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WEBサイトの運営に携わる人なら必ずといっていいほど耳にするワード、それが「SEO」です。
何となくSEOという言葉を使っているけど、検索エンジンの検索結果に上位表示させるための取り組みがSEO。といわれてもピンと来ない人も多いはずです。


WEBサイトやブログの運営を始めてから日が浅いうちは、ネットや書籍などを見ながら手探り状態でSEOを実施してしまいがちです。ただ、そもそもSEOって何なのか?といった疑問を抱えながらでは、今やっていることが正しいことなのか、あるいは施策に見合う効果がでているのかさえ把握することができません。


今回は、これからSEOの勉強をしていく方に向けに、SEO全般に関する基本的な知識をわかりやすく図解付きでまとめました。キーワードの選定方法やツールの使い方、Googleの動向、考え方までSEO周りの情報を幅広く網羅した内容になっているので、ぜひご参考ください。

▼目次

1.SEO対策の定義や意義

SEOに関する情報は、WEB上でたくさん紹介されています。それでも正直、情報量が多すぎて何のことだかさっぱりわからない・・・。と頭を抱えている人も多いのではないでしょうか。
まずは、SEOというワードを初めて聞いた人でもわかるように、そもそもSEOとは何か?ということからご紹介します。

1-1.SEOの意味について

SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略称で、エス・イー・オーと読みます。

これだけだと意味がよくわからないので、まずは普段WEB上で何か調べものをするときのことを思い浮かべてみてください。
私たちは、ネットサーフィンをしたり、何か調べ物をしたり、あるいはネット通販で物を買うときにGoogleやYahoo!を使います。このような普段からよく使うGoogleやYahoo!などの検索システム、そう、これこそが検索エンジンです。
検索エンジン最適化とは、GoogleやYahoo!などの主要な検索エンジンでの検索結果で、WEBサイトの順位を改善し、露出を増やすための取り組みです。

もっと簡単に言うと、
あなたのWEBサイトを検索結果の1ページ目の上位に表示させるための方法
それがSEOです。

1-2.なぜSEO対策が必要なのか?何のためにするのか?

最初に、しっかり理解しておきたいことがあります。
それは、SEOによる検索順位の向上は、あくまで手段であって、目的ではないということです。

SEOの目的は、最初にWEBサイトやブログを作成したときの目的や目標を達成することです。
つまり、SEOにより検索順位が上がってWEBサイトの露出が増えて、検索エンジンからのアクセスが増加したとしても、WEBサイトを運営している目的が達成されなければ意味がないのです。

例えば、SEOによって実現できるWEBサイトの目的には、以下のようなことです。
・会社の認知度を高めたい<br />
・商品やサービスの売上をアップしたい<br />
・来客数を増やしたい<br />
・広告収入を増やしたい<br />
・ブランドのイメージを向上させたい<br />
・資料請求やお問い合わせを増やしたい<br />
・多くの人とコミュニケーションを図りたい<br />
・役立つ情報を多くの人に広めたい
・会社の認知度を高めたい
・商品やサービスの売上をアップしたい
・来客数を増やしたい
・広告収入を増やしたい
・ブランドのイメージを向上させたい
・資料請求やお問い合わせを増やしたい
・多くの人とコミュニケーションを図りたい
・役立つ情報を多くの人に広めたい
このような目的や目標を達成する手段としてSEOは効果的な手法とされていて、これをSEO対策といいます。

2.検索エンジンの仕組み

ここまで何度も検索エンジンという言葉が出てきましたが、WEBサイトが検索エンジンの検索結果に表示されるまでの仕組みをきちんと理解している人はそれほど多くないのではないでしょうか。
検索エンジンの仕組みを知ることは、WEBサイトやブログを運営する上で非常に役に立つ知識なので、ここでしっかり理解しておきましょう。

2-1.検索エンジンとは?

検索エンジンとは、調べ物をしている時や困った時などに、キーワードで検索して必要な情報をインターネット上に表示してくれるシステムのことです。

例えば、東京で人気のレストランを探しているときは、検索エンジンに「東京 人気レストラン」といったキーワードを入れて検索をします。すると、検索結果には東京で人気のレストランに関する情報がたくさん表示されます。

このように、 ユーザーが調べたい情報に対して、最適な情報を表示するための仕組みが検索エンジンです。

現在、使用されている検索エンジンの代表格は以下の3つです。

・Google
・Yahoo!
・Bing


それぞれの検索エンジンについて、簡単に紹介します。

▶Google
世界的に有名な検索エンジンが、Google(グーグル)です。
世界の検索エンジンのシェア率はGoogleの検索エンジンだけで9割を超えています。また、日本国内におけるGoogleの検索エンジンのシェア率も実質9割以上を占めているとされています。(現在Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使用している為)
このことから、効果的なSEOを行うためには、Googleの検索アルゴリズムに注目してWEBサイトを運営することが必要不可欠であると考えられています。
▶Yahoo!
検索エンジンの日本におけるシェア率の第二位は、Yahoo!(ヤフー)です。
Yahoo!検索エンジンのシェア率は3~5割ほどとされていますが、2011年12月1日からGoogleのアルゴリズムを採用したことで、現在はGoogleが国内の検索エンジンシェア率の実質9割以上を保持していることになります。
GoogleとYahoo!はユーザー層などの違いもありますが、どちらもGoogleの検索テクノロジーを採用しているので、基本的にはGoogleの検索エンジンに対してSEO対策をすることで結果的にYahoo!検索のSEO対策になります。
▶Bing
日本国内の検索エンジンのシェア率の第三位は、Bing(ビング)です。
GoogleとYahoo!で9割以上のシェア率を占めていることから、Bingの日本国内におけるシェア率は約5~9%ほどです。ただ、台湾や香港におけるBingのシェア率は15~17%ほどとされる調査結果もあるので、アジア圏を意識したWEBサイトを運営している人は、知識としてSEO対策の方法を知ることは無駄にはならないはずです。

2-2.サイトが検索結果に表示されるまでの過程

検索エンジンは、私たちが知りたい情報や問題が解決されるような適切な情報を検索結果に表示してくれるシステムですが、一体どのようにしてWEBサイトが検索結果に表示されるのでしょうか。
ここでは、WEBサイトが検索結果に表示されるまでの仕組みをわかりやすく解説します。

▶検索結果が表示されるまでの3つの過程
Google、Yahoo!、Bingなどの主要検索エンジンは、ロボット型検索エンジンが採用されています。ロボット型検索エンジンは、WEB上に存在するWEBサイトのページ情報を集めてデータベース化するシステムのことです。

ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って検索すると、あらかじめ集められたデータベースに問い合わせられて、ユーザーが使った検索キーワードに対して適切な情報を持っているWEBサイトが検索結果に表示されるようになります。

検索エンジンがWEBサイトを検索結果に表示させるまでの仕組みは、以下のような3つの過程で成り立っていることを覚えておきましょう。

①クローリング
②インデックス
③クエリプロセス



①クローリング
検索エンジンの情報収集ロボットであるクローラーは、周期的にWEB上を巡回してWEBサイトを発見します。これをクローリングといいます。
WEBサイトやページを作っても、クローラーに発見されなければWEB上に存在しない扱いになってしまうため、できるだけ早くクローラーに発見されるための工夫が必要です。

クローラーの巡回しやすさをクローラビリティといいます。このクローラビリティが改善されるとクローラーの回遊率が向上し、WEBサイトの情報が適切に伝達されるようになります。このようなクローラビリティ改善のために行う工夫もSEO施策の一つです。

②インデックス
クローリングで発見されたWEBサイトの情報は、検索エンジンのデータベースに送られて保管されます。これをインデックスといいます。ちなみに、インデックスにデータが保管されることを、インデックスされる、インデックス化、インデクシング(indexing)と呼びます。

検索エンジンは、WEB上で増え続ける膨大な量の情報をインデックスすることでデータベース化しています。インデックスされたことでようやく検索エンジンにWEBサイトの情報が認められたことになり、検索結果に反映されます。

ただ、検索エンジンはWEB上のすべての情報をインデックスするわけではありません。
クローラーが巡回して、重要だと判断された情報だけがインデックスされるので、あなたのWEBサイトを検索結果に反映させるには検索エンジンに価値のあるサイト(ページ)と思ってもらう事が必須というわけです。

③クエリプロセス
検索エンジンは、インデックスされた情報を相対的に評価して、検索順位を決めて検索結果として表示させます。
これをクエリプロセス、あるいはランク付けといい、検索エンジンの検索順位を決めるために用いられる評価の基準や評価の算出方法のことをアルゴリズムといいます。

・Googleの検索アルゴリズムとは?
ユーザーが求めているサイトを評価して、検索結果における検索順位を決めるための要素として用いられるGoogle独自の評価基準のことをGoogleの検索アルゴリズムといいます。

現在、Googleの検索アルゴリズムの数は200以上あるといわれています。
Googleは公平性を考慮してどのようなアルゴリズムがあるのか、具体的に明かしてはいませんが、大規模なアルゴリズムのアップデートや変更があるときは何らかの形でアナウンスされる場合もあります。

ただ、年間で数百回のアルゴリズムの見直しが行われ、Googleの検索アルゴリズムは日々変動しているので、すべてのアルゴリズムの特性を理解することは非常に困難です。
そこで、WEBサイト運営者にできることは


・過去にあった代表的なアルゴリズムの変動について把握し理解すること
・時代の変遷などを考慮しながら進化するアルゴリズムの動向を常にチェックすること
・Googleの方針に沿ったWEBサイトを作成し運用する

ということです。

このうち、Googleの方針とは何か?といえば、それは常にユーザーファーストであることです。
ユーザーにとって有益な情報が多く、使いやすいユーザーファーストなWEBサイトを作ることがSEOをする上で有効的な手法であり、このようなユーザーファーストなWEBサイトはアルゴリズムの変更に影響を受けにくいとされています。



3.どういったサイトが上位表示されるのか?

SEOは必ず検索順位が上がると約束されたものではありません。
ただ、そういった中でも、順調に検索順位を上げて上位表示されているWEBサイトが存在します。

SEOを活用して「検索順位が上がりやすいWEBサイトを作る」ことはSEOを実施する上でとても重要なことです。

それでは早速、検索結果に上位表示されやすいWEBサイトの特徴を紹介します。

3-1.検索者の意図を汲み取ったユーザーファーストなサイト

200以上存在するとされているGoogleのアルゴリズムですが、すべてを解明するのは大変な労力と時間がかかります。
そういった中、正しいSEOを実施して大きな成果を上げるには、原則としてGoogleの理念を理解した上でSEO対策ができていることが必須といえるでしょう。

ということで、SEO初心者の方はまず、Googleが公表している「Googleが掲げる10の事実」をしっかり読み込み理解を深めましょう!
参照元:https://about.google/intl/ja_JP/


Google の使命は、世界中の情報整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。



そこには、Googleが掲げている理念として「ユーザーファーストであることが第一」と書かれています。
そして、Googleが掲げるユーザーファーストという理念を踏まえれば、
検索者(ユーザー)の意図を汲み取ったユーザビリティの高いWEBサイト作りを行うことが重要であることがわかります。

こういったことを強く意識しながらSEOに取り組むことで、その結果、それが正しいSEO対策となって検索結果に上位表示されやすいWEBサイトを作ることにつながります。

ちなみに、現在におけるSEO対策で最も取り組まれている施策は以下の3つです。
・内部対策
・コンテンツ対策
・外部対策

これら3つの基本的な施策はどれも、Googleが目指すユーザーファーストの理念に見合う施策ばかりです。
詳しくは、第4章の「具体的な対策方法・やるべきこと」にて紹介します。

3-2.E-A-Tを意識して運用されているサイト

近年、SEOにおいて特に重要になったと考えられているのが「YMYL」や「E-A-T」です。

YMYL(Your Money or Your Life)は、Googleの検索品質評価ガイドラインにて定義されている評価項目のひとつです。YMYLに該当するWEBサイトのジャンルは、お金生活に関わるものです。(詳細は本記事の6-2.現在のSEO対策を参照)

つまりGoogleは、ユーザーに重大な影響を及ぼすYMYLに関するコンテンツを上位表示させるには、それ相応の信頼性の高いコンテンツが必要であるとしています。

Googleは、このようなYMYLコンテンツを扱うWEBサイトに対して、厳しい基準を持ってその品質を評価しています。
そして、Googleが品質を評価する基準として挙げているのが、信頼性という点でYMYLと関わりが深い「E-A-T」です。

▶E-A-Tとは?
E-A-T」は、YMYLと同じくGoogleの検索品質評価ガイドラインで公式に定義されているWEBサイトを評価する基準のひとつです。

E-A-Tは、以下の3つの要素の頭文字をとったGoogleの造語です。

1. Expertise(専門性)
2. Authoritativeness(権威性)
3. TrustWorthiness (信頼性)


Googleは以前から、ユーザーファーストであることを重視しています。
そして、最近特に注目されているE-A-Tという概念は、このユーザーファーストの概念をベースにしたものです。

これだけ聞くと何だか難しいように感じられますが、
要するにGoogleは、
正しい情報をしっかり掘り下げて、コンテンツを見る人にわかりやすく伝えることを意識したWEBサイト
を高く評価する、ということをいっています。

例えば、ある分野に絞ってWEBサイトのコンテンツを充実させたとします。
すると、その分野について専門性が高いWEBサイトである、とGoogleに評価されやすくなり、その結果、検索順位の上昇につながります。上位表示されるとユーザーの目に触れる機会が増えて認知度が高まります。
そして、最終的にWEBサイトの権威性や信頼性も高まりやすくなる、というわけです。
(詳細は本記事の6-2.現在のSEO対策を参照)

つまりこれは、きちんとE-A-Tを追求したWEBサイト作りをしていれば検索結果に上位表示されやすくなるということを表しています。

今後、E-A-Tの重要度はさらに増していくと言われているので、
上位表示されやすいWEBサイトを作ろうと思ったら、
E-A-Tを強く意識してSEOに取り組むことが必須といえるでしょう。

3-3.検索エンジンからの情報発信に気を配る・より支持を受けているサイト

Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムは、その時代の変遷などを考慮しながら常に進化しています。
そのため、アップデートの遍歴や検索エンジンからの情報発信に常に気を配ることで、WEBサイトの改善やSEO対策に生かすことができます。

Googleでは、ユーザーの検索意図に応えたWEBサイトを上位表示させるように、日々アルゴリズムを更新しています。そのような環境で安定した検索順位をキープするためには、ユーザーが本当に知りたいことは何かを追及して、多くのユーザーが利用し、支持されるWEBサイト作りをすることが大切です。

このように、常に検索エンジンからの情報発信に気を配ること、そしてより多くのユーザーから支持を受けるWEBサイト作りを追求していければ、大規模なアルゴリズムの更新があったとしてもアップデートに影響されにくく、結果的に今よりも高い順位に表示されやすいWEBサイトを構築できるはずです。

4.具体的な対策方法・やるべきこと

Googleの検索エンジンのアルゴリズムは日々進化を続けています。
それと同じく、SEO対策の手法も時代とともに変化を遂げ、数え切れないほどの手法がWEB上に散乱しています。
そのため、SEO初心者の中には、SEO対策について調べると色々な情報が出てきて、結局「何から始めたらいいのか分からない・・・」と感じている人が多いようです。

この章では、これからSEO対策を始める人にもわかりやすく、SEOの具体的な対策方法について注意点を交えながら詳しく解説します。

4-1.SEOの対策方法や注意すべきことはたくさんある

WEB上には、SEO対策の手法についてさまざまな情報が溢れています。
ただ、SEOと一口に言っても何を指すかは非常に曖昧で、見る人によってさまざまな意味に解釈されます。
そのため、必ずしも何が正しくて何が間違っているといった明確な答えがないこともSEOの特徴です。

Googleなどの検索エンジンは毎日のように検索アルゴリズムの更新を重ねているので、
SEO対策はそのときの状況に応じて柔軟に対策方法を変える必要があります。


これからSEOをはじめる人は以下で挙げる3つのステップを参考にSEO対策を進めてみてください。


▶SEO対策の3つのステップ
SEOの取り組みには、大きく分けて3つのステップがあります。

【第1ステップ.キーワード選定】
【第2ステップ.ページ制作・運用】
【第3ステップ.順位計測・確認】


今回は、この3つのステップに分けてSEOで必要な具体的な対策・やるべきことを紹介します。

4-2.【第1ステップ.キーワード選定】

SEO対策の第1のステップは、キーワード選定です。

キーワード選定は、ユーザーが求めるニーズを理解したうえで、
そのニーズに応えられる有益な情報を提供できるようにするためにも重要な作業です。

質の高いコンテンツを作っているはずなのに、なかなかアクセス数が増えない……。といった問題を抱えているとしたら、最初にするキーワード選定のミスが原因かもしれません。

例えば、選んだキーワードによって、同じWEBサイトでもアクセス数やコンバージョン率が異なることがあります。それに、ほとんど誰にも検索されていないキーワードを狙っても、WEBサイトの目的を達成できなければあまり意味がありません。

それでは、具体的にどのようなキーワードをどのように選定すればいいのかを以下で紹介します。

4-2-1.キーワード選定の種類と考え方
キーワードは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンに入力した語句や単語のことです。

ここでは、キーワード選定をする上で押さえておきたい

・キーワードの種類
・キーワード選定の基本的な考え方

を3つのステップにわけて紹介します。


▶キーワードの種類
キーワードは、以下のようにさまざまな種類があります。

 ・単体キーワード
 ・ロングテールキーワード(複合キーワード)
 ・ビッグキーワード
 ・スモールキーワード
 ・ミドルキーワード

単体キーワード
1語のみのキーワードです。例えば、「SEO」「対策」「キーワード」などが単体キーワードにあたります。

ロングテールキーワード
複数の単語を組み合わせて作られたキーワードです。例えば、「SEO やり方」「SEO 効果」「SEO キーワード選定 考え方」などのキーワードがロングテールキーワードにあたります。

ビッグキーワード、スモールキーワード、ミドルキーワード
これら3つのキーワードは、組み合わせられた単語の数ではなく、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでの月間検索回数や競合性を指します。


ビッグキーワード:月間検索回数が多く、競合性が高いキーワードです。
スモールキーワード:月間検索回数が少なく、競合性が低いキーワードです。
ミドルキーワード:検索回数がビッグキーワードとスモールキーワードの中間程度のキーワードです。


▶キーワード選定の考え方
キーワード選定の基本的な考え方として、以下3つのステップを紹介します。

ステップ1ツールを使ってキーワードをリストアップ
ステップ2キーワードを調査する
ステップ3キーワードを絞り込む

ステップ1ツールを使ってキーワードをリストアップ
まずは、ターゲットとなるユーザーが自分のサイトを探す時にどんなキーワードで検索をするか想像しながら、たくさんのキーワードをリストアップします。Googleが無料で提供しているGoogle広告(Google Adwords)の「キーワードプランナー」を使うと、簡単にキーワード候補を洗い出せます。

思いつく限りのキーワード候補を出したら、それを元にキーワード候補をさらに増やしていきます。
goodkeyword」や「関連キーワード取得ツール(仮名・β版)」などの無料ツールを使うと、ユーザーの検索動向や質問サイトの内容などから、効率的に関連キーワードを抽出できます。

ステップ2キーワードを調査する
キーワード候補をリストアップしたら、検索ボリュームや競合性などをチェックします。
Google AdWordsのキーワードプランナーを使うと、そのキーワードの月間平均検索ボリュームや競合性などを調べられます。

キーワードプランナーを使ったキーワード調査でみるべきポイントは、
・検索ボリュームの確認
・競合性の確認
・1クリックあたりの単価の確認


一般的に検索ボリュームが多ければ上位表示された時にサイトへのアクセスが多くなり、
検索ボリュームが少なければWEBサイトへのアクセスは少なくなります。
ただし、検索ボリュームが少なくても、1クリックの単価が高いキーワードは
競合性が高く人気のキーワードと考えられます。
これは、検索ボリュームが少ないがコンバージョン率が高いキーワードであると言う事が考えられます。

ステップ3キーワードを絞り込む
検索ボリュームが多いビッグキーワードだけを狙っても良い成果は期待できません。
ビッグキーワードは検索数が多く上位表示された時にアクセスは増加しますがビッグキーワード経由の流入はコンバージョンが低い傾向にあります。
また、競合性が高いため検索結果で上位表示させる難易度も高いです。
逆に、検索数の少ないスモールキーワードは上位表示された時にアクセスは少ないですが、コンバージョンが高い傾向にあります。
また、競合性が少ない為、上位表位をさせる際の難易度も低めです。
そのため、キーワード選定を行う際は検索数の多いキーワードから少ないキーワードまでバランス良くキーワード選定を行う事が重要です。

どのようなスモールキーワードを選べばコンバージョンが高いかを次の項目で説明します。

1)コンバージョンにつながりやすいロングテールキーワードを選ぶ
コンバージョンとは、WEBサイトを運営する目的を達成すること、つまり成果を表す言葉です。
SEOを行って上位表示されるようになっても、WEBサイトの目的を達成できなければ意味がありません。
そこで重要なのが、ユーザーのニーズにマッチしたコンバージョンにつながりやすいロングテールキーワードを選ぶということです。
例えば、
「ホテル」「ダイエット」「保険」などのビッグキーワードは、テーマが広すぎるため、コンバージョンは低い傾向にあります。

