【SMX EAST 2019】YMYLの対応とGoogleのアップデート


SMX EAST 2019第三セッションはlilyraynycのLily Ray氏とglenngabeのGlenn Gabe氏によるプレゼンテーションでした。テーマはそれぞれ「YMYLの対応」と「Googleのアップデート」でした。
YMYLについて

セッション3最初のプレゼンテーターLily Ray氏のテーマは「YMYLの対応」でした。
Googleが発表したYMYLのアルゴリズムでいくつものサイトが順位下落の影響を受けましたが、Lily Ray氏のクライアントサイトも例外なく影響を受けて下降したそうです。

GoogleからはYMYLに対してはWEBサイト所有者が特に何かを変更して対応するものではない、と発表がありましたが、Lily Ray氏はいくつか施策を行い順位を回復させることに成功しました。
今回は、この下がったサイトの順位を回復させた方法について解説していました。
YMYLで下落したサイトで見直したこと

順位回復のためのサイトの見直しは下記4つの切り口で行ったようです。
1.EATのチェック
2.テクニカルSEOの見直し
3.バックリンクのチェック
4.コンテンツとUXの見直し

具体的には以下の10点を見直して順位を回復させるに至ったようです。
1.専門性の向上
2.広告表示が過度になっていないか
3.受賞歴などをサイトに掲載
4.SEOの要素に合ったコンテンツ編集ルールの構築
5.より質の高いコンテンツへのレベルアップ
6.コンテンツの正確さ
7.オーバーなセールス文言使用
8.テクニカルSEOの見直し
9.質の低いページのNoindex化
10.ローカル検索への対応
Googleのアップデートについて

Glenn Gabe氏のプレゼンテーションも同様にアップデートに関することでした。
主には2018年からスタートした医療に関するアップデートの流れと現在について説明していました。Lily Ray氏のプレゼン同様、医療関係に関するサイトの順位上下が大きく観測されたとのことでした。

医療に関するアルゴリズムのアップデータには、EATの改善だけでなくさまざまな要素の見直しが必要なので、Lily Ray氏がプレゼンテーションで述べていたような箇所を大幅に継続的に見直していきましょう、とGlenn Gabe氏は述べていました。

また、アルゴリズム自体についての説明もあり、現在のGoogleのコア・アルゴリズムは「ベイビーアルゴリズム」という小さなアルゴリズムが大量に集まって構成されているという話が印象的でした。
プレゼンテーター
■lilyraynyc
Lily Ray氏
■glenngabe
Glenn Gabe氏
SEOWORLD施策部からのコメント 今回は「YMYLの対応とGoogleのアップデート」ということで、YMYLへの対応策やアルゴリズムの現状について深く知ることができたセッションでした。医療分野のアップデートで順位に影響が出たサイトが多いかと思いますが、EAT改善に限らず総合的にSEO対策を進めていけば順位がまた回復してくる可能性もありそうです。 |
SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。
サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超の塩田英司のノウハウをSEOサービスに反映し、2000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。
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