なり、セマンティック検索の技術を導入したことでキーワードよりも検索意図に沿った検索結果が表示されるようになりました。

入力したキーワードの組み合わせや、意味の関連性なども統計的にコンピューターが理解するため、従来のような全く関係性がないと思われるページは検索結果から除外され、よりユーザーが求める検索結果を正確に導き出すことができるようになります。

3.

セマンティック検索とSEO

これまでは、検索結果で上位に表示させたい個々のキーワードに対してSEO施策をしてきました。

しかし、今後はユーザーの検索意図を理解し、検索結果の向上を目指すセマンティック検索の導入により、キーワードへのこだわりよりも、検索キーワードから連想されるユーザーの意図に応えるためのコンテンツを用意することが重要といえます。

3-1.

セマンティック検索に対応するためのSEO施策

今後は、セマンティック検索をよく理解した上で、的確なSEO戦略を立てることが大切です。

セマンティック検索の狙いは、ユーザーの検索体験を向上させることです。そのため、ユーザーの検索意図に合わせて、適切な形式で適切なタイミングで適切な情報を提供することが重要になってきます。なので、現状では以下のように「ユーザーの検索意図を予測し、的確なコンテンツを作成し、適切にGoogleに認識してもらう」取り組みが大切です。

・明確な文章構成でコンテンツを作成する

ユーザーの検索意図に応えるコンテンツを用意したときに、ユーザーおよびGoogleから適切にコンテンツ主旨を理解してもらうために、文章構成や記事テーマが散らかっていないかをチェックします。

・記事内容に関連性の高い発リンクを貼る

ユーザーの情報収集は拡散的・補完的なので、記事内容の理解をより深めるためのページへのリンクを貼ります。

・特定のテーマごとに適切にディレクトリ分けを行う

サブドメインでもディレクトリでもよいですが、特定のテーマごとにサイトを構成することで、ユーザークエリに適切に答えているサイトだと認識することを促します。

・SERP(検索結果での表示のされ方)を意識する

検索結果において表示される記事タイトルスニペットを見て、検索ユーザーは質問への答えの適切さを判断します。

・htmlの構造化マークアップをきちんと行う

特定のトピックに関してクローラーに適切に読み込んでもらい、ターゲットが検索エンジンに問いかける質問の答えを提供しやすくします。


以上のように、セマンティック検索を意識したSEO施策を行う際には、関連性のあるコンテンツをまとめて、見やすいWEBサイトを作ることが有効だとされています。

サイトテーマやカテゴリーを明確にすることで情報構造を分かりやすくすることはもちろん、テーマとは関係ないキーワードや文章を出来るだけ入れないように注意して構成することが大切です。
ユーザーの検索意図や目的に関連性のないコンテンツは同じサイトに入れずに、別サイトに分離して運用したほうが除外対象になるリスクを抑え、読みやすくまとまりのあるサイトを作ることができます。


検索エンジンには、AI(人工知能)の技術が多く使われています。Googleでは一早く、テキスト情報だけでなく、自然な会話で出てくる文章が将来的な検索クエリになると考えて、数年前よりセマンティック検索に力を入れてきました。同義語・類似語の精度や、キーワードから連想される概念などへの理解を深めるための進化を続けています。

 

自社WEBサイトを検索結果の上位に表示させ続けるためのSEO対策に取り組むWEB担当者にとって、セマンティックという概念を理解することは今後のSEO戦略において、非常に重要なことだといえるでしょう。

 

以上、「セマンティック検索」の意味や効果についての解説でした。


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