一方、「ホテル 東京 おすすめ」「ダイエット サプリ おすすめ」「保険 会社 口コミ」など、複数の単語を組み合わせて作られたスモールキーワードは、検索数は少なくなりますが検索ユーザーの目的がはっきりとしていている為、検索ボリュームが少なくても流入したユーザーのコンバージョンは高い傾向にあります。

つまり、コンバージョンにつながりやすいロングテールキーワードとは、ビッグキーワードに目的、場所、評価などを組み合わせたキーワードになります。


4-2-2.難易度が異なるビッグ・ミドル・スモール
キーワード選定の基本的なステップ全体を通して必ずチェックしておくべきこと、
それは「キーワードの難易度」です。

キーワードの難易度を確認せずにSEO対策を始めてしまうと、キーワードによっては難易度が高すぎて、上位表示されるまでに時間がかかってしまうこともあります。
特に、人気のあるキーワードは競合サイトも同じように上位表示を狙っているので、サイト内のコンテンツを充実させないとなかなか上位表示されない可能性があります。


▶キーワードによる難易度の違い
ビッグキーワード・スモールキーワード・ミドルキーワードは、それぞれ検索エンジンにおける月間検索回数や競合性の大小が異なりますが、以下のように難易度という面でも大きな違いがあります。

ビッグキーワード
もともと検索ボリュームが多いので、SEO対策をして上位表示されれば多くのアクセスが期待できます。ただ、その一方で競合サイトが多いことから、SEO対策の難易度は非常に高いキーワードです。

スモールキーワード
検索ボリュームは少ないですが、コンバージョンにつながりやすいといった特徴があります。競合サイトが少ないので検索順位が上がりやすく、難易度の低いキーワードです。

ミドルキーワード
検索ボリューム、競合性ともにビックキーワードとスモールキーワードの中間に位置します。ある程度ボリュームがあるので難易度が高すぎることなく、SEO初心者でも検索結果に上位表示しやすいキーワードです。



長期にわたり上位表示化されないと、期待通りのアクセスを集められないだけでなく、WEBサイトの目的を達成できずコストばかりかかってしまいます。

そのため、SEO対策のキーワードを決めるときは、
検索ボリュームや競合性だけを調べるだけでなく、
必ずそれぞれのキーワードの難易度をチェック
した上で、上位表示を狙うためのSEO対策を始めることが大切です。

4-3.【第2ステップ.ページ制作・運用】

SEO対策の第2のステップは、ページ制作・運用です。

ページを制作・運用するときは、常にGoogleの推奨するルールに従ってSEO対策をする必要があります。この点を踏まえて対策をすることでWEBサイトの上位化が見込めます。

まずは必ず押さえておくべきやっていいSEO対策とやってはいけないSEO対策について紹介します。

▶ホワイトハットSEOとブラックハットSEO
SEOには、ホワイトハットSEOブラックハットSEOと呼ばれる2つの手法が存在します。

ホワイトハットSEO
Googleが定めているガイドラインに沿った正当な手法で検索順位を上げることを指します。

ブラックハットSEO
Googleが定めているガイドラインに沿わない悪質な手法で検索順位を上げることを指します。

つまり、
ホワイトハットSEOは、やっていいSEO対策。
ブラックハットSEOは、やってはいけないSEO対策。
となります。
 
具体的にいうと、

ホワイトハットSEOは一般的に、
・Googleが推奨するユーザーファーストの方針を考慮してWEBサイトを制作・運用する
・ユーザーにとって有益で役立つ情報を提供する
・ユーザーのためになるSEO対策で上位表示を目指す
といった正当な手法のことです。

ホワイトハットSEOを実施すると、ユーザーの利便性が向上する、検索エンジンに対して正しい情報を伝えられるなど、さまざまな効果が期待できます。

ブラックハットSEOとは一般的に、
・Googleの方針に背いた手法を用いて検索順位を上げる
・ユーザーの利便性を無視した不正な方法を使う
・検索エンジンのアルゴリズムの脆弱性をつく
といった悪質な手法のことです。

ブラックハットSEOのような不正なSEO対策をしているWEBサイトは、Googleからペナルティを受けてしまう可能性が高くなります。
ペナルティとは、Google側が不正や違反をしているWEBサイトに対して実施する罰のことです。検索順位が大幅に下がってしまう、インデックスのデータベースから削除されて検索結果に反映されなくなる、といった大きな代償が待っています。

SEO初心者の人は、知らないうちにブラックハットSEOを使ってしまわないように、
次のようなブラックハットSEOの手法に細心の注意を払いましょう。

【ブラックハットSEOの主な手法】
・隠しテキスト
・隠しリンク
・ワードサラダ
・クローキング
・コピーコンテンツ
・過剰な相互リンク集
・誘導ページの利用
・関係ないキーワードの詰め込み


このようなリスクの高いブラックハットSEOのような手法は避け、
Googleのガイドラインに沿った正当なホワイトハットSEOの手法を用いることを前提に、
次の【第2ステップ.ページ制作・運用】を見ていきましょう。


SEOの要素をおおまかにわけると「内部対策」と「外部対策」があります。
以下では、これら2つのSEO対策の基本知識について詳しくまとめていきます。

4-3-1.内部対策
内部対策とは、
クローラーが読み込みやすいWEBサイトになるように最適化する
ユーザーにとって見やすいWEBサイトになるように最適化する
などの調整をするSEO対策のことです。

つまり、サイト自体の評価を高めるための施策が内部対策です。

例えば、
・良質なコンテンツの作成
・内部リンクの最適化
・htmlタグのキーワード比率の最適化
などは、内部対策と呼ばれるものです。


内部対策と一口にいっても、やるべき内容は広範囲にわたります。
ここでは、確実に押さえておきたい内部対策の基本知識についてまとめています。


▶良質なコンテンツとは?
最新のアルゴリズムにおいて、良質なコンテンツがなければ評価されることはないといっても過言ではありません。どれだけ内部対策を強化しても、闇雲にコンテンツを増やしただけでは上位表示させることが困難だからです。

良質なコンテンツとは、
・検索キーワードの意図を汲んでいる
・検索ユーザーが知りたい情報が記載してある
・EATが担保されている
といったコンテンツのことです。


・検索キーワードの意図を汲んでいるコンテンツ
コンテンツの質に求められる条件の一つ、それは検索ユーザーのニーズ、つまり検索キーワードの意図を汲んでいるコンテンツであるかどうかということです。

検索キーワードによってユーザーのニーズは異なります。よって、ユーザーのニーズを満たす情報を含めたコンテンツを作成し続けることで、自然と良質なコンテンツを増やすことにつながります。

良質なコンテンツを作るには、上記SEO対策の第1ステップでご紹介したSEOキーワードの選定がとても重要な作業になります。キーワードの選定でユーザーの検索ニーズを把握できれば、そのニーズに応えられる情報を提供することができます。
これが、コンテンツの質を上げて良質なコンテンツを作るための具体的なポイントです。

・検索ユーザーが知りたい情報が記載してある
検索ユーザーにとって価値のある有益な情報とは、自分の疑問を解決できる情報です。
つまり、良質なコンテンツとは、ユーザーの「質問」に対する「回答」になっているコンテンツのことです。

ユーザーは何か知りたいことがあったり、わからないことがあったりするときに検索をしてその答えを探します。よって、SEOの対策キーワードを決めたら、ユーザーが求めている回答は何なのかをしっかり考えて、最良の回答となる情報をコンテンツに含めることが重要です。
このようなユーザーが満足できる質問に対する回答が含まれたコンテンツであれば、それは良質なコンテンツと呼べるでしょう。

・E-A-Tが担保されているコンテンツ
E-A-Tは、専門性・権威性・信頼性といった3つの要素を表すGoogleの造語です。
WEBサイトを評価する基準のひとつで、良質なコンテンツとして認められるために不可欠な要素であると昨今大きく注目されています。

正しい情報をしっかり掘り下げて、専門知識や権威性、そして信頼性をコンテンツに持たせることで、コンテンツ自体の信憑性が増して、ユーザーの満足度につながります。

昨今、GoogleはこのE-A-Tをより重視するようになりました。よって、今後はWEBサイトを上位表示させようと思ったら、必然的にE-A-Tを意識した良質なコンテンツを作成する必要があるといえるでしょう。


▶基本的な内部対策チェックポイント
内部対策の方法はいくつかありますが、ここでは基本的な内部対策のチェックポイントを以下6つの項目にわけてまとめます。

・title、description、keywordsの最適化
・URL構造の最適化
・サイト内リンクの最適化
・Googlebot制御
・コンテンツの質・量
・コンテンツの最適化



①title、description、keywordsの最適化
WEBサイトは、HTMLといったマークアップ言語を用いて作られています。HTMLは、タグという仕組みを使って、タイトルや見出し、画像やリンクなどの機能を付加してページに表示しています。
SEOの内部対策において重要とされているタグは、title(タイトル)、meta description(メタディスクリプション)、meta keywords(メタキーワード)です。

title検索エンジンの検索結果に表示されるタイトルの役割を持つ重要なタグ
meta descriptionWEBサイトの目的や重要なキーワードなどの情報を、検索エンジンに正しく認識してもらうための重要なタグ
meta keywordsページのキーワードを指定するためのタグ

1)title、descriptionはユニークになっているか?
検索エンジンはサイトをクロールする際に、titleタグとmeta descriptionタグを必ず取得します。
titleタグとmeta descriptionタグは、ページがどのような内容(テーマ)で書かれているのかを判断する要因の1つとして扱われます。よって、全ページでページ内容を的確に表現している、オリジナルかつユニークな情報をtitleタグとmeta descriptionタグにそれぞれ記述しましょう。

2)titleにキーワードが含まれているか?
titleタグは、検索エンジンが重要視する要素です。
キーワードを含む適切な文言でページを構成することで、対象ページの評価向上につながるので、titleタグにキーワードが含まれているかを確認しましょう。
titleタグは、単一キーワードよりも、先頭にキーワードを配置した方が効果的ですし、ユーザーへの訴求力も高まります。また、titleタグに含めるテキストの文字数は31文字以内に収めるのが理想です。

3)<meta description> はクリックを促す文言になっているか?
<meta description>にキーワードを含めて、ユーザーがクリックしたくなるような文言になるように意識しましょう。
検索結果に省略されずに表示されるように、そしてユーザーへの訴求力を高めるために、meta descriptionタグに含めるテキストの文字数は、100文字程度に収めるのが理想です。

4)<meta keywords>はページ内容を端的に表すキーワードが設定されているか?
<meta keywords>には、ページの内容をはっきり表すキーワードを入れましょう。
Googleの検索エンジンは、<meta keywords>を検索結果の順位付けの評価に含めていません。よって、meta keywordsタグの記述が上位表示につながるわけではありません。
ただ、将来的に順位決定の指標となる可能性もゼロではないので、余裕があれば記述しておきましょう。

②URL構造の最適化
URL構造を最適化すると、情報を受ける側のユーザーが混乱することなく、スムーズに目的のWEBサイトのページにアクセスできます。
Googleの検索エンジンにページを正しく評価してもらい、
内部評価を向上させるためにも、
URL構造の最適化は欠かすことのできない内部対策といえます。

1)ページ内容を表す分かりやすいURLになっているか?
URLの中に、カテゴリやコンテンツ内容が分かる単語を使用すると、そのURLのページが何について書かれたコンテンツなのかを想定できるようになります。
複数の単語を組み合わせる場合は、ハイフンで区切り、英単語は小文字で統一しましょう。

2)URLの文字列は長すぎないか?
検索エンジンに認識されるURLの長さは、通常のHTMLファイル名と同様の長さが適切です。そのため、URLの文字列が長すぎていないかを確認しましょう。
できるだけ短くて分かりやすいURLにすれば、ユーザーにも検索エンジンにも伝わりやすいURL構造になります。ちなみに、XMLサイトマップに記載できるURLの上限は2,048文字です。

3)URLはすべてのページでユニークになっているか?
Googleの検索エンジンは、URLごとにページを判断し、評価をしています。よって、同一URLが存在しないように、すべてのページでユニークなURLにする必要があります。
例えば、動的コンテンツの検索結果ページには、パラメータ(付加情報の文字列)を組み合わせたURLが個別に存在します。「さまざまな条件」「キーワード」などを選び、動的コンテンツの検索結果を絞り込んだ際も、すべてのページでユニークなURLで表示されることが大切です。

※動的コンテンツ:コンテンツの内容が条件によって異なるコンテンツ

4)URLは正規化されているか?
同一ページなのに複数のURLが存在していると、重複コンテンツを疑われる可能性があります。
重複コンテンツと認識されれば、評価が分散してしまいます。これを防ぐには、正規URLを決めた上で301リダイレクトさせてURLを正規化する必要があります。
異なるURLで同一ページを表示させる必要がある場合は、 rel="canonical"を使ってURLを正規化して対処します。

正規化できていないケースには、

・httpとhttps
・wwwの有無
・indexファイル名の有無
・末尾スラッシュの有無
・パラメータの有無

などが挙げられます。

5)URLの永続化は保たれているか?
URLの永続化とは、検索エンジンにインデックスされたページのURLに対して、そのページが存在し続ける限り、同一のURLを使い続ける、ということです。
検索エンジンはユーザーにとって有益であるかを判断する際に、「そのURLがどのくらいの期間安定してコンテンツを提供していたか」を信頼度として判定に使用しています。

6)動的URLは静的化されているか?
動的URLでも、問題なく検索エンジンにインデックスされます。
ただ、URL内に「?」や「=」などのパラメータが多く含まれているページは、ユーザーフレンドリー∗∗ではないので、動的URLは静的化した方が良いでしょう。URLを静的化した後は、WEBサイト内の内部リンクやXMLサイトマップのURLも同じく静的URLへ変更することをお忘れなく。

動的URL:パラメータ名とパラメータ値の組み合わせで作られているURL
∗∗ユーザーフレンドリー:ユーザーにとって、わかりやすくて、使い易いこと

7)URLは階層化されているか?
URLはカテゴリ構造に合わせて、ディレクトリ区切りで階層化しましょう。サイトのトップページなど、ルートディレクトリ∗∗直下に全てのページがまとまって存在するサイトは好まれません。
URLを階層化することで、ユーザーがサイトのどこを閲覧しているかが一目で確認できるようになり、回遊率が向上します。ただ、階層化し過ぎるとかえってユーザビリティを損なう原因になるので、重要なページは細分化し過ぎないことも大切です。

ディレクトリ構造:WEBサイトの階層のこと。パソコンでいうフォルダと呼ばれるもの。
∗∗ルートディレクトリ:ディレクトリ構造の根っこ部分。最初、最上位のディレクトリのこと。

8)ページネーションを適切に設定しているか?
検索結果ページなどでページネーションを利用する際は、前後ページを表す「prev/next」や「</>」のようなタグを設定します。各ページの内容は同じではないので、canonicalタグを設定することは誤りです。
ページネーションを設定するときは、各ページのtitle・meta description・meta keywordsもユニークなものにしましょう。
また、ページネーションを「page_id」などのパラメータで管理している場合は、Googlサーチコンソールに動的パラメータとして登録されているか確認しましょう。

ページネーション:1ページに掲載するコンテンツが多くなったときに、複数のページに分割して文章を読みやすくすること。別名、ページ送り。

③サイト内リンクの最適化
自分のWEBサイト内に貼られたリンクのことを内部リンクといいます。
内部リンクは、WEBサイト運営者自身でコントロールできます。
検索エンジンのクローラビリティを向上させ、効率よくインデックス化されるように、内部リンクを最適化しましょう。

1)アンカーテキストはリンク先の内容や動作を推測できる文言か?
ユーザーも検索エンジンも、アンカーテキストに記述された文言からページ内容を推測します。
よって、アンカーテキストにはリンク先の内容や、動作を推測できる文言を記述しましょう。

・アンカーテキストの例
【悪い例】SEOの詳細をご覧になりたい方はこちら
【良い例】SEOの詳細をご覧になりたい方はSEOの基本的な方法

アンカーテキスト:リンクを貼るときに使うアンカータグに挟まれたテキスト部分

2)上層、同一階層、下層へのリンクは配置されているか?
検索エンジンのクローラーやユーザーがサイト内をスムーズにクロール、回遊できるように、上層ページ、同一階層、下層へのリンクを設置しましょう。
そうすることで、関連ページや異なるカテゴリへの遷移が容易になり、検索エンジンのクローラビリティやユーザーの回遊率が向上します。

3)ナビゲーションは、ユーザーと検索エンジンにとって分かりやすいか?
インターネットの分野では、WEBサイトにある主要ページをまとめた内部リンクのことをナビゲーションといいます。
ナビゲーションは、ユーザーが迅速に目的のコンテンツにたどり着くために重要な役割を果たします。また、検索エンジンがサイト内を巡回する上でもナビゲーションは役立ちます。

ユーザーはもちろん、検索エンジンにも重要なコンテンツであると明確に伝えるためにも、

・コンセプトにあった分かりやすいナビゲーションを作る
・グローバルナビゲーションで常にトップページ・最上位カテゴリへリンク貼る
・サイドナビゲーションなどで関連ページ同士をリンクでつなげる

ということが大切です。

4)パンくずリストが適切に設置されているか?
パンくずリストを全ページに設置しましょう。
そうすることで、ユーザーがWEBサイトのどこを閲覧しているのか一目で確認できます。
また、下層ページからトップページへの移動が容易になってユーザーの回遊率が向上します。

パンくずリストを設定するときは、

・階層構造のトップページからの遷移に抜けはないか
・アンカーテキストにページごとのキーワードが含まれているか

をしっかり確認しましょう。

パンくずリスト:ユーザーが今WEBサイト全体のどの階層・その位置のページを閲覧しているのかを視覚的に提示されているリンクのこと。

5)メインコンテンツから関連するページにリンクが貼られているか?
ユーザーにとって有益となるコンテンツへのリンク、あるいは関連するページへのリンクは、メインコンテンツ内にリンクを貼りましょう。
検索エンジンは、ナビゲーションよりもメインコンテンツからのリンクをより評価するからです。

メインコンテンツ:Googleの品質評価ガイドラインでは、主要なコンテンツをメインコンテンツと位置づけている。

6)リンクは検索エンジンが認識しやすい形式か?
リンクの形式には、
 ・テキストリンク
 ・画像リンク
 ・プルダウンメニュー
 ・イメージマップ
などがあります。

検索エンジンのクローラーがページを巡回するときは、主に静的なリンクを辿ります。
クローラビリティなどの観点から、リンクは検索エンジンが認識しやすい形式である「テキストリンク」「画像リンク」などの静的リンクにするのがベストです。

7)サイト内リンクのURL は統一されているか?
同一ページに貼られているリンクに複数のURLが存在していると、そのページに対しての評価がURLごとに分散する恐れがあります。
正しくリダイレクトしている場合でも、リダイレクト処理でページの表示速度が遅くなります。そのため、サイト内の内部リンクのURLは、正規のURLへ統一しましょう。

リダイレクト:WEBサイトの閲覧する際に、WEBページを訪れたユーザーを自動的に別のWEBページに転送すること。

8)HTMLサイトマップは用意されているか?
HTMLサイトマップは、ユーザー用のサイトマップです。
ユーザーがサイト内の目的ページにたどり着くためのナビゲーションの役割を果たします。つまり、WEBサイトの利便性や、ユーザビリティを向上させるために、HTMLサイトマップを設置します。
ユーザーがサイト構造全体を把握できるように意識して、ユーザーフレンドリーなHTMLサイトマップを作りましょう。

9)リンク切れは存在していないか?
Googleは、リンク切れによる直接的な検索順位の下落はない、としています。
ただ、リンク切れを長期間放置したままでいると、ユーザビリティの低下やユーザーの離脱につながります。また、サイト内ページへのリンクがリンク切れ状態になっていると、本来受けられるべきリンク効果が低くなってしまうので、定期的にリンク切れの有無を確認するようにしましょう。

リンク切れ:WEBサイトの閉鎖・URLの変更に伴い、リンク先のWEBページが閲覧できない状態のこと。

10)404エラーページが用意されているか?
リンク切れしているリンクからの流入や、間違ったURLの入力により、ユーザーが存在しないページを訪問することがあります。このままでは、サイトにアクセスしてきたユーザーを逃し、機会損失を招く恐れがあります。
ユーザーの離脱を防止するために効果的なのが、404エラーページです。
ユーザーフレンドリーな404エラーページを用意することで、ユーザーを有益なページに導くことができます。尚、404エラーページは200ではなく、404のHTTPステータスコードを返すようにしましょう。

④Googlebot制御
WEB上の情報を周期的に集め、自動的にデータベース化するプログラムのことをクローラーといいます。Googlebotとは、Googleにおけるロボット型検索ロボットのことです。
検索エンジンにWEBサイトを認識させる、あるいは認識させないようにするには、
クローラーであるGooglebotの制御が必要になります。

1)インデックスが不要なページにはnoindex/ nofollowを付与しているか?
インデックスが不要なページには、Googlebotにクロールさせないために<
meta name="robots" content="noindex, nofollow">を記述します。
特定のページやリンク先をインデックスさせたくないときにnoindexを設置すると、検索エンジンのクローラーに対してインデックスさせないように指示できます。
nofollowを設置すると、発リンク先ページにページ評価を受け渡さないように、検索エンジンのクローラーに対して指示できます。

2)robots.txtは適切に設定しているか?
robots.txtは、クロール制御の有無にかかわらず、常に「ドメイン/robots.txt」でアクセスできるようにしましょう。
また、サイトリニューアル期間中にGooglebotをブロックし、そのままの状態でrobots.txtを公開してしまっているサイトも見受けられるので注意しましょう。
Googlebotのアクセスをブロックしたままだと、GooglebotはWEBサイト内のコンテンツのクロールやインデックス登録をすることができなくなり、その結果、検索順位の低下につながる可能性があります。

