ベニスアップデートとは

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ベニスアップデートとは

WEBマーケティングやSEOでよく用いられる用語の中から、今回は「ベニスアップデート」の意味やベニスアップデートによる影響、導入後のSEO対策について解説します。

1.

ベニスアップデートの意味は?

「ベニスアップデート」とは、ユーザーの位置情報を活用して最適な検索結果を表示するために導入されたGoogleのアルゴリズムです。ベニスアップデートが導入されてからは検索キーワードだけでなく、ユーザーが検索している位置情報をGoogle側が把握して、その情報に対して最適な検索結果が表示されるようになりました。

例えば、ユーザーが東京都渋谷区で「病院」というキーワードで検索をした場合、検索結果には現在地周辺、つまり渋谷区を中心とした病院関連の情報が検索結果に表示されます。ユーザーが「病院」というキーワードの他に地域名を入力せずに検索した場合、地域性が考慮した結果が返ってきます。

1-1.

Googleによる位置情報の取得方法

位置情報を確認して検索結果に反映させるためのベニスアップデートでは、Google側でユーザーの位置情報を取得して最適な情報を検索結果に表示させています。
Googleでは、ユーザーが使用する様々な端末が持つGPSの位置情報をはじめ、「IPアドレス」や「ロケーション履歴」、「最近検索した場所」に基づいて位置情報を検出しています。

1-2.

ベニスアップデートとピジョンアップデートの違い

ベニスアップデートと混同されやすいのが、ピジョンアップデートです。
ユーザーの位置情報に対して最適な検索結果を表示させるのがベニスアップデートである一方で、ローカル検索と通常検索のアルゴリズムの結びつきを強くして、地域情報結果の品質を高めるためのアップデートがピジョンアップデートです。

詳しくは以下の通りです。

ベニスアップデート(2015年1月に導入)
  • 東京都の渋谷駅で検索した場合、最寄りの施設や情報などが検索結果に表示する。

 
(例)渋谷駅で「エステ」と検索すると、渋谷駅周辺のエステサロンが表示される。

ピジョンアップデート(2014年7月に導入)
  • 「渋谷区」と検索したときと「渋谷駅」で検索したときの結果をより精度高く表示する。
  • 通常検索において、7パック3パックと呼ばれるローカル検索結果の一部を表示する。

 
(例)「エステ 渋谷区」「エステ 渋谷駅」で検索したときに、「渋谷区」「渋谷駅」という地域名の違いによって、表示される検索結果が異なり、かつ、検索結果にローカル検索結果(7パック3パック)も表示される。
 
※ピジョンアップデート以前は、通常検索とローカル検索のアルゴリズムは別々に働いていました。

2.

ベニスアップデートによる影響

ベニスアップデート導入前は「病院 渋谷」といったように、メインとなるキーワードと地域名を複合させたキーワードに限らず、「病院」のような単一キーワードでも検索結果に上位表示されれば、非常に多くのアクセス数を獲得することができました。

しかし、ベニスアップデート導入後は、ユーザーが検索する地域情報に合わせて検索結果を表示させるアルゴリズムが実装されたため、WEBサイトによってはアクセス数が大幅に減少したというケースも少なくありません。

中でも、店舗や地域に関連性の高い単一キーワードはベニスアップデートによる影響を受けやすいことから、病院や美容院、レストラン、カフェ、バー、映画館、クリーニング、動物園などのキーワードでの上位表示を狙うときにはベニスアップデートを意識したSEO対策を実行する必要があります。

3.

ベニスアップデート導入後のSEO対策

特定の単一キーワードを狙ってSEOを行う場合は、以下のような対策を実行することが大切です。

3-1.

地域単位で考えたSEO対策

ベニスアップデート導入後に想定されるWEBサイトへのアクセス数は、全国規模ではなく、店舗周辺の地域からのアクセスが多くなるということを考慮する必要があります。そのため、ユーザーにWEBサイトを見つけてもらいやすくするためにも、店舗の位置情報を正しくGoogleに認識されることが大切です。

飲食店などの店舗の場合、地域に基づいたWEBサイトであるため、地域性を意識した対策を行うことが重要とされています。

例えば、WEBサイトのコンテンツを増やすときに、店舗の住所などを記載することはもちろん、「titleタグ」や「hタグ」というSEOに影響を及ぼしやすいタグに「地域名キーワード」を盛り込みます。また、「その地域に関するオリジナルコンテンツを作成する」、内部リンクの「アンカーテキストに地域名を入れる」といった対策も効果的とされています。

尚、全国から集客したい場合は、特定の地域に対して対策をしてしまうと逆効果となるため、トップページには、特定の地名を入れずに対策し、サブディレクトリなどの地域ごとのページを下層ページとして設けて、地域ごとにページを作るのが理想的です。

3-2.

Googleマイビジネスに登録する

Googleマイビジネスに登録しオーナー確認をすることで、WEBサイトとその地域との関連を承認することができます。店舗の営業時間をはじめ、所在地などの詳細な情報を登録することから、より地域性との関連が強まります。またGoogleマイビジネスに登録することでローカル検索での認識度が高まります。

3-3.

NAPを統一する

「NAP」とは、名称(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)の頭文字をとった言葉です。これらの情報を様々なチャネルで統一して表示することで、ユーザーはもちろん、検索エンジンにも分かりやすく認識してもらえます。


検索キーワードに地域名を含まれていなくても、ユーザーが現在いる地域情報に基づき検索結果を表示できるように導入されたアルゴリズムが「ベニスアップデート」です。

ベニスアップデートが導入されてからは、ローカル検索の正確性が改善しています。地域密着型のWEBサイトを運営していく中で大きなビジネスチャンスにつなげるためにも、ベニスアップデート導入後は地域性を考慮した、ページ作成やキーワードの入れ込み方などの取り組みを行うことがよいでしょう。

 

以上、「ベニスアップデート」の意味やベニスアップデートによる影響、導入後のSEO対策についての解説でした。


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