Yahoo!検索におけるSEO:Yahoo! JAPANが重視するサイト品質の考え方とは?
かつてYahoo!では、スパムと呼ばれるYahoo!検索のサジェスト汚染が大きな問題となっていましたが、2010年以降は徐々にスパム対策を強化するなど以前ほど汚染は拡がっていないようです。
今回は、「Yahoo!のSEOについての考え方を知りたい」という方向けに、「Yahoo!検索の品質向上に対する取り組み」に注目しながら解説します。
Yahoo!検索のスパム行為に対するYahoo! JAPANの考え方
サジェスト汚染を排除するための取り組み
Yahoo!検索のサジェストを作為的に操作するスパム行為を「虫眼鏡SEO」といい、以前は多くの業者がこのような悪質な手法を用いてサービスを提供していました。
そこで、このようなスパム行為の横行を重くみたYahoo! JAPANが2010年12月10日に発表したのが、「Yahoo!検索の品質向上に対する取り組み」です。
Yahoo!検索のスタッフブログ(2018年3月31日をもってサービスを終了)でも説明がありましたが、「Yahoo!検索の品質向上に対する取り組み」には、
- 虫眼鏡SEOはスパム行為である
- このような行為を発見した場合はなんらかの措置を実施することがある
- 刑事、民事での法的責任を追及することがある
といったことを明確に表記しています。
Yahoo!に依頼してサジェスト汚染を防ぐことが大切
虫眼鏡SEOなどのサジェスト汚染への対策として言及した「Yahoo!検索の品質向上に対する取り組み」によって、大幅にサジェスト汚染の件数が減少しました。しかし、現在も不適切な関連ワードが表示される場合や、この方針の裏をかくような手法を行う悪質な業者が少なからず存在します。
自社のWEBサイトに対して虫眼鏡SEOを行うことは言うまでもなく絶対にやってはいけない行為ですし、誹謗中傷対策と謳って広告などにも注意が必要です。もし万が一、問題となる関連キーワードを見つけたときには業者を使うのではなく、Yahoo!の公式サイトにある「Yahoo!検索 - 関連検索ワードに関する情報提供フォーム」に直接依頼をしてサジェスト汚染を防ぐことが大切です。
【Yahoo!検索 - 関連検索ワードに関する情報提供フォームへはこちらのページから】
Yahoo!検索ヘルプ - 「関連検索ワード」とは
※ページ下部にリンクがあります。
以上、「Yahoo!検索におけるSEO:Yahoo! JAPANが重視するサイト品質の考え方」についての解説でした。
SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。
サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超の塩田英司のノウハウをSEOサービスに反映し、2000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。
この記事をシェアする