3)XMLサイトマップは用意されているか?
全ページを検索エンジンに認識してもらえるよう、XMLサイトマップ(sitemap.xml)を作成しましょう。

構造が非常に複雑なWEBサイトや、新しく立ち上げたサイトの場合、
 ・リンクがあまり含まれていない
 ・検索エンジンのクローラーに発見されにくい
 ・そのデータが何を意味するのかが上手く判断されない
といったことがあるためです。
尚、XMLサイトマップを作成したら、忘れずにGoogleサーチコンソールに登録しましょう。

ただし、robots.txtでブロックしているページや、rel="canonical"で他のURLへ正規化しているページは記載しないように注意しましょう。

XMLサイトマップ:Googleなどの検索エンジンのクローラーに対して、WEBサイトのURLや構造を効率的に知らせるためのファイル。

4)JavaScript、CSS、画像ファイルをブロックしていないか?
検索エンジンがWEBサイト内のコンテンツを正しく把握できるように、サイト内のJavaScript、CSS、画像ファイルなどがすべてクロール可能になっている必要があります。
これらのクロールを許可していないと、コンテンツのレンダリングとインデックス作成を行っている検索エンジンの動作に直接悪影響を及ぼします。
その結果、検索順位の低下につながる可能性があるので気をつけましょう。

レンダリング:WEBサイト内のコンテンツがユーザーに対してどのように見え、動作するかを理解するためのGooglebotによるプロセス。



⑤コンテンツの質・量
最新のアルゴリズムにおいて、良質なコンテンツがなければ評価されることはないといっても過言ではありません。
ユーザーにとって有益な情報となる質の高いコンテンツを作り続けることで、
Googleからの評価につながり、
その結果、検索結果に上位表示されやすくなります。

1)コンテンツはターゲットユーザーのニーズを満たしているか?
コンテンツの質に求められる条件の1つが、検索ユーザーのニーズに応える情報を提供するということです。

ターゲットユーザーを明確にする
・ターゲットユーザーがどのような情報を必要としているのかを調査する
・ターゲットユーザーのニーズに対応するコンテンツを作成する

ということを考慮しながら、コンテンツを作り続けることで、自然と良質なコンテンツを増やすことにつながります。

2)1ページ1テーマになっているか?
すべてのページは、1ページ1テーマで構成しましょう。
ページ内に複数のテーマが記載されていると、各テーマにおける評価が分散されてしまい、その結果SEO的に不利となるからです。

3)コンテンツは新鮮か?
新しい情報を提供することはユーザーにとって有益なことです。
クローラーは、前回のクローリングデータとの比較で更新頻度をチェックします。このときに、更新頻度が高ければコンテンツの鮮度は保たれ、最新の情報、つまり話題性のあるコンテンツが掲載されていると判断します。
コンテンツは一度作って終わりではなく、ジャンルによっては毎日のように情報が更新されることもあります。よって、コンテンツ内の情報もその都度アップデートする必要があります。

4)コンテンツに独自性があるか?
現在の検索アルゴリズムは、独自コンテンツや有益な情報を持つ高品質のサイトは上位表示されやすい仕様になっています。
一方で、ユーザーにとって価値が薄い低品質なサイトや、他サイトから複製したコピーサイトは検索上位に表示されにくい傾向にあります。

そのため、

自分のサイトにしかない独自の情報を掲載する

ということを意識してコンテンツを作成すれば、あらゆるニーズや目的を持ったユーザーにさまざまな角度からアクセスされやすくなります。

5)コンテンツに網羅性があるか?
対象トピックに関する網羅的な情報を提供しましょう。
網羅性とは、検索ユーザーから評価されるような情報を網羅しているかということで、単純に文字数で測れるものでありません。ただ、文字数が少ない場合、網羅性も低いケースが多い傾向にあります。
よって、競合ページの文字数と比較して、十分なコンテンツ量を提供できているか確認しましょう。
それを踏まえた上で、ユーザーが求めるニーズを的確に捉えて、そのニーズに応える情報をまんべんなく網羅するコンテンツを作成することが大切です。
例えば、「金買取」であれば
 ・金の現在の相場
 ・金の種類について
 ・お客様の声
 ・買取実績
 ・査定までの時間
などユーザーが求める情報を記載する必要があります。

6)サイト全体で情報の網羅性を担保しているか?
テーマごとにページを作成して、サイト全体の対象テーマ数を増やしましょう。
そうすることで、より多くのキーワードで集客でき、サイト内リンクや関連性などの観点でもSEO効果が高まります。

7)シーズナルコンテンツを用意しているか?
業界によっては、季節ごとの繁忙期というものが存在します。
自社サービスに関係するシーズナルワード、つまり季節キーワードを抽出し、それに対応したコンテンツを作成します。
季節キーワードは、繁忙期が近づくにつれ検索結果の順位変動が起こりやすくなるため、迅速に対応できるようになるべく早い段階から準備を整えておきましょう。



⑥コンテンツの最適化
ユーザーに合わせてコンテンツを最適化すれば、ユーザーからもGoogleからも高い評価を得ることができます。

1)ユーザーにとって見やすいUIであるか?
ユーザーにとって見やすいUI*にするため、
 ・目次を設置して適切な余白(margin/padding)を設ける

ユーザーの理解をサポートするために、
 ・図や画像を積極的に使う
 ・文字色・大きさ・太さなどは統一されたルールで装飾する
 ・「ですます」調に文体を統一する
 ・漢字を開くなど柔らかい文体にする
 ・表記揺れに注意する
といったことに注意しながらコンテンツを最適化しましょう。

*UI(ユーザーインターフェイス):人と物が接触する部分のこと。WEBサイトでいえば、WEBブラウザ上で表示されるデザインやフォント、画像、ボタンなどの外観、ユーザーの目に触れる全ての情報のこと。

2)コンテンツを構成する要素は検索エンジンが処理しやすいプレーンテキストが中心か?
コンテンツを構成する要素は、基本的に検索エンジンが処理しやすい一般的な文字列の形式、つまりプレーンなテキストを利用したほうがいいでしょう。

積極的に利用するメリットがないものは、
 ・検索エンジンが正確に処理できない画像
 ・JavaScript (HTMLとは別プロセスで処理され、コンテンツの認識が遅れてしまう)
 ・Flash(2020年にAdobeのサポートが終了する)
などです。

3)重要なコンテンツはページ上部に配置されているか?
検索エンジンはファーストビューの領域にあるコンテンツを重視します。
よって、ページ上部が広告ばかりで構成されているページの評価は低くなります。
重要なコンテンツは、ページ上部に配置しましょう。そして、各ページの対象キーワードを含む見出しや説明文、リンクもこの領域に配置した方がいいでしょう。

4)カテゴリは最適か?
たくさんのページで構成されているサイトは、それぞれの情報を見つけやすいように、カテゴリ構造が最適化されていることが望ましいです。
カテゴリごとに適切なキーワードを選定し、それに紐付くコンテンツを下層に配置すると、上位階層であるカテゴリトップページやサイトトップページの評価向上につながります。

5)カテゴリページ(一覧ページ)に独自の内容が存在しているか?
カテゴリ一覧ページは、多くの場合、データを入れただけのページが生成されやすいです。
よって、カテゴリごとに構成を変えながら、独自の内容を持たせることが大事です。

詳細ページのようなシンプルな一覧ではなく、
 ・説明文
 ・コラム
 ・ランキング
などを配置して、よりリッチな内容にすると良いでしょう。
尚、独自の内容を持たせるときは、テーマとは関係ないキーワードや文章はできるだけ入れないように注意して構成するようにしましょう。

6)画像には適切なファイル名・alt属性が付けられているか?
画像ファイルには、その内容を表すファイル名を付けましょう。
検索エンジンは、<img>タグのalt属性を参考にして画像情報を判断します。よって、その画像がどのような内容なのかを検索エンジンに正しく理解されるように、alt属性を記述します。
ただ、alt属性に対して特定のキーワードだけを大量に詰め込むような行為は、スパム判定を受ける可能性があるので絶対に行ってはいけません。

7)構造化マークアップにより著者・所有者情報を伝えているか?
Googleは、コンテンツの信頼度を重視しています。
よって、構造化マークアップを正しく実装することで、コンテンツの著者情報・所有者情報を検索エンジンに明確に伝えることが重要です。

8)HTMLソースは文法定義に沿って記述されているか?
SEOの評価に直接的な関係はありませんが、
 ・検索エンジンに誤った情報を伝えないため
 ・メンテナンスの作業量を減らすため
に文法定義に則ったHTMLソースを記述しましょう。

文法定義に沿ったHTMLを記述することで、コンテンツの情報を検索エンジンに正しく伝えることができます。文法に従わずにHTMLタグを書いてしまうと、WEBブラウザによっては見栄えが異なって見えてしまう可能性があるので気をつけましょう。

9)機種依存文字を使用していないか?
「№」「℡」などの機種依存文字は、文字化けを起こしてしまう可能性があります。
これが原因で、本来の意味が検索エンジンに伝わらない可能性があるので、環境に依存しない文字を使って記述しましょう。



以上、ここまで基本的な内部対策チェックポイントについてまとめてきました。
続いては、内部対策のペナルティについて解説します。


▶内部対策のペナルティ
Googleのウェブマスターガイドラインにおける品質に関するガイドラインに違反した行為をしているWEBサイトに対して、Google側が実施する処置のことをペナルティといいます。

ペナルティを受けてしまうと、

・ある日突然、サイトの検索順位が著しく下がる
・社名を入れて検索しても、検索結果で上位表示されない
・自社サイトが検索結果に表示されない

といった現象が起こることがあります。

SEO内部対策を行う一方で、知らぬうちにその対策が不正行為となるケースは少なくありません。
以下のような不正な手法を把握して、ペナルティを未然に防ぐことが大切です。

 

1)価値の低いコンテンツが存在していないか?
コピーコンテンツ*や自動生成コンテンツ**、キーワードの詰め込み、広告のみで構成されたコンテンツなど、価値の低いコンテンツはペナルティ対象になります。
他者のコンテンツを引用する場合は、引用元を明示して引用箇所を
<q>タグや<blockquote>タグで囲みます。


<blockquote cite="https://seoworld.jp/seo/">
長い文章を引用したいときはblockquoteタグで囲みます。
cite属性には引用元を記載します。
</blockquote>

<q cite="https://seoworld.jp/seo/">
短い文章を引用したいときはqタグで囲みます。
cite属性には引用元を記載します。
</q>

また、自サイトのコンテンツが盗用されていないかどうかも、定期的にチェックされることをおすすめします。

*コピーコンテンツ:他サイトのページに掲載されたコンテンツをそのまま複製して、自社サイトに貼り付け掲載したコンテンツ。
**自動生成コンテンツ:ツールなどを使用して自動で生成されたコンテンツ。

2)隠しテキストや隠しリンクは存在していないか?
ユーザーには見えない背景色と、同色のテキストや画面外のテキスト、小さな画像リンクなど、隠しテキスト*や隠しリンク**はSEOの内部対策に関わるブラックハットSEOであり、すべてペナルティ対象となります。

*隠しテキスト:画面上ではユーザーにその内容が見えないキーワードを記述して、検索エンジンに読み込ませて検索順位を上げるという手法。
**隠しリンク:大量のリンクを見えないように隠して貼って、検索エンジンにだけ認識させて検索順位を上げやすくする手法。

3)クローキングを行っていないか?
ユーザーと検索エンジンに対しそれぞれ異なるコンテンツを表示するクローキングという手法は、誤ったSEO対策であり、ペナルティ対象です。
クローキングのようなユーザーが意図しないページに振り分けられてしまう手法は、Googleのガイドラインで禁止された行為です。




検索エンジンの技術進歩に伴い、SEOの手法も時代の流れとともに変化を遂げてきました。
ここまで内部対策について色々と解説してきましたが、最後に現在の内部対策を理解する上で確実に押さえておきたいGoogle検索アルゴリズムのアップデート、パンダアップデートを紹介します。


▶内部アルゴリズムアップデート
2011年に行われたGoogle検索エンジンのアルゴリズムアップデート、それがパンダアップデートです。
はじめて更新がされてから、その後は定期的に更新されています。

パンダアップデートは、品質の低いコンテンツで構成されたWEBサイトは検索結果に上位表示されにくくするためのアルゴリズムです。
つまり、パンダアップデートの実施により内部要素の評価が大きく変わり、品質が良いサイトは順位が上がり、品質が悪いサイトは順位が下がるようになりました。

例えば、以下のようなWEBサイトはパンダアップデートの影響を受けやすいとされています。

・専門性が低いコンテンツ
・独自性が低いコンテンツ
・内容が乏しいコンテンツ
・自動生成コンテンツ
・コピーコンテンツ
・重複コンテンツ
・広告の占める割合が多いコンテンツ


パンダアップデートの導入から現在まで、検索エンジンを欺くような違反行為はもちろん、低品質なコンテンツはWEBサイトの評価を下げる要因となっています。
よって、Googleの検索エンジンから評価されるWEBサイトを運営するには、このようなパンダアップデートの意図を理解し、ユーザーに役立つ良質なコンテンツを発信し続けることが重要といえるでしょう。


以上、基本的な内部対策についての解説でした。
ここまでの内容でご理解いただけたかと思いますが、内部対策としてやるべき内容はこのように広範囲にわたります。よって、ユーザーが求める検索キーワードにマッチしたページを作成したり、検索エンジンに情報を発見されやすいページを作成したり、といったことを心がけながらWEBサイト全体の価値が高め、検索順位が上昇しやすくなるように効果的な内部対策を進めていきましょう。

4-3-2.外部対策
外部対策とは、質の高い外部リンクを獲得することで検索順位を上げようとする取り組みのことです。
外部リンクは、被リンクと呼ばれることもあります。

Googleは、第三者からの評価をWEBサイトの価値を図る要素のひとつとして使います。
その指標とされているのが外部サイトから自サイトに向けて貼られたリンク、つまり外部リンクです。

例えば、

・信頼性の高いサイトから外部リンクを貼られているサイトは同じく信頼できる。
・多様性のあるサイトから外部リンクをたくさん貼られているサイトは人気である。
・特定の分野で最新、かつ貴重な情報を発信するサイトは、同ジャンルのコンテンツからリンクを獲得しやすい。


といったように、外部リンクの情報をもとにGoogleの検索エンジンはWEBサイトの価値を測り、評価しています。

現在のアルゴリズムは、単に外部リンクの数を増やすだけでなく、
より質の高いサイトから自然なリンクを獲得することが、
効果の高いSEO対策を行うためには重要とされています。

SEOにはさまざまな手法が存在しますが、外部対策は昔も今も変わらず大きなSEO効果を及ぼすとされる対策です。
それでは早速、基本的な外部対策を具体的に紹介します。


▶基本的な外部対策チェックポイント
外部対策の方法はいくつかありますが、ここでは基本的な外部対策のチェックポイントについてまとめています。


①リンクビルディング
リンクビルディングとは、WEB上で他サイトからリンクを受けること。つまり、外部リンクを獲得することです。
外部リンクは、SEOの観点からも重要な要素のひとつとして知られています。
質の高いコンテンツを掲載したページには、多くの外部リンクを集めることができ、その結果リンクビルディングの効果を高めることにつながります。

ただ、ここで注意したいのは、かつてのように無闇に外部リンクを集めるだけではなく、
より自然な形で外部リンクすることが現在のSEOにおいて最も重要な施策になる、ということです。

これを前提に、以下のようなポイントを踏まえ効果的なSEO外部対策を行っていきましょう。


1)自社のサイテーションを高めた上で、コーポレートサイトからリンクを受けているか?
自社のサイテーション*を高めるために、企業情報を構造化マークアップした上で、
各SNSでコーポレートアカウントを作成・運営しましょう。


*サイテーション:リンクではなく、テキストにより第三者に引用・言及されること。自社サイトがWEB上で噂になったり、他サイトのページに書かれたりといった要素も含まれる。

また、オフィスや店舗をGoogleマイビジネスに登録したり、iタウンページ/Indeed(インディード)/Wantedly(ウォンテッドリー)/スタンバイなどの各種メディアに掲載されることも大切です。

サイテーションは、外部リンクほど直接的ではないですが、検索エンジンアルゴリズムの評価指標に含まれる一つの要素とされている可能性が高いです。
自社のサイテーションを高めた上で、コーポレートサイトからリンクを受けると、WEBサイトの信頼性・権威性を高めることができ、結果的に検索順位が上がる可能性があります。

2)サテライトサイトは本サイトとは異なるユーザーニーズに応えているか?
自社でサテライトサイトを運営するときは、本サイトとは異なるユーザーニーズを満たすコンテンツを作成しましょう。
例えば、転職サイトを運営する場合、スキルアップ系コンテンツなどがそれに該当します。
ただ、本来誘導したいWEBサイトに、外部リンクを集めることだけを目的としたサテライトサイトは、Googleのペナルティ対象になりうるため注意が必要です。

3)リンケラティからリンクをもらえる記事を作成しているか?
まとめ記事や一次情報記事、インフォグラフィックスなど、リンケラティが自身のメディアやブログで紹介したくなるようなリンクベイトコンテンツを作成しましょう。
SEOにおいて重要な要素となる外部リンクを、だれが貼ってくれるのか?を理解して、彼らを意識したコンテンツ記事を提供することで、強力な外部リンクを獲得しやすくなるからです。良質なコンテンツは自然と参照される、という考え方が一般的ですが、
実際にリンクを貼る傾向にあるサイトや、貼られる傾向にあるコンテンツがあるのも事実です。難易度は高いですが、こうした視点も意識しましょう。

インフォグラフィックス:情報やデータを視覚的に表現したもの。
リンケラティ:WEBサイトへリンクを貼ってくれる感度の高いサイト運用者のこと。
リンクベイトコンテンツ:自然にリンクが貼られるコンテンツのこと。

4)OGPはページごとに適切に設定されているか?
OGPは、ページ内容をSNS上でも快適に閲覧できるように、コンテンツ制作者が制御できる便利な機能です。
ページごとにユニークなOGPを設定して、SNS上での拡散を促進させましょう。

OGP(オープン・グラフ・プロトコル)設定:FacebookやTwitterなどのSNSでコンテンツをシェアした際に、WEBサイトのタイトルや画像、URL、説明文などの情報をユーザーにわかりやすく伝えるために必要な設定。正確には異なりますが、サムネイル画像に近いものだとイメージすると良いでしょう。

5)適切な位置にSNSのシェアボタンが設置されているか?
SNSでシェアされることが直接検索順位に影響するわけではありません。
ただ、検索結果の上位に表示されているサイトの多くは、ソーシャルシェアと高い相関関係にあるといわれています。
よって、SNSのシェアボタンを記事の冒頭・末尾に設置して、ユーザーに拡散されやすくしましょう。合わせてソーシャルブックマークなども推奨します。

6)ソーシャルメディアポリシーを掲載しているか?
企業の利益に関わるブランド毀損や、SNS上で起こり得るさまざまなトラブル対策として、運営方針・責任の所在を明確にするソーシャルメディアポリシーを掲載しましょう。

現状の外部対策は、無暗に外部リンクを増やすのではなく、ここで紹介したように、より自然な形で外部リンクすることが重要な施策になります。
このことを強く意識して、効果的な外部対策に取り組みましょう。

基本的な外部対策の具体策を理解したところで、続いてはリンクの売買、外部対策のペナルティ、そして外部対策と深い関係のあるGoogle検索アルゴリズムのアップデートについて詳しく解説します。


▶リンクの売買
一昔前の売買リンクは、ユーザーにとって価値のないサイトがほとんどでした。
それゆえ、Googleにスパム性が認識された時点で、自然な流れで発生したリンクではないと判断される可能性が高くありました。

検索エンジンから評価を受けやすい良質なリンクは、ユーザーの自然な流れで自発的に貼ってもらうナチュラルリンクです。こういったリンクを獲得するには、コンテンツやサイト運営を適切な方法で地道に続けていくことが大切です。


とはいえ、外部リンクを闇雲に増やすのは逆効果になる場合もあります。以下では、リンクの内容に関して、良いリンクのチェックポイントを具体的にまとめています。

・自社サイトに関連性の高いWEBサイトからのリンク
・リンクファームなどのスパム性がないリンク
・内部対策、コンテンツなど、WEBサイトとして一貫性のあるサイトからのリンク
・外部リンク自体の外部対策ができているサイトからのリンク
・流入数がある程度期待できるサイトからのリンク


作為的な外部リンクは、検索エンジンから評価されない可能性があります。
よって、獲得するリンクの内容を見極めることが重要です。


▶外部対策のペナルティ
ある日突然、検索結果の順位が大幅に急降下した、自社サイトを検索しても、といったときは、Google側からペナルティを受けていることが原因かもしれません。

知らないうちに不正なSEO手法をしてしまうことがないように、以下のような点に注意しながら外部対策を進めていきましょう。


1)質の低い外部リンクを受けていないか?
質の低い外部リンクは、Googleの検索エンジンから高い評価を受けにくい、といった可能性があります。
そして、以下のような外部リンクはペナルティ対象になる可能性が高いので注意が必要です。

 ・価値の低いコンテンツからの外部リンク
 ・無関係なコンテンツからの外部リンク
 ・対策キーワードと同一のアンカーテキストでの外部リンク
 ・同一IP、同一テンプレートからの外部リンク

