【SEOCON2020】EコマースとSEO


SEOCON2020二日目第二セッションは「EコマースとSEO」というテーマでPi DatametricsのChris Lorimer氏からプレゼンテーションがありました。
「Pi Datametrics」はSEO・デジタルマーケティングに関するサポート・コンサルティング等を行っている会社です。イギリスに本社があり、東南アジア(バンコクやシンガポール)などにも支社があります。
セッション冒頭では、以下のSEO知識習得に役立つWEBサイトをいくつか紹介していました。
・Google Search Console Help Center
どれも有名で有益なサイトなので目を通しておくことをおすすめしていました。
SEOの順序・考え方について

Chris Lorimer氏は、最初に、SEOの戦略を立てていくことについて述べていました。
具体的には、「業界やマーケットのリサーチ作業」、「SEO対策のプランニング」、「SEO対策の実行」、「SEO対策の評価」の4つの順でSEOを進めていくという話でした。

リサーチでは、各業界やマーケットの調査をする中で、カテゴリーやサブカテゴリーに該当するものの仕分け・整理などの必要性について述べていました。
プランニングでは、月間・年間のコンテンツ発信予定表作りを行うなど、順序良くSEO対策を進行していくための考え方について説明していました。
キャッチコピーと内部リンクについて

セッション中盤では、キャッチコピーと内部リンクの重要性について説明していました。
しっかりとキャッチコピー(タイトルや説明文など)を付けることでシェアされやすくなったり、内部リンクをきちんと設定していくことでSEO的に有利になったりするため、結果として、トラフィックが増加するというものでした。
しっかりとコピーを考え、内部リンクを設置していくことは基本的なことですが、これをきちんとしているかしていないかで大きく差が生まれるのでしっかりと行っていきましょうと述べていました。
カニバリゼーションについて

セッション終盤では「カニバリゼーション」について説明していました。
初日のJon Earnshaw氏のカニバリゼーションに関するプレゼンテーションでも述べられていたように、似通ったコンテンツの作成には十分気を付けてくださいと強調していました。
ECサイトはカニバリゼーションが発生しやすい例としてよく挙げられており、特に大きなサイトになるとカニバリゼーションが発生して順位が不安定になることが多いそうです。

Pi Datametrics Chris Lorimer氏
オルグロー株式会社 代表取締役社長 塩田英司
SEOWORLD施策部からのコメント 今回は「EコマースとSEO」というテーマで、SEOを進行していく上で必要となる考え方について学ぶことができたセッションでした。基本的なSEOの注意点に加え、カニバリゼーションについての注意もありましたので、ECサイトのSEOを行う際にはしっかりと監査していく必要があると思いました。 |
SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。
サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超の塩田英司のノウハウをSEOサービスに反映し、2000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。
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