一度ペナルティを受けてしまうと、簡単に解除することができません。
知らず知らずのうちにペナルティとなってしまうことがないように、Googleの品質ガイドラインを理解した上で、ユーザーに価値のある有益な情報を提供することを強く意識した良質なWEBサイトを運営することが大切です。



▶外部アルゴリズムアップデート
2012年4月に導入されたGoogle検索エンジンのアルゴリズムアップデートのひとつが、ペンギンアップデートです。
はじめに導入されて以降、ペンギンアップデートは定期的に更新されています。
そして、最も大きな更新は2016年9月に実施されたペンギンアップデート4.0です。

4.0はこれまでのペンギンアップデートと異なり、ネガティブSEOの影響もあってか、Googleの品質ガイドラインに背くブラックハットSEO、主に作為的なリンク操作を実施しているWEBサイトの評価をゼロ、つまり評価しないというアルゴリズムです。
4.0以前のペンギンアップデートは、スパム性のあるリンクはマイナス評価の対象としていました。
例えば、以下のようなWEBサイトはペンギンアップデートの影響を受けやすいとされています。

・不必要に過剰な外部リンク
・低評価のWEBサイトからの外部リンク
・内容に乏しく、内容の薄い相互リンク集
・ページ同士で大量のリンクを設定しているリンクファーム
・不正なスパムリンク
・特定のサイトの検索順位を意図的に下げる逆SEOやネガティブSEO


ペンギンアップデート導入前は、Googleの品質ガイドラインに違反するブラックハットSEOを用いているサイトが上位表示されるという事態が生じていました。
こういった事態を重くみたGoogleは、ブラックハットSEOを用いているWEBサイトではなく、価値のあるサイトを上位表示することを目的にペンギンアップデートを導入しました。

これにより、外部リンクが多いと評価が高いという以前までの常識が覆り、
より外部リンクの質が重視されるようになりました。

外部対策では、良質で外部リンク、さらに自然な形で貼られた外部リンクほど高い評価を受けやすいということを念頭に、価値のあるリンクを集めてWEBサイトやページの価値を高めることが重要です。

4-3-3.その他の対策
内部対策と外部対策以外に押さえておきたい、その他の対策について紹介します。


▶サイトの高速化
ページの表示速度は、Googleの検索アルゴリズムにおける検索順位を決める要素の一つです。
ページの表示速度が高速化されれば、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。
反対に、ページの表示速度が遅ければマイナス評価となります。


1)通信量を削減しているか?
ファイルサイズが大きいと通信量が増えます。

通信量が多いと読み込みに時間がかかってしまうので、
 ・HTML/CSS/JavaScriptなどのテキストファイルはminify/gzipを使ってファイルの圧縮をする。
 ・画像はJPEG/ PNG/GIFの中から適切な圧縮形式を選択し、メタデータ削除などの圧縮処理をする。
 ・ブラウザの画面外の画像をダウンロードさせないようにLazy Loadを適用させる。
というような方法で通信量を削減します。

Minify(ミニフィ):データ容量を削減するためのテクニック
gzip(ジージップ):データを圧縮するためのプログラム
Lazy Load:遅延読み込み。画像の読み込みを必要な分だけにして表示速度を上げるためのプラグイン。

2)通信回数を削減しているか?
HTTP/1.1を採用している場合は、通信回数を策編することでWEBサイトの表示速度化につながります。

HTTP/1.1でサイトの高速化を実現するには、
 ・CSS/JavaScript は1つのファイルに結合する
 ・アイコン画像はCSSスプライトを利用する
 ・ページ固有のCSS/JavaScript/画像はインライン化する
といった方法があります。

HTTP/1.1:現在主流の通信プロトコル
インライン化:小さなコードをHTML文書の一部に埋め込むこと

3)通信距離を短くしているか?
ユーザーの居住地と地理的に近いサーバーを利用することで、物理的な距離を縮めて表示速度を速くするという方法があります。
また、CDNを導入するとWEBサイトの高速化できておすすめです。

CDN(コンテンツデリバリーネットワーク):大容量のウェブコンテンツをインターネット経由で配信するためのネットワーク

4)レンダリング速度を高速化できているか?
レンダリングの速度を高速化するために、
 ・CSSはhead要素で読み込ませる
 ・ファーストビューで利用するCSSのみをhead要素に記載する
 ・それ以外はbody要素の末尾で読み込ませる
といったやり方が理想です。

また、
 ・id名やclass名のみで要素を指定できるようコーディングする
 ・JavaScriptはbody要素末尾で読み込ませる
 ・async/defer属性を付与する
 ・widthとheightを指定して画像のレイアウトを高速化する
といった方法でCSSの解析を高速化します。

CSS:HTMLと組み合わせて使う言語で、主にページのレイアウトや装飾を指定するために使う。
レンダリング:データを読み込み、条件に従って画像や映像、音声などを生成すること。

5)HTTP/2を採用しているか?
HTTP/1.1は、1つのTCPコネクションで1リソースの送受信しかできません。
それに対し、HTTP/2は複数リソースの送受信を同時に実行できます。
HTTP/2を採用すると、通信速度の向上が見込めて、通信回数を削減する必要性も低くなります。
ただ、HTTP/2通信は、現行のブラウザの仕様上、HTTPS化が必須であることに注意が必要です。

HTTP/2:2015年に承認された通信プロトコルの新規格
TCP:インターネットで一般的に利用されているプロトコル(通信上での取り決め)

6)Resource Hintsを利用してリソースを事前取得しているか?
Resource Hintsとは、
 ・dns-prefetch(事前にDNSをルックアップさせる)
 ・preconnect(事前にTCP接続させる)
 ・prefetch(事前にリソースをダウンロードさせる)
 ・prerender(次ページを事前レンダリングさせる)
の4つの要素から構成されます。

次に必要となるリソースを事前に読み込んでおくことで、ユーザーのページ遷移時のパフォーマンスを向上させられます。
中でもdns-prefetchは、主要なブラウザはすべて対応し、利用してもページの表示速度に悪影響が少ないので、外部ドメインへの発リンクがあるページでは積極的に記述しましょう。

Resource Hints:次に必要となるリソースを先読みするための機能

7)キャッシュを活用しているか?
ブラウザキャッシュ、及びサーバーキャッシュを共に有効にしましょう。
初回にページを閲覧したときにデータがキャッシュとして保存され、次回の表示が高速化されるからです。

キャッシュ:パソコンがデータを通信する際に重複するデータをより通信速度の速い場所に一時的に保持し、活用することで、パフォーマンスの向上を図る仕組みのこと。

8)PageSpeed を導入しているか?
今後は、サイトの高速化対応が常識化すると言われています。高速化処理で未対応のものがあれば、次の最善策としてPageSpeed Moduleを導入しましょう。
PageSpeed Moduleにはさまざまな機能があるので、WEBサイトで未対応のものをピックアップして設定してください。

PageSpeed Module:Google Developerが無償公開しているWEBサイト最適化ツール



▶モバイル対応
2015年に、モバイルフレンドリーという仕組みがGoogleのウェブマスター向け公式ブログで発表されました。
モバイルフレンドリーが実装されて以降、モバイル(スマートフォンなど)対応のWEBサイトはモバイルの検索結果に優遇されて表示されるようになりました。
Googleは、モバイルフレンドリーをはじめ、モバイル検索結果のアルゴリズムに対応したSEO対策を行うことを推奨しています。

1)モバイル用ページが存在しているか?
現在、日本国内でのモバイル検索数がPC検索数を超え、Googleは、評価の軸足をPCからモバイルへ変更しました。SEOの観点はもちろん、ユーザビリティの観点でも、モバイル対応は必須事項です。

そのため、PC用ページに1対1で対応するモバイル用ページを作成しましょう。
モバイル向けサイトを作ったのに、一部のページはモバイル用ページになっていない、といったことがないようにWEBサイト全体をモバイル対応にしましょう。
尚、モバイル用ページはレスポンシブウェブデザインか、動的な配信で対応することをおすすめします。

レスポンシブウェブデザイン:同一のURLに対して、同じHTMLを各端末のサイズに応じて表示内容を最適化させられるデザインのこと。
動的な配信:PC向けページ、スマホ向けページといったように、端末に応じて見せるページを変えて配信する手法。

2)動的な配信を採用時に、適切なVary HTTP ヘッダーを設定しているか?
動的な配信の場合、PC用ページとモバイル用ページの両方にアクセスできるので、アクセスしているデバイスとは異なるデバイス用ページがキャッシュで表示されるリスクがあります。
よって、動的な配信方式を選ぶときは、ページをリクエストするユーザーエージェントごとにキャッシュを分けるために、Vary HTTPヘッダーにUser-agentを設定します。

ユーザーエージェント:WEBサイトへアクセスする際に用いられるプログラムのこと
Vary HTTPヘッダー:サーバーにアクセスがあった時にデータと共にサーバーから返すヘッダー。ユーザーエージェントによって変わる場合がある等の意味を表すシグナル
HTTPヘッダー:ブラウザからサーバーに送るHTTPリクエストの2行目以降のこと
User-agent:ブラウザの種類、OS情報

3)デバイス別のURLで配信する場合、適切なアノテーションタグとリダイレクト設定をしているか?
PC用URLごとに、同等のモバイル向けコンテンツを配信する別のURLを用意しましょう。
2つのURLの関係を、
 ・PCページにはrel="alternate"
 ・モバイル用ページにはrel="canonical"
を使用して記述します。

対象デバイスとは異なるデバイスでアクセスされた場合は、適切なページに一時的な転送に用いられる302リダイレクトさせてください。恒久的な移動ではないので、301リダイレクトさせるのは誤りです。

アノテーションタグ:linkタグのrel属性であるrel="alternate"とrel="canonical"の総称

4)再生できないコンテンツを保持していないか?
動画やFlashなど、コンテンツの種類によってはモバイル端末で動作しないものがあります。
再生できないコンテンツがページにあるとユーザーエクスペリエンスの低下につながります。
よって、動画やアニメーションを掲載するときは、HTML5標準タグを使用する必要があります。

HTML5:2014年に発表されたHTMLのバージョン5

5)モバイルフレンドリーなUIになっているか?
Googleは、モバイルフレンドリーを評価要素として使用しています。
モバイルフレンドリーでないサイトは、スマートフォン検索結果で順位を下げます。

モバイルフレンドリーなUI(ユーザーの目に触れる全ての情報)にするために、
 ・フォントサイズは16~18px
 ・行間はフォントサイズの1.5倍程度
 ・タップ領域として48px四方を確保する
 ・タップ領域間は32px以上空ける
といった点を確認しましょう。

尚、インタースティシャルバナーはペナルティ対象になるため、絶対に掲載してはいけません。

インタースティシャルバナー:ページを移動したときに現れる広告のこと



▶AMP対応・HTTPS化
AMP(Accelerated Mobile Pages)」は、モバイル用サイトを閲覧するときにページを高速表示化させるために開発されました。
AMPが導入されたページは、Googleの検索エンジンの検索結果にAMP対応ラベルが表示されています。

AMPを導入することで、

・WEBページの高速化によるユーザビリティの向上
・離脱率を抑さえ滞在時間が伸びる
・モバイル検索結果にカルーセル形式(ユーザーがスワイプで複数の画像を表示させられる形式)で表示され訴求力が高まる

といったメリットがあります。

HTTPS(Hyper Text Transfer Protocol Secure)」は、WEBサーバーとブラウザなどがデータを送受信するために使うプロトコル(取り決め、手順など)の一つです。
WEBサイトの情報をプロトコルで送受信している構成をHTTPといいますが、この構成にSSLやTSLによるデータ暗号化機能(セキュリティ機能)を加えることをHTTPS化といいます。

HTTPへ移行することで、

・情報漏洩防止
・SEOの評価として優遇されやすい

といったメリットがあります。


1)AMP対応
AMPを導入されたページは、高速化表示が可能になります。
それにより、UX(ユーザーエクスペリエンス)の向上だけでなく、検索結果にリッチ表示されることもあります。モバイル用ページが問題なく運用できているのであれば、続いてAMPページも作成しましょう。

リッチ表示:視覚的にページの内容が想像できるような表示方法

2)HTTPSを利用しサイトのセキュリティを高めているか?
Googleは、ユーザーが安全にサイトを閲覧できるように、セキュリティ機能で保護されているHTTPS化対応のサイトを優位にするランキングアルゴリズムを導入しています。
検索順位への影響やユーザーエクスペリエンスの観点で、WEBサイトをHTTPS化してサイトの安全性を高める必要がありますが、その際はCSSやJavaScript、画像などの外部リソースのリンクもHTTPS化しておくことを忘れないようにしてください。



▶Googleサーチコンソールでのエラー確認
Googleサーチコンソール(Google Search Console)は、WEBサイトのパフォーマンス管理、監視ができるツールです。
Googleから無償で提供されているツールなので、使い方をマスターしてWEBサイト運営に役立てましょう。

1)[手動による対策]でメッセージは届いていないか?
[検索トラフィック]→[手動による対策]の順でクリックすると、現状の手動による対策の有無が確認できます。
WEBサイトが Googleのガイドラインに違反してペナルティを与えられている場合、この項目内でサイト内部・外部の問題点を伝えてくれます。問題箇所を速やかに修正して、再審査リクエストを行い、手動のペナルティを解除してもらう必要があります。

再審査リクエスト:問題を解決した後に、GoogleにWEBサイトの再審査を依頼するためのリクエスト。
手動ペナルティ:Googleの監視担当者がWEBサイトを手動でチェックして行われる処置のこと

2)[HTMLの改善]で title、descriptionの問題が検出されていないか?
[検索での見え方]→[HTMLの改善]の順でクリックすると、タイトルタグの重複などの問題を確認できます。
title やdescriptionをユニーク化するなど、生じている問題に応じた修正をします。

3)[構造化データ]で設置した構造化データにエラーがないか?
[検索での見え方]→[構造化データ]の順でクリックすると、構造化データにエラーが発生していないかを確認できます。
どのタイプの構造化データでエラーが出ているかを確認した上で修正をして、正しく表示されているかを確認しましょう。

4)[Accelerated Mobile Pages]でエラーがないか?
[検索での見え方]→[Accelerated Mobile Pages]の順でクリックすると、AMPにエラーが発生していないかどうかを確認できます。
エラーを修正した後は、再インデックスされてレポートに反映されるまでに時間差があるので、数日後に改めて適用されているかを確認しましょう。


5)[サイトへのリンク]におかしなリンクは存在していないか?
[検索トラフィック]→[サイトへのリンク]の順でクリックすると、現状どのようなサイトから外部リンクを集まっているかを確認できます。
最新のリンクは一覧でダウンロードできます。ガイドライン違反に対する警告メッセージや、急激な順位下降が発生している場合は、リンク元に問題がないかを確認しましょう。

6)[モバイルユーザビリティ]に問題はないか?
[検索トラフィック]→[モバイルユーザビリティ]の順でクリックすると、現状サイトに影響を及ぼしているモバイルユーザビリティの問題点を確認できます。
例えば、フォントサイズが小さい、ボタン同士が近いなど、利用しづらいページになっていないかをチェックできます。

7)Fetch as Googleで適切にクロールできているか?
[クロール]→[Fetch as Google]の順でクリックすると、画像やCSS、JavaScriptファイルなどがレンダリング可能になっているかを確認できます。また、重要ページのURLが適切にクロールできているか、Googleロボットからどのように見えているかを確認できます。

8)[robots.txtテスター]でエラーが発生していないか?
[クロール]→[robots.txt テスター]の順でクリックすると、エラーが発生していないかを確認できます。例えば、robots.txtに記載されている文法が間違えている場合などはエラーが表示されます。
そのほか、重要ページをブロックしていないかなど、クローラーがアクセス生業を正しく行っているかを確認できます。

9)[サイトマップ]で全コンテンツが適切に認識されているか?
[クロール]→[サイトマップ]の順でクリックすると、エラーが発生していないかどうかを確認できます。
また、すべてのコンテンツがクローラーに認識されているか確認できます。
新規サイトや規模の大きなサイトの新しいページなどは、クローラーがページを見つけるまで時間がかかるので、サイトマップを登録します。

10)[URLパラメータ]でインデックスすべきページをクロール対象外にしていないか?
[クロール]→[URLパラメータ]の順でクリックすると、不要なURLパラメータを指定して排除できます。また、間違って必要なページをクロール対象外にしていないか確認します。

11)[セキュリティの問題]でサイトコンテンツからセキュリティの問題が検出されていないか?
[セキュリティの問題]の項目は、サイトコンテンツにセキュリティ上の問題が発生していないかどうかを確認できます。
セキュリティの問題に関する警告が届いている場合は、内容を確認して早急に対応しましょう。

12)Search Console(β 版)の「インデックス カバレッジ」でエラーやインデックス除外が発生していないか?
[ステータス]→[インデックス ステータス]の順でクリックすると、エラーや除外URLが発生していないかどうかを確認できます。
この項目では、エラー、有効(警告あり)、有効、除外という4つのステータスが表示されます。
エラーや除外は何らかの理由でページがインデックスされていないため、早急な対策が必要です。

4-4.【第3ステップ.順位計測・確認】

今回紹介するSEOの取り組みの最後、第3のステップは順位計測・確認です。

SEO対策は、一度行ったら終わりではありません。
SEO対策をしている中で重要なことは、対策した内容によってSEOの効果がどの程度発揮されたのか?ということです。

細かな施策を繰り返しているうちにどの部分をどのようにいつ施策したのか忘れてしまい、その結果検証できないという方も少なくないようです。

SEO対策は、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Action)の4段階を繰り返すPDCAを効率よく回して施策を進めることが重要です。
よって、WEBサイトを改善させてSEOにおける効果を高めたいと思ったら、順位計測・確認といった効果検証が必要不可欠といえます。

それでは早速、SEOにおける重要な取り組みの一つ順位計測・確認というステップについて詳しく解説します。


▶制作完了・運用スタート時から順位が動くタイミング
SEOに取り組む始めた人や、SEO対策をしたのに検索順位がなかなか上がらないと悩まれている人の中には、「SEOの効果が出始めるのに、どのくらいかかるのか?」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。

この問いに関しては、

「数分後」
「数日後」
「数週間後」
「数か月後」

といったように、さまざまな答えがあるので一概には言えませんが、
ここでは一般的な傾向として、検索順位の変動が見られるまでの目安を紹介します。

・WEBサイトの運用をスタートしてから数か月が目安
外部対策をして外部リンクがついたWEBサイトの場合、検索順位の変動が見られるまでに1週間~4週間ほどかかることも確認されています。
ただ、傾向としてはWEBサイトの運用をスタートしてから、数か月後にSEO効果を感じるというケースが多いようです。

新規ドメインで施策を始めたときは、半年から1年以上かかることもあります。
すでに運営しているWEBサイト用にコンテンツを新しく作った場合は、早くて3か月、半年くらいがSEOの効果を感じられる目安といわれています。


▶ツールを使った順位計測(GRCや無料ツール)
本格的にSEOをするなら、順位計測をして対策キーワードで何位に表示されているのかを毎日チェックする作業が欠かせません。

検索順位を知ることで、以下のようなメリットが考えられます。

・対策が成功したかどうかの確認できる
・検索ユーザーの傾向や競合サイトの検索順位の把握できる
・検索順位が落ちたことにすぐ気づける
・順位が変動するときの傾向がわかる
・順位変動から検索エンジンの評価を読み取る
・改善を図るための参考になる


このように、順位計測をして現在の検索順位を確認し、改善を繰り返すことが重要なSEO対策になります。

ただ、順位計測が大事な作業だとはわかっていても、
対策キーワードが多ければ手間がかかりますし、
毎日続ければ負担が多くなるばかりで続きません。

そこでおすすめするのが、ツールを使った順位計測です。

ここではまず、順位計測ができる主要ツールとして「GRC」の特徴と無料で使えるその他の順位計測ツールを紹介します。


・「GRC」
GRCは、多くのSEO対策者に利用されている検索順位チェックツールです。
順位計測ができるツールはいくつかありますが、その中でも特に長く使われているツールがGRCです。

GRCの特徴:
GRCは、3大検索エンジンと呼ばれるGoogle・Yahoo!・Bingの検索順位をチェックするツールです。
順位を計測したいキーワードを登録することで、これら3つの検索エンジンの検索順位を取得できます。
また、複数のキーワードの順位変動を一括で管理でき、詳細な順位が記録された表と、順位を時系列の推移はグラフ上で確認できます。

順位計測のツールの中からGRCが選ばれる理由は、次のようなメリットがあるからです。

・日々の検索順位の推移が一目瞭然
・複数サイト、複数キーワードに対応している
・操作が簡単
・無料版から利用できる



・「その他の順位計測ツール(無料)」
※2019/2/21時点
GRCは、順位計測ツールの代表格といえますが、その他にも無料で使える便利な順位計測ツールがあります。
以下では、無料の順位計測ツールを簡易型・クラウド型・インストール型にわけて紹介します。

簡易型
簡易型のツールは、WEBサイト上でURLとキーワードを入れるだけで検索順位をチェックできるツールで、ログインや登録などの手間を省け、すぐに利用できることが最大のメリットです。

ただ、利用する度に毎回手動による入力が必要である、自動計測に対応していない、競合サイトの順位計測に対応していないなど、本格的なデータの計測や分析には向いていません。

1)SEOピッシュ
最大の特徴は、三か月分の履歴を保存可能なことです。

・3つまでのキーワードの検索順位を一括でチェック
・PC版とモバイル版の検索順位に対応で同時にチェック可能
・三か月分の履歴を保存可能



2)検索順位チェッカー
気軽に検索順位をチェックできるツールです。

・Google・Yahoo!・Bingの検索順位をブラウザ上でチェック可能
・PC検索とスマホ検索の順位に対応
・キーワード数は5つまで検索可能
・CSV形式でデータをダウンロード可能



3)SEO TOOLS
簡易型としては非常に本格的なツールです。

・キーワードは同時に3つのキーワードの検索順位を確認できる
・パソコン版とモバイル版の順位が表示される
・キーワード入力時のサジェストキーワードが表示される
・検索結果件数を確認できる



クラウド型
クラウド型のツールは、検索順位をインターネット上で自動取得するツールです。
簡易型のようにインストールの必要がないので、パソコンだけでなくスマートフォンなどの他端末からもブラウザからログインできます。
毎日完全自動で決まった時間に順位計測が行われるので、パソコンを起動させておく必要もありません。

4)BULL
複数のユーザーで共有する場合におすすめの完全自動のツールです。
無料版の体験期間は2週間です。

・毎日自動で順位データを確認できる
・キーワード、URL数は30件まで登録可能
・パソコン、スマートフォンとタブレットで利用可能


有料版になると、以下のような機能が追加で利用できます。

・毎日自動で順位データを確認できる
・キーワード、URL数は40~560件
・CSV形式、Excel形式でダウンロード可能



5)Gyro-n SEO
順位計測機能がついた、高機能のSEOツールです。

・競合サイトとの順位比較ができる(無料版1個)
・ローカル検索機能1つ設定可能
・PCとモバイルの検索順位を自動取得


有料版になると、以下のような機能が追加で利用できます。

・キーワード、URL数は40~300件
・競合サイトとの順位比較ができる(有料版2~10個)
・特定の地域を指定してローカル検索機能を使える
・Google AdWordsとの連携機能
・期間別の検索順位を確認できる
・順位データをCSV形式でダウンロード可能
・検索結果画面(SERPs)をCSV形式でダウンロード可能



6)AZC
Yahoo!の検索順位に特化したツールです。

・無料プランで登録キーワード、URL数を5個まで登録可能
・Yahoo!の検索順位を計測可能
・検索順位は100位まで計測可能
・パソコンの順位計測に対応


有料版になると、以下のような機能が追加で利用できます。

・登録キーワード、URL数を50~500個まで登録可能



インストール型
専用ソフトをパソコンにインストールして利用する順位計測ツールです。
順位を確認する際はパソコンを起動させる必要がありますが、費用を抑えられるといったメリットがあります。

7)RankTracker
Macで使える本格的な順位計測を行いたい人向けのツールです。(日本語未対応)

・URLとキーワードの登録が無制限
・Mac対応ソフト
・使用期間の制限なし


有料版(Pro、Enterprise)になると、以下のような機能が追加で利用できます。

・キーワードを保存できる
・検索順位を毎日自動でチェック
・検索順位がグラフ化表示される



8)SERPOSCOPE
完全無料の検索順位ツールです。
ただ、Googleの影響を受けやすいことから、データを取得する際のエラーが多いことに注意が必要です。

・サイトやキーワードを無制限に登録可能
・完全無料
・Window、Macに対応
・調査対応はGoogleのみ
・日本語非対応


※今回紹介している順位計測ツールのサービス内容は、予告なく変更される場合があります。サービスをご利用の際は、各ツールの公式ホームページにて最新情報をご確認ください。


▶プライバシーモードの存在
効果的なSEOを実施するには、正しい検索順位を計測して効果を検証する必要があります。
そこで、多くのSEO担当者に利用されている順位計測の方法が、
シークレットモードやプライベートブラウズと呼ばれるプライバシーモードでの順位計測です。


・プライバシーモードとは?
WEBブラウザに搭載されているプライバシーモードは、検索履歴やキャッシュなどを残さないようにする機能のことです。

各ブラウザによって、以下のようにプライバシーモードの呼び方が異なります。

Google Chrome・・・・・シークレットモード
Internet Explorer・・・・・インプライベートブラウズ(InPrivateブラウズ)
Safari・・・・・プライベートブラウジング



・プライバシーモードでの順位計測が必要な理由
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、パーソナライズド検索が導入されています。
パーソナライズド検索とは、個人ユーザー向けに検索結果をカスタムで表示するための機能です。

パーソナライズド検索は、これまでの閲覧履歴などを考慮して、それぞれのユーザーに合った検索結果を返すことができます。
つまり、パーソナライズド検索が導入されたことで、同じキーワードを検索したとしても人によって異なる検索順位で表示されるということです。

とても便利な機能でありますが、この機能が有効になっていると、
順位計測をしたときに純粋なデータをみることができず、
本当の検索順位がわからないということが多々あります。

そこで使用されるのが、プライバシーモードを使って検索順位を目視で確認する方法です。

プライバシーモードを使うと、パーソナライズド検索が無効化され、
この機能の影響をなるべく受けずに本来の検索順位を正しく計測することができます。

また、ログイン情報やCookieなどに保存されたデータを忘れた状態で検索結果が表示されるので、
より純粋な検索結果を表示させることができます。


・Google Chromeのシークレットモードの使い方
今回は、Google Chromeのシークレットモードの使い方を紹介します。

1)Google Chromeを起動する
2)ショートカットキーを押す

【Windows】Ctrl + Shift + N
【Mac の場合】⌘ + shift + N

3)表示されたシークレットモード画面で検索する

シークレッドモード画面で検索すると、個人的な影響を受けていない検索結果が表示されます。
また、検索で使ったキーワードや閲覧したサイト情報なども保存されないので履歴が残る心配もありません。


・シークレットモードは完璧ではない
より本来の検索順位を測れる方法として、Google Chromeのシークレットモードを使った順位計測が行われていますが、ここで一つ注意しなければならない点があります。
それは、シークレッドモードは完璧ではないということです。

実際に使ったことがある方ならお分かりかと思いますが、シークレットモードを使ったときに検索順位に個人的な影響が出ていることがあります。
その原因と考えられているのが、地域情報です。

2012年2月に導入されたGoogleアルゴリズムアップデートの一つ、ベニスアップデート(Venice Update)はユーザーの位置情報を考慮し検索結果に反映するアルゴリズムです。
検索エンジンは、地域性が重要なキーワードで検索された場合、ユーザーの現在地を的確に把握して検索結果を調整しています。

閲覧履歴などの個人的な影響は受けないシークレットモードですが、この地域情報に関してはキャンセルされることなく検索結果に影響すると考えられています。
よって、シークレットモードで検索をしても、完全にすべてのユーザーの検索結果が同じになるわけではなく、地域情報が影響した情報が検索上位に表示されることがあるようです。


・パーソナライズド検索に影響されない順位計測の方法
プライバシーモード以外にも、以下のようにパーソナライズド検索に影響されない順位計測の方法があります。

1)プライベート検索結果を使用しない
Google Chrome画面から、[設定]>[検索設定]の順にクリックします。
プライベード検索結果の画面が表示されるので、プライベート検索結果を使用しない」を選択して[保存]をクリックします。
この設定をすることで、より本来の検索順位を表示できるのではないかと考えられています。

2)&pws=0を入力する
キーワード検索をしたときにアドレスバーに表示されるURLの最後に&pws=0を入力します。
すると、パーソナライズド検索を無効化できるとされています。



【SEOの具体的な対策方法のまとめ】
ここまで、SEOで必要な具体的な対策・やるべきことを

【第1ステップ.キーワード選定】
【第2ステップ.ページ制作・運用】
【第3ステップ.順位計測・確認】

という3つのステップに分けて解説してきました。

今回紹介した内容は、SEOにおける施策の一部ではありますが、的確に積み重ねていくことで検索順位の上昇など、確実に効果があるとされる対策ばかりです。

はじめての方は難しいと感じることが多いかと思いますが、

・ユーザーが求めるニーズを理解した上で、そのニーズに応えられる関連性の高い有益なキーワードを選定する。
・Googleの推奨するルールに従って、ユーザーにもGoogle検索エンジンにも分かりやすく認識されやすいページを制作・運用する。
・関連性があり、質の高い外部リンクを獲得する。
・正しい方法で検索順位を計測し、SEOにおける効果検証をする。


といった基本を実践することからはじめ、効果が出てくるまで根気よくSEO対策を続けていくことが大切です。

5.SEO対策でよく使われているツール

SEOツールを効果的に使うことによって、
・より正確な分析ができる、
・時間を短縮できる
など、効率的にSEO対策を進めることができます。

SEOで使えるツールは数多くありますが、その中でも今回は初心者でも使いやすいSEOツールを厳選し、各ツールの特徴や基本的な使い方について詳しく紹介します。

5-1.キーワード選定ツール

SEO対策の最も基本的な取り組みがキーワード選定です。

キーワードの
・検索ボリューム
・競合性
・検索ユーザーの検索意図
などを参考に、対策するべきキーワードは何かを確認します。

そういったときに使える便利なツールが、以下のようなキーワード選定ツールです。


▶Google AdWords キーワードプランナー
SEOの強い味方となるGoogleが提供する無料ツール、それがGoogle AdWordsのキーワードプランナーです。
Googleのアカウントを取得する必要がありますが、だれでも無料で利用できます。

SEOに限らず、リスティング広告出稿時のキーワード選定などWEBマーケティング全般において必要となるツールです。

キーワードプランナーの機能は様々ありますが、SEOでよく使うデータを紹介します。

・キーワードの月間検索ボリューム
・キーワードの競合性
・対象ページに関連したキーワード
・あるキーワードに関連したキーワード
・キーワードの月ごとの検索ボリュームの推移
・キーワードの平均クリック単価
・キーワード検索による検索結果の表示回数
・リスティング出稿時の推定費用


・キーワードプランナーの使い方
今回は上記の機能のうち、Google AdWordsのキーワードプランナーを使った以下の方法をピックアップしました。

・キーワードの検索ボリュームの調べ方
・新しいキーワード候補の見つけ方


Google AdWordsのアカウントが必要になるので、あらかじめ登録しておきましょう。
今回は2019年2月時点での新しいバージョンのキーワードプランナーを元に解説します。

検索ボリュームの調べ方
1)Google AdWordsキーワードプランナー画面でログイン
2)[検索のボリュームと予測のデータを確認する]をクリック
3)調べたいキーワードを入力して[開始する]をクリック
4)データ表示部の上部にある[過去の指標]をクリック
5)キーワードごとの月間平均検索ボリュームを確認

複数のキーワードを同時に調べたい場合は、関連キーワードや気になるキーワードをリストアップして、複数のキーワードを同時に入力することができます。複数のキーワードを入力するときは、キーワードごとに改行して入力するか、カンマで区切って入力します。

上記の通り、「開始する」ボタンをクリックすると表示される画面の「過去の指標」をクリックすると、入力したキーワードの月間平均検索ボリュームが表示されます。


新しいキーワード候補の見つけ方
1)Google AdWordsキーワードプランナー画面でログイン
2)[新しいキーワードを見つける]をクリック
3)調べたいキーワードを入力して[開始する]をクリック
4)取得したキーワード候補一覧から効果的なキーワードを選ぶ

キーワード候補一覧は、入力したキーワードと関連性の高いものから順に表示されます。
取得されたデータから、より効果的なキーワードを選ぶために下記の指標の意味を理解しましょう。

月間平均検索ボリューム・・・・・
対象キーワードが一ヶ月にどれくらい検索されているかを表した数値。
数値が大きいほど検索ニーズが高く、検索結果に上位表示されたときにユーザーの流入が見込めます。

競合性・・・・・
対象キーワードで広告を出した場合、「高」と表示されていれば競合性が高いということを示します。
反対に、「低」となっていれば競合性が低いということです。
但し、競合性は広告におけるものであり、SEOの対策難易度は別なのでその点は注意しましょう。

ページ上部掲載の入札単価(低額帯・高額帯)・・・・・
対象キーワードで広告を出す場合に、企業が出すおおよその広告費用を確認できます。
低額帯には、入札単価が低い場合の費用が表示され、高額帯には、入札単価が高い場合の費用が表示されます。入札単価が高いほど、1クリックあたりの費用が高いことを表しています。


キーワード候補と指標を元に、WEBサイトの目的に合ったキーワードを選びます。

例えば、WEBサイトからの集客で売上につながりやすいキーワードの傾向は、
・検索ユーザーの意図が含まれている
・競合性が高い
・入札単価が高い
です。

また、SEO難易度が低く、安定したアクセスが見込めるロングテールキーワード(ニッチキーワード)の傾向は、
・競合が少なく
・程よい検索ボリュームがある
です。

但し、あくまでも目安であり、実際の検索結果や市場の状況によって「売上のつながりやすさ」や「一定のアクセスが見込みやすいかどうか」は変動するので、多角的にアプローチすることを推奨します。

ある程度WEBサイトのページテーマやターゲットユーザーが決まっている場合は、テーマと関連性のあるキーワードや気になるキーワードをキーワードプランナーに入力して検索ボリュームや競合性などを調べます。
入力したキーワードだけでなく、関連性の高いキーワードの一覧が表示されるので、最初に設定したページのテーマとキーワードから予測できる検索意図がマッチしたキーワードを抽出し、その中から検索ボリュームや競合性を考慮して、ターゲットキーワードの候補を選定しましょう。


▶goodkeyword
Google・Bing・Yahoo!などのサジェストキーワードを抽出し、一覧でチェックできるツールです。
インストールやログインをする必要がないので、好きなときに好きなだけサジェストキーワードや検索ボリューム、トレンドなどを調査できます。


・サジェストキーワードとは?
goodkeywordの使い方を紹介する前に、サジェストキーワードについて簡単に触れます。

サジェストキーワードとは、検索エンジンを使って検索をしたときに、入力したキーワードと関連性の高い語句が自動的に表示される機能のことです。
Googleは、この機能のことをオートコンプリート機能と呼んでいます。
また、Google以外のYahoo!やBing、他にもYouTubeやAmazonなどのWEBサービスでも同じようにオートコンプリート機能を採用しています。

サジェストキーワードとして表示されるキーワードは、多くのユーザーからよく検索されているキーワードです。ただ闇雲にキーワードを選定するのではなくて、このようなサジェストキーワードを活用することでより効果的なキーワード選定を行うことが大切です。

サジェストキーワードの調査ツールとして手軽で便利なのがgoodkeywordです。
それでは早速、goodkeywordの使い方を紹介します。


・goodkeywordの使い方
goodkeywordの使い方は非常にシンプルです。

1)goodkeywordにアクセス
2)検索窓に調べたいキーワードを入力
3)[検索]をクリック
4)調査結果が表示される

goodkeyword トップページの検索窓上に表示されている項目をクリックすると、選択した検索エンジンのサジェストキーワードを確認できます。

選択できる検索エンジンは、以下の通りです。

・Google/Bingサジェスト
・Googleサジェスト
・マルチサジェスト
・楽天サジェスト
・GooglePlayサジェスト

デフォルトでは、Google/Bingサジェストになっています。検索をした後に切り替えることも可能です。
各項目の特長は以下の通りです。

Google/Bingサジェスト メインカラム
・Google.co.jpでの、入力したキーワードのサジェストを表示
・Bingでの入力したキーワードのサジェストを表示
ライトナビ
・Googleトレンド上でのキーワードの検索ボリュームの変化
Googleサジェスト ・Google.co.jpでの、入力したキーワードのサジェストを表示
・Google.co.jpでの、入力したキーワードの派生サジェストを表示
例)「〇〇+あ」「〇〇+a」のサジェストを表示
マルチサジェスト 以下のサイトでのサジェストを表示
・Google.co.jp
・Bing
・Amazon.co.jp
・NAVERまとめ
・Yahoo!ショッピング
・楽天市場
・YouTube(JP)
・Wikipedia
楽天サジェスト ・楽天市場での、入力したキーワードのサジェストを表示
・楽天市場での、入力したキーワードの派生サジェストを表示
例)「〇〇+あ」「〇〇+a」のサジェストを表示
GooglePlayサジェスト GooglePlayでの、入力したキーワードのサジェストを表示
ライトナビ共通:調査によって表示されたキーワードをすべてコピー


基本的な見方
今回はGoogle/Bingサジェストで「SEO」というキーワードと調査しました。
すると、次のような調査結果が表示されました。

検索したキーワードのサジェストキーワードが一覧で表示されますが、よく検索されているキーワードほど上に表示されます。キーワードに関して検索されるサジェストキーワードの数をみて、調査キーワードから派生するキーワード数がわかります。傾向として、サジェストキーワードの数が多いほど、需要が高い傾向があります。

各キーワードの横に「G」「B」「Y」という表示があります。
これは、
G:Google
B:Bing
Y:Yahoo!
という意味で、リンクをクリックすると各検索エンジンの調査結果が表示されます。


関連キーワードの見つけ方
基本の見方で表示された各キーワードには、リンクが設置されています。
このリンクをクリックすると関連キーワードをさらに掘り下げることができるので、上位表示しやすい複合キーワードを見つけることができます。

「SEO対策」のリンクをクリックしたところ、次のような調査結果が表示されました。

このように気になるキーワードのサジェスト調査の掘り下げが行いやすいのも特長です。


検索キーワードのトレンドを確認する方法
Google/Bingサジェストに限った機能ですが、調査結果の右下に、キーワードの検索ボリュームの動向を確認できる次のようなグラフがあります。
チェックしたキーワードの人気度が右肩上がりになっていれば、検索需要が高まっていることを確認できます。
ちなみに、調査期間は2004年から現在までとなっています。

キーワードによっては、一年中需要のあるものもあれば、季節によって需要が変化するものがあります。
このようなキーワードごとのトレンドの動向を調べる際は、この調査結果を活用しましょう。(後述するGoogleトレンドのツールで、トレンドをより詳細に知る方法を記載しています)


具体的な検索ボリュームを取得する方法
goodkeywordの検索結果で検索ボリュームの変化をグラフで確認することはできますが、残念ながら検索ボリュームの具体的な数は判断できません。
そこで、goodkeywordと併用して使うべきツールが、先述したGoogle AdWordsのキーワードプランナーです。

以下では、goodkeywordとキーワードプランナーを併用した場合の、検索ボリュームの取得方法を紹介します。

1)goodkeywordにアクセス
2)検索窓に調べたいキーワードを入力
3)[検索]をクリック
4)ライトナビの「Google.co.jpすべてコピー」窓からキーワードをコピーする
5)Google AdWordsキーワードプランナー画面でログイン
6)[検索ボリュームと予測のデータを確認する]をクリック
7)goodkeywordでコピーしたキーワードを貼り付ける
8)[開始する]をクリック
9)データ表示部の上部にある[過去の指標]をクリック
10)キーワードごとの月間平均検索ボリュームを確認



このように、goodkeywordの使い方をマスターすることはもちろん、キーワードプランナーと併用して使えるようになれば、よりSEOに効果的なキーワード選定ができるようになります。


▶Googleトレンド
キーワード選定に使えるSEOツールといえば、Google AdWordsのキーワードプランナーですが、それと併用して上手く使い分けたいSEOツールが、Googleが無料で提供するGoogleトレンドです。

Googleトレンドを使うと、
・Google検索エンジンのトレンドキーワード
・人気のキーワード
が分かります。

また、期間や国などを選択することで深掘りした情報を得られます。

 以下が取得できる情報の一例です。
・キーワードの人気度
・キーワード同士の人気度の比較
・キーワードの地域別の関心度(インタレスト)
・2004年以降の人気度の推移
・検索回数が急上昇したトレンドキーワード
・過去(1年ごと)のトレンドキーワード

・特定キーワードの関連キーワードや関連トピック
・カテゴリごとの人気キーワードのランキング
といったデータを確認できます。


Googleトレンドは、キーワードを検索するだけで人気度の推移をグラフで確認できます。
過去のトレンドをもとに、季節による需要の変化に対応したキーワードの傾向が分かるなど、キーワードの需要をおおまかに調査できます。


・Googleトレンドの使い方
Googleトレンドの使い方は、下記のように非常にシンプルです。

ここでは、Googleトレンドの基本的な使い方の中から、
・キーワードの需要の推移を調べる方法
・複数キーワードの人気度を比較する方法
について紹介します。


キーワードの需要の推移を調べる方法

1)Googleトレンドにアクセス
2)「検索キーワードまたはトピックを入力」枠にキーワードを入力
3)エンターキーを押す
4)「調べる」の画面が表示される
5)折れ線グラフを見て検索ボリュームの推移を調べる

例えば、Googleトレンドのトップページの検索窓に「クリスマス」と入力して検索したとします。
すると、人気度の動向が上の画像のように折れ線グラフで表示されたので、さらに期間を過去5年間という条件で絞り込みました。

「人気度の動向」で表示されるデータは、最も検索があっときのピークを100としています。
この結果から、毎年検索が増える時期は同じであることが分かります。
その一方で、2015年と2016年をピークに検索需要が徐々に減っていることも分かります。


最初に表示される「調べる」の画面は、Googleトレンドの基本的な機能です。キーワード調査時の各データの項目は以下の通りです。


人気度の動向・・・・・
入力したキーワードの人気度の動向が、折れ線グラフで表示されます。
特定のキーワードが、ある期間内でどのくらい検索されているのかを確認できます。

小区域別のインタレスト・・・・・
指定した期間の中で、調べたキーワードがどの地域で最も人気が高いのかを調べることができます。
検索ボリュームによって色分けされており、検索多いほど色が濃くなるようになっています。
カーソルを合わせると、その地域の数値が表示されます。
「地域」と「都市」の2軸で表示を変更できます。

関連トピック・・・・・
検索したキーワードと同時検索されることの多いトピックが表示されます。
「注目」と「人気」の2軸で表示を変更できます。
 注目:最後の機関からの検索頻度の増加が最も大きい関連トピックです。
 人気:最も人気の高いトピックです。

関連キーワード・・・・・
検索したキーワードと合わせて検索されることの多いキーワードが表示されます。
「注目」と「人気」の2軸で表示を変更できます。
  注目:最後の期間からの検索頻度の増加が最も大きいクエリです。
  人気:最も人気の高い検索クエリです。


さらに、調べたいキーワードに対して、下記の条件で選択してデータを絞り込むことができます。(検索語句を入力する窓の真下にあります)
国:国単位での絞り込みが可能。
期間:過去1時間、過去90日間、過去5年間、2004-現在など、特定の期間を細かく指定可能。
カテゴリ:キーワードが複数の意味を持つ場合などに、カテゴリを選択することで対象テーマの絞り込みが可能。
検索の種類:ウェブ検索、画像検索、ニュース検索、Googleショッピング、YouTube検索といった検索方法の中から、対象となるものを選択する。


複数キーワードを比較する方法
Googleトレンドの便利機能の内、複数のキーワードを同時に比較して人気度を調べる機能があります。

1)Googleトレンドにアクセス
2)「検索キーワードまたはトピックを入力」枠にキーワードを入力
3)エンターキーを押す
4)「調べる」の画面が表示される
5)検索入力箇所の右側の[+ 比較]をクリック
6)追加して調べたいキーワードを入力
7)エンターキーを押す
8)表示されたグラフを元に比較調査をする

上記の例は、「クリスマス」というキーワードの他に、「Christmas」「クリスマスイブ」「イブ」「プレゼント」というキーワードを追加しました。
検索した複数のキーワードに対して同時に他のキーワードの人気度の動向を調べられ、人気度の傾向と数値を比較することができます。

キーワードは最大5つまで追加可能で、国や期間、カテゴリ、検索の種類といった条件で絞って、データをカスタマイズすることも可能です。
1つのキーワードを表す単語、あるいは関連性のある単語が複数ある場合に、どちらのキーワードがより需要が高く、定着しているのかを調べるときに役立ちます。

具体的な数値を調べる際はキーワードプランナーを推奨しますが、ざっくりとした傾向や比較を行いたい場合はGoogleトレンドを用いると大まかな把握ができます。

5-2.キーワード順位計測ツール

SEOにおける重要な作業の一つ、それが各キーワードの順位計測です。
順位計測をして現在の検索順位を確認し、改善を繰り返すことがSEO対策にとって重要な施策となります。

ただ、対策キーワードが多ければ多いほど手間がかかってしまい、毎日計測を続けるのは非常に困難といった場合もあるでしょう。
そこで有効活用するべきSEOツールが、キーワード順位計測ツールです。

様々なキーワード順位計測ツールが存在しますが、その中から今回はSEO初心者からSEO上級者の方まで幅広く利用されている「GRC」というツールの使い方を紹介します。


GRCの導入手順:
GRCは、3大検索エンジン(Google・Yahoo!・Bing)の検索順位を簡単に取得できるキーワード順位計測ツールです。
無料版は、URL数が3URLまで、項目数は10項目までが上限となっています。
項目数とは「サイト名、サイトURL、検索キーワード」の組、1つ1つを指します。
利用期間の制限はありません。その他、有料の料金体系はライセンスページをご覧ください。
GRCの導入から検索順位の計測までの手順を紹介します。

1)インストールファイルをダウンロード
GRC公式サイトにある「最新版GRCのダウンロード (セットアッププログラム GRCsetup.exe)」のリンクをクリックして、インストールファイルをダウンロードします。

2)GRCsetup.exeをダブルクリック
ダウンロードが完了したら、保存先にある「GRCsetup.exe」といファイルをダブルクリックします。

3)[標準インストール]>[次へ]>[完了]の順でクリック
基本デフォルトのまま次に進むとGRCのインストールがされ、その次に表示される「完了」をクリックするとGRCのセットアップが完了します。

GRCの順位計測までの手順
1)GRCを起動します。

2)GRCを起動して[編集]>[項目新規追加]をクリック
「項目新規追加」の画面が開いたら、編集タグから項目新規追加をクリックします。
ショートカットキーとして「Insertキー」があります。

3)ダイアログに必要事項を入力してOKをクリック
ダイアログが表示されるので、以下の必要事項を入力します。
・サイト名
・調査データ(サイトURL、検索語)

サイト名は順位計測には影響しません。任意の名前を入力してOKです。
キーワードを複数設定したいときは、ダイアログの左下にある[複数入力]をクリックして入力します。すべての入力が完了したら、[OK]をクリックします。
同じURLの複数のキーワードを調査する際は、キーワードごとに改行で区切って入力しましょう。

6)【実行】>【順位チェック実行】を選択
[順位チェック実行]のボタンを選択すると、順位計測が始まります。
ショートカットキーとして[F5]キーでも順位計測を開始できます。
順位計測中は、画面下のステータスバーに表示されます。
計測中は新規の検索語の登録や削除ができないので、中止したい場合は、
【実行】>【順位チェック停止】を選択するか、ショートカットキーの [Esc」キーを押します。


GRCの便利機能
複数のサイト、複数のキーワードで簡単に順位計測ができるGRCですが、毎日この作業を手動でチェックするのは手間がかかります。また、過去の順位推移をより直観的に把握したい方も多いです。
そこで便利な機能があります。

 ①PC(GRC)起動時に順位チェックを実行する
 ②指定時刻に順位チェックを実行する
 ③検索順位の推移を確認する
 ④GRCの情報をCSVに保存する
 ⑤調査キーワードの上位100位のデータを抽出する


・PC(GRC)起動時に順位チェックを実行する:
①起動時に順位チェック実行+スタートアップに登録
[実行]>[起動時に順位チェック実行]の順でクリックします。
そうすることで、GRCを起動したときに自動で順位計測されるようになります。
次に、[オプション]>[スタートアップに登録]の順でクリックします。
こうすることで、パソコンにログインしたときにGRCが自動で起動します。

この2つの手順を踏むことで、パソコンにログインしたときにGRCが起動して、自動で順位計測が開始されるようになります。

②指定時刻に順位チェック実行
指定時刻に順位チェック実行の項目を使います。

[実行]>[指定時刻に順位チェック実行]の順でクリックします。
次に、表示される画面の「指定時刻に順位チェックを開始する」にチェックを入れて、開始時刻を指定してOKをクリックします。

設定後は、指定した時刻に毎日順位チェックが開始しますが、パソコンがスリープやスタンバイ、休止状態になっていると順位計測が御壊れないので注意が必要です。

③検索順位の推移を確認する
検索語などの項目を登録した状態で、項目をクリックします。
すると、「○○(キーワード)」検索順位という表記で窓の下部に順位の推移が表示されます。
定期的に測定していないと、測定した日の推移しか閲覧できないので注意しましょう。

④GRCの情報をCSVに保存する
【ファイル】>【項目一覧CSVファイル保存】を選択すると、
CSVに表示させたい項目を選択する窓がポップアウトします。
項目を選択して【OK】をクリックすると、CSVとしてダウンロードできます。

⑤調査キーワードの上位100位のデータを抽出する
登録した項目を選択した状態(複数選択可)で、右クリックを押します。
右クリックメニューに【調査項目の追加】があるので選択します。
【上位100追跡項目】を選択します。
選択されたキーワードの上位100位のデータを取得できます。


SEOは、一度対策をしたから終わりというわけではありません。
施策を行った結果、どのような効果が得られたかを計測して、その結果から問題点や改善ポイントを導き出し、改善や試行錯誤を繰り返すことで、SEOの効果は継続的に上がっていきます。
GRCはSEO初心者の方でも簡単に使えるキーワード順位計測ツールです。
無料版で利用できる機能が多く、有料版に切り替えても1年のコストを比較的安く抑えられるので、本格的にキーワード順位計測をしたい方は導入しましょう。

6.【番外編コラム】SEO対策の過去・現在・未来

今やWEBマーケティングを考える上で必要不可欠な存在となったSEOですが、時代の流れとともに手法が大きく変化してきました。
SEOの歴史はそれほど長くはありませんが、現在までにいくつもの大きな転換点があったのは事実です。
ここでは、そのような検索エンジンとSEOの歴史を振り返りながら、近い将来に向けて取り組んでいくべきSEO対策について解説します。

6-1.SEOと検索エンジンの歴史

SEOの歴史を辿る上で欠かせないもの、それが検索エンジンの進化です。
そこでまずは、SEOの歴史を語る上で欠かせない検索エンジンの変遷について解説した上
で、Googleがこれまでに実施してきた検索アルゴリズムのアップデートについて詳しく解説します。


▶検索エンジンの歴史
今や検索エンジンは、私たちの生活に欠かせないものとして存在していますが、その歴史を振り返ると1990年まで遡ります。

・1990年 世界初の検索エンジン誕生
世界初の検索エンジンとして、Archieが誕生しました。
このArchieは、今でいうクラウド型のシステムではなく、それぞれのサーバーに実装されているクライアント・サーバ型のシステムで、インターネット検索エンジンといえます。
当時でも電子メールやWWWなど色々な方法でアクセスができました。

そこから数年後にさまざまな検索エンジンが続々登場します。

1990年代はインターネット黎明期と呼ばれ、Infoseek、WebCrawler、Lycos、Altavista、Excite、Yahoo!、LookSmart、Inktomi/Hotbot、Yandexなど、多くの検索エンジンが登場しました。

1996年にはソフトバンクと米ヤフーの合弁でヤフー株式会社が設立し、Yahoo! JAPANがサービスを開始しました。

・ディレクトリ型検索エンジン開始
1994年以降、さまざまな検索エンジンが登場しましたが、
この時期の検索エンジンはディレクトリ型検索エンジンが主流でした。

ディレクトリ型検索エンジンの特徴は、人手により審査し、厳選したWEBサイトのみが
カテゴリ別に分類され、登録される点です。

審査に合格したWEBサイトだけが登録されるので、
 ・特定の分野に特化したWEBサイトを見つけやすい
 ・コンテンツの質が高い
といったメリットがありました。

その一方で、人の手で収集されていることから、
 ・登録されたWEBサイト数が少ない
といったデメリットもありました。

Yahoo! JAPANが提供していたYahoo!カテゴリは、ディレクトリ型検索エンジンの代表格でしたが、2018年3月29日をもって提供は終了しています。

Yahoo!カテゴリは、人手によりサイト情報をカテゴライズし検索結果に表示していたので、
WEBサイト運営者はYahoo!に対してメールを送信するなどして、
いち早く自社サイトのページを登録してもらえるような作業をしていました。
また、ユーザーはカテゴリを絞って検索をしていたので、
特定のカテゴリ内で最も上位に表示させることが重要な施策と考えられていました。

こういった作業こそ、当時のディレクトリ型検索エンジンに対するSEO対策だったのです。

・ロボット型検索エンジンの台頭
現在の検索エンジンの主流といえば、ロボット型検索エンジンです。
ロボット型検索エンジンは、検索エンジンのクローラーと呼ばれるロボットがWEBサイ
トを巡回してページ情報を集め、データベース化する情報検索システムのことです。
ユーザーが検索エンジンにキーワードを入力して検索すると、データベースに問い合わせられて、検索キーワードに対して適切だと判断されたページが検索結果に表示されるようになっています。

今でこそ、主要な検索エンジンで利用されているロボット型検索エンジンですが、
はじめて検索エンジンに採用されたのは、
 ・1996年の米Yahoo!のAlta Vista
日本国内では、
 ・1998年のYahoo! JAPANのgoo
であり、当時はディレクトリ型検索エンジンとの併用での採用でした。

また、ロボット型検索エンジンが採用された当時は、単純な指標に基づいて検索順位が決定していたため、今ではほとんどのサイトで行われている基本的なテキストの埋め込みや、現在ではスパムと言われている手法で上位表示がなされていました。

当時のSEO対策の主な手法:
 ・titleタグやmetaタグにキーワードを詰め込む
 ・隠しテキストを含まる。
 ・ページを大量に生産する。



Google検索エンジンの歴史
ロボット型検索エンジンの中でも現在最もシェアの大きいGoogle検索エンジンの歴史を見てみましょう。

・1998年 Googleの誕生
主流だったディレクトリ型検索エンジンと併用される形で、ロボット型検索エンジンが徐々に使われ始めるようになり、その利便性や網羅性からロボット型検索エンジンの利用率が年々増えていきました。

そうした中でも、1998年に誕生したGoogle検索エンジンが頭角を表します。
Google検索エンジンは、開発されたのは1997年とされていますが、Googleが設立されたのは1998年のことです。

誕生当初のGoogle検索エンジンは、
 ・情報量が多いページほど優先的に検索結果に上位表示される
など、検索の質を担保するための画期的な仕組みがない、といった問題を抱えていました。

このような検索エンジンの脆弱性を解決するためにGoogleが考案したのが、
ページランク(PageRank)」と呼ばれるアルゴリズムです。


・2000年 Googleが日本語検索に対応
1998年に設立したGoogleでしたが、日本語サービスが開始されたのはそれから2年後、2000年のことです。
当時、日本国内における主流はYahoo! JAPANの検索エンジンでしたが、Googleのブランドのロゴと検索窓というシンプルなデザインの検索エンジンはとても斬新で、急速にシェアを広げていきました。

他の検索エンジンよりも、比較的遅く登場したGoogleでしたが、どの情報を優先的に表示させるのかを判断する独自の評価システム、つまり検索アルゴリズムを開発したことで、検索エンジンが乱立する時代の中で台頭するようになりました。


・Yahoo!の検索エンジンとしてGoogleが採用される
1990年代後半までに最も利用されていたポータルサイトは、高品質なWEBサイトがたくさん登録されていたYahoo!といえるでしょう。
ただ、Googleが登場した後の2000年に、Yahoo!がロボット型検索エンジンとしてGoogleを採用したことで、WEB上で情報を収集するというスタイルが徐々に定着し始めました。

当時の3大検索エンジンと呼ばれていたのが、Yahoo!・Google・MSN(Bing)です。
検索エンジンにおけるGoogleの台頭を脅威に感じたYahoo!は、2004年に一度Googleとの提携を解消し、大手のロボット型検索エンジンを買収したり、独自の検索エンジンYSTの開発に力を入れたりと奮闘していましたが、2010年に再びYahoo!はGoogleを採用しています。

これにより、検索エンジンはディレクトリ型検索エンジンから、徐々にロボット型検索エンジンが優勢となっていき、とうとう2014年にはGoogleが検索エンジンのシェア率でトップを獲得しました。


▶SEOの歴史
1990年代は、検索エンジンが爆発的に普及し、一般の家庭でもインターネットにアクセスして簡単に情報を探せるようになっていました。

それにより、WEBサイトから集客につなげるには、主要な検索エンジンで検索されたときに、
自身のWEBサイトやページが検索結果の上位に表示させる、
ということの重要度が急速に高まりました。

そこで登場した考え方が、SEO(検索エンジン最適化)です。


・1990年代のSEO
さまざまな検索エンジンが登場した1990年代でしたが、
当時の検索エンジンといえば、ユーザーが検索したキーワードと一致する単語を含むページを返すことはできても、それ以上のことはできないなど、情報の質が大きく問題視されていました。

たとえば、
 ・ページ内やメタタグに大量にキーワードを含める
 ・WEBサイトのページ数を無作為に増やす
 ・隠しテキストや隠しリンクを詰め込む
 ・アンカーテキストに無理やりキーワードを盛り込む

といった質を担保しない単純な手法が多く、今ではGoogleの品質評価ガイドラインに背くブラックな手法として禁止されているような手法がいくつも存在していました。

これが、1990年代に行われていた初期のSEO対策です。

この当時は、
 ・ページ内のキーワード数
 ・WEBサイト内のページ数
 ・HTMLタグ(特にtitleやmeta)の最適化がされているかどうか
といった点が主な評価要因であったため、このような小手先のテクニックだけで検索上位に表示されているような時代でした。

また、検索エンジン側が定期的にアルゴリズムを修正しても、検索エンジンのアルゴリズムの脆弱性をつく新たなブラックハット手法が登場するなど、いたちごっこが繰り返されていました。


・2000年代のSEO
2000年代は、検索エンジンの精度が徐々に高度化され、それに伴いSEOも大きな変化を遂げました
そのきっかけとなったのが、Googleの台頭です。

Googleは、独自のロボット型検索エンジンを用いていることはもちろん、
他の検索エンジンにはなかったページランク(PageRank)を導入しています。

ページランクは、Googleの考え方に基づいた検索アルゴリズムで、WEBサイトの評価をコンテンツだけでなく他のサイトからの参照数などで数値で評価する方法のことです。
ページランクが登場する前は、キーワードの出現率といったページ内容に起因する単純な指標により検索順位を決定していましたが、ページランクが導入されたことで検索順位を決定する指標として外部リンクが注目されるようになりました。

Googleは、年に数回の頻度で
 ・貼られているリンクが多いWEBサイト
 ・多くの質の高いページからリンクが貼られているWEBサイト
に対して、価値の高いWEBサイトであるという評価をしてページランクを引き上げ、検索結果に反映させるといったシステムを取っていました。

その結果、
ページランクの数値が大きいWEBサイトは検索順位で上位に表示されやすい、
という認識が強くなり、
次のような外部リンク対策が効果のあるSEO対策として大きく注目されました。

 ・外部リンクの数をとにかく増やす
 ・ワードサラダによる外部リンクの自動生成
 ・過剰な相互リンク集
 ・全く関係のないリンクを表示させるコメントスパム

このように、検索順位を決定する指標として外部リンクが注目されたことで、いかに外部リンクを集めるかに関心が集まったのが2000年代のSEO対策です。
そして、2000年後半にかけて、リンクを提供するタイプのSEOサービスの需要が大きく拡大していきました。


・2010年以降のSEO
2010年に入り、Yahoo! JAPANはGoogleの検索エンジンを採用しています。
これにより、SEOはGoogleを中心に回っていると考えられるようになり、
効果的なSEOを行うには、Googleの検索アルゴリズムに注目してWEBサイトを運営することが重要な施策とされるようになりました。

一方で、Googleは「より良いサイトがユーザーに利用される」ように検索アルゴリズムのアップデートを次々に行い、その後も今に至るまで定期的にアップデートが実施されています。

当時から、Googleの検索アルゴリズムの評価基準の指標は、最低でも200以上あるとされています。
過去にあった代表的なGoogle検索アルゴリズムの変化を振り返り、Googleがどのような意図をもっているのかを把握して今後のSEO対策に活かすことが大切です。


抜け穴が多く存在していた外部リンクの判定方法を見直し、過剰なSEOやブラックハットSEOを行うWEBサイトを排除するために実施されたのが、次に紹介するパンダアップデートペンギンアップデートです。

この2つのアルゴリズムのアップデートは、2010年~2016年におけるSEO対策に多大な影響を与えたアップデートです。


・2011年 パンダアップデート
2011年2月に実施されたGoogle検索アルゴリズムのアップデートがパンダアップデートです。
日本では2012年に導入され、その後も定期的にアップデートが実施されています。

パンダアップデートは、
「品質の低いコンテンツは検索結果の上位表示されにくくする」主旨のアップデートです。
 ・品質が良いサイトは順位が上がり、
 ・品質が悪いサイトは順位が下がる、
ようになりました。

パンダアップデート導入前は、内容の乏しい低品質のコンテンツや、ユーザーの役に立たないコンテンツが検索結果に上位表示され、良質なコンテンツを持つWEBサイトがそれらに埋もれてしまう、といった現象が多く発生していました。
G
oogleは、パンダアップデートを導入することで低品質なコンテンツやユーザーの役に立たないコンテンツを検索結果から除外し、良質なコンテンツを持つWEBサイトを検索上位に表示されるようにしました。

例えば、
 ・オリジナル性が低い
 ・オリジナルコンテンツよりも広告の割合が多い
 ・同じWEBサイト内のページで重複する部分が多い
 ・誘導だけを目的とするページ
 ・無断で複製されたコンテンツ
 ・自動生成された大量のコンテンツ
といったWEBサイトは、パンダアップデートの影響を受けやすいWEBサイトです。

ユーザーニーズに応えたWEBサイトを検索結果に上位表示させるように、Googleはパンダアップデートのようなアルゴリズムを実施して検索エンジンの精度を向上させています。

このようなコンテンツ品質に対する評価基準が変わっていく中で、Googleの検索エンジンから安定した評価を得るために、以下の2つが不可欠です。

 ・ユーザーが本当に知りたいことは何かを追求する。
 ・ユーザーに役立つ良質なコンテンツを発信続ける。


その後もパンダアップデートは定期的に繰り返されました。現在では、AIによるアルゴリズム変動の自動アップデートの1つとされていますが、「コンテンツ品質」は現在もSEOの軸となっているSEO要件です。


・2012年 ペンギンアップデート
2012年4月に実施されたGoogle検索アルゴリズムのアップデートがペンギンアップデートです。
最初のアップデート以降、数回更新されていますが、ここ数年で最も大きな更新が行われたのは2016年9月のペンギンアップデート4.0で、これ以降は発表や告知なく自動でアップデートが行われるようになりました。(パンダアップデートと同様です)

ペンギンアップデートは当初、Googleの品質ガイドラインに背くブラックSEOやスパム性のある手法を用いているWEBサイトの検索順位を下げることを目的に導入されました。俗にいう「ペナルティ」(大幅な順位下降)の対象となるWEBサイトが多くありました。

ペンギンアップデート導入前は、外部リンクを認識する技術があまり高くなく、貼られた外部リンクの数だけで評価されている時期がありました。そのため、検索順位を作為的に上げることを目的に行われるブラックハットSEOが横行していました。

この状況を重くみたGoogleは、ペンギンアップデートを導入してブラックハットSEOを用いるページの評価を下げ、価値のあるページを上位表示させるようにしました。

先述した、
 ・隠しテキスト
 ・隠しリンク
 ・ワードサラダ
 ・コピーコンテンツ
 ・過剰な相互リンク集
などのブラックハットSEOを用いているWEBサイトは、ペンギンアップデートの影響を多く受けたとされています。

但し、これらのアップデートの悪影響として、スパム性のリンクへの順位下降を利用して、「対象サイトの順位を下げるためのSEO」、俗にいう逆SEOやネガティブSEOを提供する会社が出現しました。特定のサイトの検索順位を下げるために意図的に行われる悪質な手法に利用されました。

そういった中、ペンギンアップデート4.0の導入されたことにより、不正なリンクは無視されるようになり、ブラックハット的な手法やスパム性のあるものに対する評価をマイナスではなく、単に無視する、つまり無効化するような仕様に変更されています。

万が一、身に覚えのない不正なリンクを貼られてしまった場合でもペナルティを受ける心配も、検索順位に大きな影響を受けることもなくなりました。但し、2019年1月にGoogle日本法人が手動でスパム性のある外部リンクネットワークにマイナス評価を課す、などの手動での監視体制は今も続いており、健全なリンクによる評価が重要とされて
います。


・2015年 モバイルフレンドリーアップデート
2010年以降、パンダアップデートやペンギンアップデート以外でSEOに大きな影響を与えたのが2015年4月に実装されたモバイルフレンドリーアルゴリズムです。

モバイルフレンドリーは、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、モバイル端末からのWEBサイト閲覧数が急激に増加したことを受け、Googleのウェブマスター向け公式ブログで発表された仕組みです。
モバイルフレンドリーが実装されたことで、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に対応しているWEBサイトはモバイル検索結果に優遇されて表示されるようになりました。

2016年5月にはモバイルフレンドリーアップデートが実施され、その結果モバイルフレンドリー化されたサイトであるかどうかが、これまで以上に検索順位に影響する要因となることが発表されました。

Googleは、モバイルフレンドリーをはじめ、モバイル検索結果のアルゴリズムに対応したSEO対策の実施を推奨しています。
サイトがモバイルフレンドリー化されているかどうかは、Googleサーチコンソールのモバイルフレンドリーテストで確認できます。


・2016年 モバイルファーストインデックス
2016年11月、Googleの公式ブログにてモバイルファーストインデックス(MFI)の採用が発表されました。
モバイルファーストインデックスは、これまでデスクトップ用のページを基準に評価をしていたものを、モバイル用のページを基準に評価するといった検索アルゴリズムの変更です。

急増したモバイルユーザーに快適なユーザー体験を提供することを目的に、モバイル向けページのインデックスを優先させるというのがGoogleの狙いであると考えられています。

・2018年 モバイルファーストインデックス開始
2016年に採用が発表されていたモバイルファーストインデックス(MFI)でしたが、2018年3月に行われたアップデートにより本格的に導入が開始されました。

モバイルファーストインデックスが適用される前は、デスクトップ向けページが検索順位を決める評価基準となっていますが、モバイルファーストインデックスが適用されるとデスクトップ向けページではなく、モバイルページ向けページに評価基準が変更され、検索順位が決定されるようになります。

つまり、これからはスマートフォン向けのページを重視して検索結果の順位付けが行われるということです。

本格的にモバイルファーストインデックスが開始されたことで、今後ますますモバイルSEOの重要性が高まると予想されています。
モバイル用WEBサイトからの集客数やコンバージョンをアップするためにも、スマートフォンページの最適化、つまりモバイルSEO対策を講じて、Googleが推奨するモバイルフレンドリーなWEBサイトを運用していきましょう。

ちなみに、モバイルファーストインデックスが自分のドメインに適用されると、Googleサーチコンソールにそれを知らせる通知メッセージが届くようになっているので、必ずGoogleサーチコンソールに登録しておきましょう。

6-2.現在のSEO対策

ここまでの流れを振り返ると、SEOの歴史は検索エンジンの仕組みや成り立ち、そして検索アルゴリズムアップデートの変更によって目まぐるしく変化してきたことがわかります。

昔は、検索順位を決定するアルゴリズム自体の精度が低く、キーワードの出現率や文字数など単純な指標により検索順位が決まっていて、ブラックハット的なSEO手法がいくつも存在していました。

ただ、その後2000年代に入るとGoogleの台頭するようになり、独自の大型の検索アルゴリズムのアップデートを年に数回の頻度で実施してきました。
その結果、検索結果の脆弱性をつく不正なSEO手法が徐々に排除され、検索結果の質が大きく改善されました。

今この瞬間にも、検索エンジンは進化を続けています。
検索エンジンの精度が向上すればするほど、小手先の技術を使ったSEO対策は通用しなくなります。

検索エンジンの読み込み能力が向上した今、
 ・ユーザーにとって使いやすいWEBサイトであるか?
 ・検索エンジンに対して分かりやすいWEBサイトであるか?
といった点が強く求められていることからも、
今後はこれまで以上に本質的な施策に取り組む必要があるといえるでしょう。

また、依然として、リンクの重要度は衰えていないように見受けられることからも
 ・ユーザーにとって参照される価値のあるコンテンツであるか?
 ・SNSなどで拡散されやすい設計やページ作りをしているか?
なども重要です。

それでは、今現在押さえておきたい施策を2019年の最新情報を踏まえて紹介します。


▶E-A-Tを意識したWEBサイトづくり
2018年8月1日に、コアアルゴリズムのアップデートが実施されたことが発表されました。
このアップデートは、2012年のペンギンアップデート以降、最も大きなSERPs(検索結果を表示するページ)の変更とされ、これまで以上に影響を受けたWEBサイトが多かったように見受けられます。

特に、このアップデートによる影響を受けたWEBサイトの多くは健康に関するサイトといったデータもあります。

コアアルゴリズムアップデートは、これまで以上に
 ・品質の高いコンテンツを高く評価し、
 ・よりユーザーにとって有益な情報を与えたWEBサイトは評価されるようなる、
といったユーザーファーストの概念をベースにしたアップデートです。

また、コアアルゴリズムアップデートの直前には、Googleの検索品質評価ガイドラインの最新版がリリースされました。その中で、以前からある重要な概念としてE-A-TやYMYLについて言及しています。

E-A-Tは、
Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・TrustWorthiness (信頼性)
の略であり、コアアルゴリズムアップデートと同じく、ユーザーファーストの概念をベースにしたものです。

専門性は、特定のジャンルに対してどれだけ詳しいかということ、特に時間をかけて調査して見解を示し、最終的に解決する方法まで記述するのが理想です。

権威性は、日本語でいう知名度です。だれが執筆したページであるかを明確にし、あの人が書いた記事なら安心、この会社のいうことなら間違いなさそう、とユーザーに思ってもらえる活動が重要です。

信頼性は、文字通り、信用に値する引用を掲載するということです。例えば、多くの信頼を集めているページを引用元としてコンテンツに記載する、WEBサイトを見やすく使いやすく整えることで、ユーザーからこのサイトなら探している情報がある、と思わせることが重要です。

このように、検索エンジンの上位表示を狙うためには、WEBサイトへの訪問者に対して
有益な情報を提供すること、E-A-Tを意識したWEBサイトづくりをすることが、検索エンジンからの良い評価につながると推測できます。

また、YMYLの概念も、このE-A-Tと関連しています。YMYLとは「Your Money or YourLife」の略で、消費者のお金や健康にかかわるコンテンツには、E-A-Tが深く関係してきます。

YMYLの概念は、ユーザーにとっても最も大事なものは特に注意して扱わらなければいけない、というユーザー目線から生まれたものです。それを顕著に示すアップデートが2017年にありました。
Googleのアップデートは原則全世界に対して共通に行われるのが通例ですが、2017年に日本語検索における独自アップデートを行っています。このアップデートの背景にはYMYLやE-A-Tの問題があるとされています。

具体的には、日本国内の大手メディア運営企業が、健康に関する信ぴょう性の低い記事を大量に掲載したことによってSNSでの拡散やニュースなどで取り上げられるなど、社会問題になりました。
その際に、キュレーションメディアのPV至上主義の運用が問題視
されました。これらの出来事を受けて、Googleは「YMYL」が守られていない、と判断されたのではないか?と憶測されています。

今後のSEOでもこのようなYMYLに関するコンテンツを扱うときは法令順守に気を遣うとともに、E-A-Tを高めていく取り組みが必須と言えます。



▶サイテーション
Googleの検索エンジンアルゴリズムの評価指標の一つとして考えられている要素がサイテーションです。

サイテーションとは、日本語でいう学術論文の言及といった意味がありますが、第三者に引用されたといった意味も持ちます。いわゆる外部リンクとは異なったニュアンスです。

例えば、外部サイトからリンクされていなくても、○○って使いやすい、○○は便利、といった指名キーワードや固有名詞を用いて、褒められたり、反対に批判されたりといったことがありますが、これがサイテーションと呼ばれるものです。

Googleはこれまでも、そのサイトの人気度の指標として、外部リンクの数と質を主な判断材料してきましたが、
最近は、このサイテーションを外部リンクと同じようなものとして扱われている可能性があると考えられています。

他の人にWEBサイトの話をWEB上でたくさん言及される、つまりサイテーションが多ければ多いほどWEBサイトとして信頼性が高いとされ、検索順位も上がりやすくなると考えられています。

そこで実践したいのが、サイテーション対策です。
WEB上で自社サイトを話題になる、言及されるだけでいいので、直接リンクを獲得するよりもハードルが低く、リスクが少ない、というメリットがあります。

サイテーション対策には、
 ・独自性の高いWEBサイト名にする
 ・拡散したくなる話題性のある取り組みをする
 ・記事を頻繁に更新する
 ・SNSで日常的に情報発信をする
 ・ポータルサイトに登録する
といった方法があります。但し、批判的なサイテーションが多い場合はSEO効果以上に失うリスクがあるので注意が必要です。近年の「炎上マーケティング」などは、広告主だけでなく広告代理店も批判対象として挙げられることが多いので、扱いには注意しましょう。


▶強調スニペット
検索エンジンの検索結果ページに表示されるWEBサイトの説明文のことをスニペットといいます。
このスニペットのうち、ユーザーが検索したキーワードが質問であると判断されたときに、検索結果に回答をダイレクト表示することを強調スニペットといいます。

強調スニペットは、必ずしもすべての検索結果に表示されるわけではなく、検索結果の一番上に表示される場合もあれば、広告枠やローカル検索の間に表示される場合もあります。

強調スニペットはテキストが四角く囲まれて表示されるので、一般的な検索結果に比べてより自サイトのコンテンツを目立たせることができるといったメリットがあります。

それなら、強調スニペットにどうやったら表示できるのか?ということですが、
それに対してGoogleは、強調スニペットの内容をWEBサイト運営者自身が設置することはできないと明言しています。

意図的に強調スニペットに表示させることはできませんが、
 ・キーワード検索ツールを使って適切なキーワードを見つける
 ・ユーザーのためにどのような情報が必要か意識してコンテンツを作成する
 ・ユーザーの検索に対して回答を提供できるようなコンテンツ作成を意識する
といったことを心がけることで強調スニペットとして採用される可能性が高くなります。


▶モバイルファーストインデックスに対応する
2016年から採用が発表されていたモバイルファーストインデックス(MFI)でしたが、2018年3月に本格的に展開を開始しました。

これにより、今後はWEBサイトのモバイルページ向けに対応しているページは、デスクトップ用ページより優先的にインデックスされるようになります。
そして、モバイル用に対応していないページは、デスクトップ用ページをもとにインデックスされるので、検索順位の下落につながる可能性があります。

モバイルファーストインデックスに対応するためには、
モバイルユーザビリティやモバイルフレンドリーを意識してページ作りやサイト設計を行うのが最も確実です。

たとえば、
 ・モバイルページがない
 ・モバイルページに対応していない
 ・一部がモバイルページに対応していない
 ・デスクトップ用とモバイル用を別々のURLで運用していて適切な対応をとっていない
 ・モバイルページはあるがデスクトップページと同等レベルのコンテンツを提供できていない
といったWEBサイトは対応が必要になります。

Googleサーチコンソールでも上記のチェックは可能となっているため、積極的な利用と修正を推奨します。

また、モバイルファーストインデックスに関する発表から数ヶ月後の2018年7月には、スピードアップデートの導入が発表されました。
デスクトップ検索に限らず、モバイル検索においてもページの読み込み速度を検索ランキングの決定要素として使用するという内容なので、合わせて対策した方が良いでしょう。

尚、現時点では「ページの表示速度が速ければ速いほど有利」ということではなく「遅くなければ不利にならない」というニュアンスが強いです。

モバイルファーストへの動きが加速する中、
 ・使いやすさ
 ・デザイン
 ・機能性
を備えた優れたモバイルサイトを作成するために、次のような点を考慮することが大切です。


レスポンシブウェブデザイン:
レスポンシブウェブデザインは、同一のURLに対して、1つのソースで返せる方法で、各端末のサイズに応じて表示内容を最適化させることができることから、モバイルファーストインデックスに有効とされています。
ただ、レスポンシブウェブデザインを導入した場合、端末によっては要素の一部を非表示にすることでページが重くなるといった課題を抱えています。
スピードアップデートが導入された今、今後の課題はより軽量化されたレスポンシブウェブデザインが必要であるということです。

動的な配信:
レスポンシブウェブデザインは、パソコンサイトとモバイルサイトで同じHTML、同じページを見せて、CSSにより見せ方を切り替えています。
一方、動的な配信(ダイナミックサービング)は、URLはパソコンサイトとモバイルサイトと同じですが、アクセスする端末によって見せるHTML、つまり見せるページを切り替えて配信する方法です。
動的な配信は2種類のページを作るので多少手間がかかりますが、自由度が高く、チューニングがしやすいといったメリットがあります。

別々のURL:
運用のしやすさやといった点で見れば、レスポンシブウェブデザインが有効という見方が強いです。
ただし、WEBサイトを利用するユーザー層がパソコンサイトとモバイルサイトで明らかに異なる場合は、あえて別々のURLを用意して運用をしたほうが有効な場合があります。

ただ、別々のURLにするときはいくつか注意があります。
例えば、パソコンサイトとモバイルサイトで別々のURLにするときは、2 つの URL の関係を タグ、rel="canonical" 要素で正規化する必要があります。正規化することでパソコンサイトの外部リンク評価やSEOキーワード評価を、モバイルサイトに引き継ぐことが出来ます。


モバイルファーストインデックスに対応する方法はいくつかあり、その中でもGoogleが推奨している方法がレスポンシブウェブデザインです。
ただ、ここで紹介した通り、場合によってはレスポンシブウェブデザイン以外の方法で対応した方が良い場合もあります。よって、自社のサービスやWEBサイトの状況に合わせて、最も有効な方法でモバイルファーストインデックスに対応したモバイルサイトを構築していきましょう。


▶MEOに力を入れる
MEOはMap Engine Optimizationの略で、主にGoogleマップに対するマップエンジン最適化のことです。
Google Mapで検索された際に表示される一覧のうち、自サイトを上位表示させるために行う一連の施策のことを指します。

WEB上からの集客が必要な飲食店などのサービスの場合、検索エンジン対策と併用して、MEO対策をすることで検索ユーザーへの露出を高める効果が期待できます。

例えば、Google Mapは検索結果の上部に表示されることが多いため、上位表示されることで予約や電話での問い合わせなどにつながりやすくなります。
また、MEOに取り組んでいる企業はSEOに比べ、それ程多くないので、競合性が低く、上位表示を狙いやすいといったメリットがありま
す。

ちなみに、Google Mapに自サイトを表示させるには、検索結果の上位3位以内に入る必要があります。

Googleマイビジネス(無料)の登録をした上で、
 ・Googleマイビジネスの情報を最適化する
 ・お店の写真や説明文を充実させる
 ・口コミを充実させる
 ・評価レビューを充実させる
といったポイントを中心に対策を進めていきましょう。


▶外部リンクを集める
昔も今も、外部リンクによるSEO効果は期待できます。
事実Googleは、検索順位を決定する重要な要因に外部リンクが含まれていると言及しています。先ほどのサイテーション対策ほど簡単ではありませんが、その分、直接的な効果が見込めます。

ただ、外部リンクであれば何でも良いというわけではありません。
SEOに有効とされる外部リンクは、検索順位を上げるために貼られた不自然なリンクではなく、あくまで自然な形で貼られたリンクのことを指します。
自然なリンクが多いWEBサイトは、ユーザーからの信頼を獲得でき、Googleからの評価アップにつながります。

そして、このような自然なリンクを獲得するには、
 ・リンクを貼りたいと思わせる良質なコンテンツを作り続ける
 ・内容が明確なページタイトルをつける
 ・興味をひく見出しをつける
 ・定期的に更新してユーザーの信頼を獲得する
 ・スマホユーザーが快適に閲覧できるようにスマホ対応のWEBサイトを制作する
 ・SNSを活用して拡散につなげる
といった地道な作業を続けることが大切です。


▶コンテンツ
検索エンジンの精度は日を追うごとに向上しているので、ただひたすらコンテンツを増
やしても、それが低品質なコンテンツであれば、アクセス数のアップや自然なリンクの
獲得にはつながりません。
最新のアルゴリズムにおいて重要とされるのは、大量のコンテンツではなく、質の高いコンテンツだからです。

例えば、SEOに効果のある質の高いコンテンツは、以下のような特徴があります。
 ・検索ユーザーのニーズに応える有益な情報を提供するコンテンツ
 ・独自性の高いコンテンツ
 ・ユーザーに満足してもらえるコンテンツ
 ・ユーザーの悩みを解決する価値あるコンテンツ
 ・他サイト以上に情報量が多いコンテンツ

また、コンテンツを作成したあとは、Googleアナリティクスのようなツールを使って、アクセス数や自然検索流入数などのアクセス解析を行い、数値が伸びていない場合は既存のコンテンツの見直しをする作業が必要です。

このようなSEOに効果のある質の高いコンテンツ作りは、効果が見られるまでに少し時間がかかります。ただ、一度作ったコンテンツはWEBサイトの大事な財産となり、WEBサイト運営を続ける限り集客効果を発揮するものです。
現在のSEO対策にとって、外部リンクの獲得同様、質の高いコンテンツの作成は変わらず重要な施策なので、中長期的な施策として根気強く続けていきましょう。

6-3.これからのSEO

高度なAI技術、そして音声認識技術の進歩のおかげで私たちの生活が劇的な変化を遂げています。
そして、その変化は検索エンジンの分野にも大きく活用されています。

ここでは、検索エンジンに大きな影響を与えている
 ・音声検索
 ・動画SEO
など、これからのSEOについて紹介します。


▶音声検索
音声検索の需要拡大は、従来のキーワード検索から会話型の検索にシフトし始めているということでもありますが、その背景には急速に増加したモバイルユーザーの検索ニーズに応える必要性が高まったから、ということも考えられます。

今後、音声検索を利用するユーザーの増加に伴い、SEOの観点からも音声検索を意識的に注視していく必要がありそうです。
それではまず、これからのSEOを考える上で注目される音声検索について見ていきましょう。


・近い将来、検索全体の半分は音声検索に!?
近年、音声検索に対する注目度が日に日に高まっています。
2016年頃には、すでにGoogleの検索全体の2割以上は音声検索が占めていると発表されていますが、さらに数年後には検索全体の半数近くが音声検索になると予測されています。

WEBサービスの利用が進み、音声認識技術が進歩したおかけで日本国内でも普及しつつあるのが、最近話題のスマートスピーカーです。

米国で急成長したスマートスピーカーは、インターネットを介して人の音声を認識したAIが質問や要望に応えてくれるスピーカーのことです。
通常、買い物をしたり、調べ物をしたりといったときは、パソコンやスマートフォンを利用するのが一般的ですが、スマートスピーカーの登場でこうした作業をパソコンやスマートフォンを介さず、音声のみで操作できるようになりました。

OK GoogleやHey Siriなどの音声検索方法は、すでに一般にも認知されており、今後ますます音声検索の注目度、そして需要が高まることが予想されています。

音声検索に対する注目度が増すということ、すなわちそれは音声検索のSEO需要がより高まるということです。
音声検索が加速する中、今後は音声検索に出やすくするにはどうしたら良いのか、ということを意識したSEOを考える必要があるといえるでしょう。

・音声検索結果に表示されやすいWEBサイトの特徴
音声検索が急増する中、スマートスピーカーのGoogle Homeで1万回の音声検索をして検索結果の傾向をみる、といった興味深い調査が行われました。

この調査の結果からは、以下のような音声検索の結果に表示されやすいWEBサイトの傾向が発見されました。
 ・ページの表示速度の速さはSEOに大きな役割を持っている
 ・音声検索結果に表示されるWEBサイトの多くはhttpsサイト
 ・音声検索クエリに対して回答にはシンプルなものが選ばれやすい
 ・構造化データは音声検索にあまり関与していない
 ・ドメインオーソリティの高いWEBサイトが選ばれやすい
 ・FacebookやTwitterなどのソーシャルで人気のコンテンツが採用されやすい
 ・PC検索で上位表示されているコンテンツが選ばれやすい
 ・titleタグに検索クエリが含まれていなくても選ばれる
 ・強調スニペットに表示されているWEBサイトは選ばれやすい
 ・音声検索結果の回答はコンテンツ内の一部が抜粋されている
参考:https://backlinko.com/voice-search-seo-study


・音声対策に対するSEO対策
海外の調査結果から、音声検索結果に表示されやすいWEBサイトの特徴は、通常の検索結果と似たような傾向があることがわかります。
このような傾向から、音声検索に対するSEO対策をどのように進めれば良いのか、ということを考えていきます。

1)ページの読み込み速度を重視する:
音声検索結果に表示されやすいWEBサイトの特徴に、ページの表示速度の速さが関係している可能性があるとお伝えしましたが、こういった傾向から今後はページの読み込み速度を重視したSEO対策をすることが必要になると言えます。

例えば、
 ・ページの読み込む速度が低下する原因となり得る無駄なリソースを省く
 ・AMP対応にしてWEBサイトの軽量化を図る
 ・画像やCSSなどのファイルのサイズを縮小して負荷を最小限に抑える
といったことがページの読み込み速度の改善につながります。

2)会話型のキーワードへの対応が必要:
2015年10月、GoogleはRankBrain(ランクブレイン)の導入を発表しました。
RankBrainはAIを導入しており、WEBページ内にtitleタグやh1タグ、meta descriptionタグ、そしてコンテンツに検索キーワードが含まれていない場合でも、ユーザーの検索クエリを理解することによってさまざまな検索結果を提供することを目的としています。

そのRankBrainの一つが音声認識という機能であり、人の音声からAIが検索意図や目的を理解し、最適な結果を表示できるように研究が進められています。

以前は、「渋谷 カフェ」のようにキーワードを入力して検索する方法が一般的でしたが、AI技術や音声認識技術の発展に伴い、最近は「渋谷で人気のおしゃれなカフェは?」といったように話し言葉や文章で検索されるようになりました。

つまり、音声検索では、これまでのSEOで対策していた検索キーワードを狙う戦略は通用せず、ユーザーが会話の中で使うであろう自然なキーワードに対応できるコンテンツを作ることが必須になりそうです。

例えば、「渋谷で人気のおしゃれなカフェは?」という音声検索クエリに対して、自サイトのページを検索結果として表示させるには、それに対する答えとして文章化したキーワードをページタイトルなどに含めるといった対策が必要です。


▶動画SEO
近年、動画を使ったWEBマーケティングが急成長中です。
これまでもテレビコマーシャルを中心に動画を使ったマーケティングは行われてきましたが、インターネットの普及やモバイルユーザーの増加に伴い、商品やサービスなどを説明する動画コンテンツをWEBサイト内に掲載する企業が増えています。

2021年には、オンライントラフィックの80%がオンライン動画になると予測されています。
ここ数年で急速に普及している動画コンテンツは、テキストや画像よりも訴求力が高いだけでなく、ユーザーに多くの情報を届けやすいといった特徴があります。

こういったことから、これからのSEOは動画コンテンツに目を向けることが重要といえるのではないでしょうか。


・動画コンテンツはSEO効果が高い!?
SEOは、テキストをメインとして作られたWEBサイト向けの対策であって、動画コンテンツはSEOにそれほど効果的ではないのでは?と思われる人もいらっしゃるかもしれません。
ところが実際は、動画コンテンツが検索結果に関係していることがわかってきています。

例えば、2010年にアメリカの調査会社Forrester Researchは、
「動画が含まれているページは、動画が含まれていないページよりも約53倍の確率で検索結果の1ページ目に表示される」
という調査結果を発表しています。

つまり、動画を埋め込んでいるページやコンテンツは、検索エンジンからの評価が高く、検索結果の上位に表示される可能性が高くなるということです。


・検索エンジンが動画を評価する判断基準は?
検索エンジンのAI技術や音声機能は確実に進化を遂げていますが、現状、検索エンジンのクローラーは動画を視覚的に見て内容を読み取ることはできません。

そのため、検索エンジンは動画を評価する判断基準として、動画のタイトルや説明文、タグなどのテキスト情報を重要視していると考えられています。
他にも、その動画の再生回数やチャンネル登録数、コメントの数、それにサムネイル画像などが評価ポイントとなっているのでは、といわれています。


・動画SEOはYouTubeを利用する
YouTubeは、Googleに次ぐ世界で2番目に多い検索トラフィックを保有している検索エンジンです。
あまり知られていないのですが、YouTubeは2006年にGoogleに買収されているので、実はGoogleのグループ会社の一つです。

こうしたことが検索結果に影響しているかどうかは定かではありませんが、YouTubeから配信された動画が一定の割合で検索結果の上位に表示されています。

世界的にも高いシェア率を誇るYouTubeを上手く活用することで、YouTubeユーザーとGoogle検索エンジンのユーザーを同時にカバーできるともいっても過言ではなく、これから動画SEOを行うのであれば現状はYouTubeを活用することが無難といえるでしょう。


・YouTubeを使った動画SEO対策
ここでは、YouTubeを使った動画SEOで現状必要なことをいくつかまとめています。
 ・動画のタイトルに入れるキーワード
 ・動画の説明文をうまく活用する
 ・タグで関連性をアピールする
 ・興味を惹くサムネイルにする

1)動画のタイトルに入れるキーワード:
現状、YouTubeを使った動画SEOに最も重要なこと、それは動画のタイトルに入れるキーワードです。
検索エンジンは動画の内容を人のように目で確認することができないので、動画に付与された情報、つまりタイトルに含まれたテキストを認識して判断材料としています。
YouTubeに掲載する動画の内容にマッチしたタイトルにすることはもちろん、動画を探すときにユーザーが入力しそうなビデオキーワードを選定する必要があります。

ビデオキーワードの選定は、従来のSEO対策でキーワード選定するときと同じように、YouTubeの検索窓を使ってサジェストキーワードを表示させるといった方法がおすすめです。

また、すでにYouTube動画をコンテンツに使用している場合は、YouTube アナリティクスというツールを使えば、動画を視聴しているユーザーが使用した検索キーワードを確認できます。

2)動画の説明文をうまく活用する:
動画のタイトルと同じく、重要とされているのが動画の説明文です。
YouTubeには、それぞれの動画にアップデートされた日付が表示されています。そして、その下に数行で表示されているテキストが、動画の説明文にあたる部分で、[もっと見る]と書かれた部分をクリックすると、説明文の続きを見ることができます。

検索エンジンは、動画の説明文に記載されたテキストを読み込むことで動画の内容を理解しているので、この説明文に書かれた内容を最適化することで動画の内容を適切に伝えるということが重要です。
YouTubeでは、動画の説明文に最大で1600文字程度入力できるのですが、最低でも500文字は上回るように記入したほうが良いとされています。

そのほか、
 ・対策しているSEOキーワードを説明文の冒頭50文字以内に使用する
 ・キーワードをテキスト内に数回含ませる
視聴者の回遊率を高めるために、
 ・他に投稿している自社動画へのリンクを設置する
といったポイントを意識しながら魅力的な表現を使った説明文を作成しましょう。


3)タグで関連性をアピールする:
動画のタイトルや説明文の他、YouTubeを使った動画SEOで有効とされるもの、それがタグです。
YouTubeのタグは、Googleの検索エンジンやYouTubeに動画の内容を伝えるだけでなく、他の動画の関連動画として表示されるといった役割を担います。

タグは、ターゲットキーワードや関連キーワードのほか、共起語やロングテールキーワードを登録します。

大抵のタグは「SEO」のような単語で表現されていますが、「SEOのやり方」「はじ
めてのSEO」「SEO初心者向け」といったように短文を利用すれば、単語だけのタグよりも多くの内容を持たせることができます。

また、競合率の高い動画の場合はキーワードだけでは検索上位に入るのは非常に困難を極めます。
そこで先ずは、競合動画が使っているタグをチェックし、自社動画でも同じタグを使って関連性が高い動画ということを強くアピールすることが大切です。

4)興味を惹くサムネイルにする:
YouTubeの動画一覧に表示される画像のことをサムネイルといいます。
YouTubeでは、サムネイルに表示される画像によってクリック率が大きく変わるといわれています。

クリック率を高める効果的なサムネイルを作るには、
 ・高画質な画像を用意する
 ・動画の内容をひと目で判断できる視認性に優れたサムネイルにする
 ・どのようなデバイスでも見やすいサイズにする
といった工夫が必要です。


YouTubeを使った動画SEOはまだまだ始まったばかりで、これまでのテキストをメインとしたSEO対策と比べると発展途上の段階にあります。ただ、だからこそ動画SEOを実施している企業はまだまだ少なく、早い段階から本格的に動画SEOに取り組めば大きなチャンスがある分野といえます。
また、動画SEOに取り組む事でYouTube内で検索上位表示されやすくなる事にもつながりますので今回紹介したポイントを参考に、ぜひYouTubeを使った動画SEO対策を始めてみてください。

7.【番外編コラム】スマホ時代の到来とSEO

モバイルファーストインデックス(MFI) の開始以降、Google検索アルゴリズムは、スマホユーザーにとって見やすく使いやすいコンテンツを持つWEBサイト、つまり、スマホ向けサイトに対応しているモバイルフレンドリーなWEBサイトを優先的に評価して検索順位を決定するという方針を展開しています。

過半数の人がスマートフォンから検索しているというWEBサイトの場合は、今後はPC用SEO対策だけでなくスマホ向けSEO対策を行うことが今後必須といえます。

ただ、スマホ向けSEO対策が重要だってことはわかっていても、何か始めたら良いかわからないという人もいると思うので、まずは、これからスマホ対策をはじめる人向けに具体的なスマホ向けSEO対策の手法を解説します。


▶モバイルフレンドリー化されているかチェック
スマホ向けSEO対策で重要なこと、それはスマホユーザーが快適に閲覧できるようにモバイルフレンドリーに対応しておくということです。

ということで、まずはご自身のWEBサイトがモバイルフレンドリー化されているかどうかをチェックしてみましょう。

WEBサイトがスマホ用に最適化されているかをチェックできるツールがモバイルフレンドリーテストです。Google推奨のツールで、URLを入力するだけで簡単にモバイルフレンドリー化されているかどうかを確認できます。

 1)モバイルフレンドリーテストにアクセス
 2)URL入力欄に調べたWEBサイトのURLを入力
 3)[テストを実行]をクリック
 4)判定結果を確認

モバイルフレンドリーテストの判定結果に「このページはモバイルフレンドリーです」と表示されていれば、WEBサイトがモバイルフレンドリー化されているということです。

ただ、以下のような判定結果が表示された場合は、エラーの詳細を調べて修正してWEBサイトをモバイルフレンドリー化させましょう。
 ・互換性のないプラグインを使用しています
 ・コンテンツの幅が画面の幅を超えています
 ・ビューポートが設定されていません
 ・ビューポートが「端末の幅」に収まるよう設定されていません
 ・クリックできる要素同士が近すぎます
 ・テキストが小さすぎて読めません

尚、モバイルフレンドリー化されているかどうかを調べるには、モバイルフレンドリーテストの他、Googleサーチコンソールのモバイルユーザビリティレポートでもモバイルフレンドリー対応されているかどうかを確認できます。

 1)Googleサーチコンソールにログイン
 2)ナビゲーションメニューの[ステータス]をクリック
 3)[モバイル ユーザビリティ]をクリック
 4)モバイルフレンドリーの状態を確認

モバイルフレンドリー化されている場合は、「モバイルユーザーのエラーは見つかりませんでした」と表示されます。
一方、モバイルフレンドリー化されていない場合は、問題の件数という項目にエラーとその内容が表示されます。エラーを確認し、問題を解決したあとは[修正を検証]をクリックして検索リクエストを送信してエラーが解消されます。


▶モバイルフレンドリーテストで指摘されたエラーの主な原因
モバイルフレンドリーテストやGoogleサーチコンソールのモバイルユーザビリティレポートを使ってチェックして指摘されたエラーの主な原因をいくつか紹介します。

以下のような状態になっている場合は、早めにページを修正してWEBサイトをモバイル
フレンドリー化させましょう。
参照元:https://support.google.com/webmasters/answer/9063469?hl=ja


・スマホ対応でないFlashなどを使用している:
「互換性のないプラグインを使用しています」といったエラーが表示されるときは、ほとんどのモバイル用ブラウザでサポートされていないプラグインが使用されていることが原因です。
最近は、Flashなどのコンテンツに対応していないスマホが多いので、このエラー表示されているときは代わりにHTML5など幅広くサポートされている最新の機能を使用しましょう。

・水平スクロールが必要なページ:
スマートフォンからWEBサイトを閲覧するときは、縦にスクロールするのが一般的です。
「コンテンツの幅が画面の幅を超えています」は、ページ内に大きな画像や横に長い表などが使われていて、水平スクロールが必要になっているときに表示されるエラーです。
スマホの画面の幅を超えたコンテンツは、ユーザーが縦や横へスクロールしないと読めない状態になっているのでストレスになる原因になるので注意が必要です。

・ビューポートが設定されていない:
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で、ページを最適に表示させるためのHTMLタグであるビューポートが設定されていないと、「ビューポートが設定されていません」というエラーが表示されます。ビューポートが設定されていないと、スマートフォンの画面にPC用のページが表示されてしまい、スマホユーザーがページを操作しづらい、閲覧しにくいといった状態が起こるので、適切にビューポートを設置しましょう。

・ビューポートが正しく設定されていない:
HTMLタグのビューポートを設定する際に、WEBサイトを表示させる端末のサイズを正しく設定されていないと、「ビューポートが「端末の幅」に収まるよう設定されていません」というエラーが表示されます。ビューポートが正しく設定されていないとスマートフォンの画面がPC用と同じに扱われてしまうので、head要素内にwidth=device-widthを追加して画面幅を合わせる必要があります。

・リンクが近すぎて押しづらい:
スマホの場合、ユーザーは指先でリンクや画像をクリックするので、タップするもの同士が近すぎてしまうと押しづらく、ユーザーは不便さを感じてしまいます。
「クリックできる要素同士が近すぎます」というエラーが表示されているときは、クリックしやすくなるようにクリック要素を修正しましょう。

・文字が小さくて読みにくい
「テキストが小さすぎて読めません」というエラーは、スマホ画面でページを表示させたときに文字サイズが小さすぎて読みにくい状態のときに表示されます。
ユーザーが拡大させなくてもテキストを読めるように修正する必要があります。


▶モバイルフレンドリーの対応方法
スマホからの検索が主流になっている中、モバイルフレンドリーへの対応は必須事項といえます。
モバイルフレンドリーテストの結果をもとに、エラーが表示されている場合は、次のような方法でWEBサイトをモバイルフレンドリーに対応させましょう。

1)レスポンシブウェブデザインで対応する
Googleが推奨している手法がレスポンシブウェブデザインです。

レスポンシブウェブデザインでWEBサイトを構築すると、
 ・モバイル用にビューポートを設定する
 ・文字サイズを調整する
 ・クリック要素同士の距離やコンテンツの幅を調整する
など、ページの閲覧者が利用する端末に応じてレイアウトやデザインを自動で切り替えることができます。

新規サイトを作る際は、あらかじめレスポンシブウェブデザインを採用すれば効率的にスマホ向けSEO対策を進められますし、1つのURLでPC用サイトとスマホ用サイトを管理できるので手間が省けます。

2)ページ表示速度を改善する
モバイルファーストインデックスが本格的な展開を開始して間もなく、2018年7月にはスピードアップデートの導入がGoogleから発表されました。
このアップデートは、今後はデスクトップ検索だけでなくモバイル検索においてもページの読み込み速度が検索順位を決める要素として使用されるというものです。
スマホ用ページの表示速度が極端に遅い場合は、モバイル検索の検索順位が下がるといった影響が及ぶ可能性があります。

ユーザーがすぐに目的のコンテンツにアクセスできるようにするには、スマホ用サイトのページ表示速度を改善しながらモバイルフレンドリーに対応する必要があります。

ページ表示速度をチェックするときは、Googleが提供するPageSpeed Insightsというツールを使います。
PageSpeed Insightsは、WEBサイトのページ表示速度を調査できるほか、表示速度を改善するための修正点の提案などの便利機能があります。

 1)PageSpeed Insightsにアクセスする
 2)「ウェブページのURLを入力」内に調べたいURLを入力
 3)[分析]をクリック
 4)ページ表示速度を確認

[分析]をクリックすると入力したURLのページに関するページ表示速度が表示されます。[モバイル][パソコン]というタブをクリックすることで表示内容を切り替えられます。
ページ表示速度の結果画面には、0~100の値でスコアが表示されています。数値が大きいほど評価が高くなり、ページ表示速度が速いと緑、平均だとオレンジ、遅いと赤の色で分けられ評価されています。PageSpeed Insightsの分析結果には、スコア以外に表示速度を最適化するための提案内容も表示されます。

PageSpeed Insightsの分析結果でページ表示速度が遅いと判断された場合は、以下のようなポイントを参考にページ表示速度を改善させましょう。
 ・画像ファイルを圧縮する
 ・CSSやHTML、JavaScriptを圧縮する
 ・ブラウザのキャッシュを活用する
 ・レンダリングを妨げるJavaScriptやCSSを削除する
 ・AMP対応にする
 ・サーバー性能を高める
 ・HTTP/2対応にする
ページの表示速度の改善は、ユーザーエクスペリエンスの向上はもちろん、検索順位の観点からみても無視できません。
ユーザーがストレスなく目的のコンテンツにアクセスできるように、ページ表示速度の改善する必要があります。

1)主要なコンテンツをスマホ用ページに追加:
スマホ用ページに対応していることが検索順位を決定する評価要素とされている今、これまでPC用サイトで表示させていた主要コンテンツをスマホ用サイトで表示させましょう。

レスポンシブウェブデザインを導入すれば、PC用サイトで表示されていたコンテンツがスマホ用サイトにも同様に表示されますが、ユーザーの利便性という観点からいうと、より見やすく、使いやすく工夫することが大切です。

例えば、スマホ用サイト内で主要コンテンツをより際立たせるために、
 ・配置を調整する
 ・フォントのサイズや装飾を変更する
 ・必要に応じてコンテンツを表示する/非表示にする
といった方法で、ユーザーの使いやすさを考慮しながらスマホサイトを構築します。


今は、モバイルが主流の時代となり、ほとんどのユーザーがスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を使って検索をしています。それゆえ、スマホ向けサイトのSEO対策をおろそかにする事はユーザーファーストを掲げるGoogleの意図と反する事になります。

スマートフォンなどのモバイル端末から検索するユーザーがパソコンから検索するユーザーを超えたことが大きな要因と考えられますが、このようなスマホ時代の到来に伴い、今後はスマホユーザーを意識したスマホ向けSEO対策を行うことがWEBサイトを運用してい
く上で非常に重要になります。


いかがでしたか?
これからSEOの勉強をしていく方に向けにSEO全般に関する基本的な知識について色々と解説してきましたが、ここで最後に今回紹介した内容をざっと振り返ってみましょう。

まず始めに、「SEOとは何か?」というSEO対策の意味や目的について解説しました。
SEOは、WEBサイトを検索結果の1ページ目の上位に表示させるための方法であり、
SEOの目的は、最初にWEBサイトやブログを作成したときの目的や目標を達成することです。
SEOを実践することで、会社の認知度の向上、商品やサービスの売上アップ、ブランドのイメージの向上などの目的や目標を実現できます。

SEOを考える上で欠かせないものとして、次に紹介したのが「検索エンジンの仕組み」です。
検索エンジンは、クローリング・インデックス・クエリプロセスという3つの過程で成り立ち、WEBサイトを検索結果に表示させています。

そこで気になるのが、どういったWEBサイトが検索結果に上位表示されるのか?ということでしたが、
これについては、SEOは不確実なもの。検索順位は変動するもの。ということを前提に、
 ・検索者の意図を汲み取ったユーザーファーストなサイト
 ・E-A-Tを意識して運用されているサイト
 ・検索エンジンからの情報発信に気を配る・より支持を受けているサイト

といった、上位表示されやすいWEBサイトの特徴を紹介しました。

SEOや検索エンジンの基本中の基本を押さえたところで、次にキーワード選定/ページ制作・運用/順位計測・確認という3つのステップにわけてSEO対策の具体的な方法について解説しました。
それぞれのステップでさまざまなことを紹介しましたが、SEO対策でやるべきことや注意すべきことは本当にたくさんあります。
今回は、効率的にSEO対策を進めるために、SEO対策でよく使われているツールを色々と紹介しているので、ぜひご活用ください。

そして最後に、番外編コラムとしてSEO対策の過去や現在、そして未来の話をしました。
SEOの歴史は、検索エンジンの歴史や検索アップデートの変遷を抜きにして語ることはできません。
Googleの誕生から20年の月日が経過しようとしていますが、この間にGoogleはユーザーの利便性を向上させるために検索技術や検索アルゴリズムの進化を遂げてきました。

昨今、AI技術音声認識機能が飛躍的な進歩を見せる中、2015年にGoogleがアメリカや日本を含む10か国において、スマホからの検索数がついにPCからの検索数を上回ったと発表しました。

スマホ時代の到来とともに、スマホの評価がPCよりも重要視される傾向にあるので、
これまでと同様にユーザーファーストを心がけてWEBサイトを運営することはもちろん、
これからのSEOは、スマホユーザーを意識した対策を検討することが必須といえるでしょう。


以上、SEO対策の基本知識についての完全解説でした!